Río Celeste Hideaway Hotel をチェックアウトして、まず、この日のハイライトである“Parque Nacional Volcán Tenorio”(テノリオ火山国立公園)へ向かう。ここにホテルの名前に使われている Río Celeste (空色の川)の源流があるのである。
ホテルからは遠くない。
地図で見ると、1キロ強である。道も一本道である。舗装されてはいないが、路面状態はあまり悪くない。スイスイ車を走らせると、左側に何やら土産物屋らしき小屋がある。実は、これが国立公園の入り口事務所だったのだが、看板が土産物屋風だったので、つい行き過ぎてしまった。カーナビもあまり正確な表示はしてくれない。行き過ぎた先には何もないので、変だなと思って引き返す。
今度は右手にさっきの小屋が見えてきた。ここしかないと思って、入ってみる。駐車場に車をとめる。欧米人らしき人たちを中心とした観光客の姿も見える。看板を見て確認したら、やっぱりここでよかったのである。
【英語がわかれば、看板のスペイン語も大体わかるのでは。BIENVENIDO の BIEN は英語の well、VENIDO は動詞 venir (英 come)の過去分詞形で、英語の WELCOME に相当する。】
高床式の平屋の事務所で料金を払う。窓口はなく、事務室に入って手続きをする。並んでいたが、長蛇の列ではない。そう長くは待たされなかった。事務室には英語とスペイン語のほかに、ドイツ語を話す女性通訳がいた。ひょっとして、フランス語もできるかもしれない。
料金の詳細は記録していないが、いつものように、コスタリカ人料金と外国人料金の二本立てだったと思う。二人で2600円強だった。ただ、ここでは、他の国立公園のように、チケットをもらわなかったような気がする。
すでに、10時を過ぎていたので、さっさと見て回らないと、すぐ日が暮れる。何でも往復2時間はかかるそうである。公園内にはトイレがないので、入る前に済ませておく。
「歓迎」の看板のすぐ横が公園の入り口である。特に、ゲートのようなものはない。
まずは一番奥の Teñideros (手元の辞書にはこの語は載っていないが、動詞 teñir「染める」の派生語で、「染めるもの」の意味であろうことは想像できる。つまり、ここで川の水が celeste 「空色」に染められていくということだろう。)を目指す。途中に滝がある。しかし、滝つぼに降りていく道が急な坂になっていて、降りたはいいが、帰りの登り道が地獄道だそうで、一番奥まで行くスタミナが奪われるので、先に奥まで行ったほうがいいというアドバイスをスタッフか誰かに聞かされていた。素直にアドバイスに従う。
これから上の写真のような絶景が待っているらしい。
【Río Celeste Hideaway Hotel のホームページより。Parque Nacional Volcan Tenorio の画像もご参考までに。】
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