80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

「マネとモダン・パリ」展を観ました

2010年06月19日 | シニア日記
場所は東京丸の内の三菱村に再生した三菱一号館美術館です。

三菱の元祖岩崎家が特に英国の建築家に頼んで、
明治20年代に、初めて洋風事務所建築である三菱一号館を建てたのですが、
この程、それを美術館として再構築しました。今回は其の記念展なのです。


昔風の重厚な木の扉、各部屋に設備された古めかしい暖炉、
床は新しく磨かれた木製で、壁も塗り替えられて新旧入り混じった建物となっていました。

只、美術館的で無いのが部屋の広さで、大きな展示用の部屋はありません。
小部屋をグルグルと引き廻されますし、床の木が参観者の靴音を響かせます。
床はフェルトか何かを敷いて欲しいですね。


さて、エドゥアール・マネ(Edouard Manet)ですが、
今回は数多くの絵が纏められて陳列されていました。

彼は近代絵画の創始者とも言われ、
後に続く印象派やその他の画家に決定的な影響を与えたそうです。。

何が特徴かと言われるとよく判らないのですが、彼が多く描いた肖像画について言えば、
「黒」の色調が鮮やかに生かされていると思いました。

彼の代表作「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」を観るとよく判ります。

(上掲写真の一番左ーー右側がハレーションです。済みません)

又、同時代の画家の油彩、建築素描、町の風景なども多く、
当時のパリの都市化の様子もよく判ります。

WeekDayでしたが、結構観客も多く、これが土日休日なら、
この狭い展示場でどう処理するのかなと、疑念を持った位です。




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