80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

本の紹介「からだの一日」

2010年02月28日 | 本の情報
1日24時間の人間の体の機能、働きを克明に解説した本。

どんな時間帯にどういう動きをしているか、
全く本人の意識外で、忙しく働き続けているのですね。

副題に「大陸を探検する様に人体に分け入った科学」とあります。

一寸一部だけご紹介しますと、
「第13章 狼の時刻」では、

 午前2時。 こんな時間に一体どこの誰が起きているのだろう。
 トラックの運転手、病院の医師、パイロット、
 ・・・・そして途方もない数の高齢者くらいのものか。

 彼ら(高齢者)の大半が頻繁に「マイクロ覚醒」を経験している。
 ・・・・こうした短い覚醒は数秒しか続かないが、一晩で200回から1000回起きて
 深い睡眠を阻害している。結局寝るのも目を覚ますのも若い人よりずっと早い。


この事についても後、10数ページの解説が付いています。
(そう言えば、何か心当たりもありますね)

実によく調べているというか丁寧な解説ですね。結構面白くて興味が持てます。

只、少し専門的な個所もあって、ボリュームも多いので読み切るのが大変。

最後に50ページに及ぶ原注が付いていてびっくり脱帽。
(大半は英文なのですが・・・。 
 これだけの注釈を付けている日本の本は余り見た事がありません)


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