スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード
パプア・ニューギニア、シンガポールのエピソード等

コスタリカ再訪(152)紫色 (morado)

2016-10-24 17:49:56 | コスタリカ
 
 ron con pipa (ラム酒のココナッツ・ジュース割り)をいただきながら、馬鹿話に花が咲く。アルコールが入ってくると、普段寡黙な筆者も饒舌になる。しらふで外国語を話すとき、つい文法を意識してしまい、あまり滑らかに話せないが、アルコールのせいで文法をあまり意識しなくなる。とはいっても、ブロークンになってはいないようだ。
 馬鹿話をするとはいっても、さすがはセレブたちである。教養のない人とはやっぱり違う。見た目も違うが、中身も違う。
 筆者が着ていったパープル(morado。mora「桑の実。英 mulberry」の派生語)はコスタリカの人気サッカーチーム Saprissa のチームカラーのようである。あとで、ネットで Saprissa のユニフォームを検索してみたが、確かに色はパープルである。ただし、縞にはなっていない。昔のユニフォームは縞だったのかもしれないが、ヒットしない。教えてくれた人はもちろん Saprissa のファンであった。36年前からこのチーム名は知っていた(創立は1935年とのこと)が、ユニフォームまでは覚えていなかった。
 36年前、サッカーの試合の中継がラジオから流れていたのを思い出す。アナウンサーが興奮しまくっていたが、詳細は「コスタリカのスポーツ(2)サッカーのゴールシーン」をご覧いただきたい。
 さて、mora という言葉でもう一つ思い出したことがある。グアダルーペの下宿によく遊びに来ていた女の子となぞなぞ遊びをさせられたが、こんななぞなぞもあったような気がする。
 「いつも遅れてくるのは何色の服を着ている人でしょうか」
 答えは「紫色」。
 これはスペイン語で考えないと解けない。
 「遅れる」ということばは、スペイン語では demorar で、名詞形は demora である。「紫色」は morado で、mora の部分が共通する。質問のスペイン語を正確に覚えていないのが残念だが、大意はこんなところだったと思う。
 これをパーティーで披露できれば、もっと人気が出たのだろうが、惜しいことをした。日本に帰ってから思い出した。
  
  
ポチッとクリック、お願いします。  
↓↓↓

スペイン語 ブログランキングへ

スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
好評発売中!!こちらは、このブログとは別物です。もちろん、トリビア満載です。