Teñideros で青の世界に浸るが、浸りっぱなしというわけには行かない。名残惜しいが今来た道を引き返す。
Laguna Azul を過ぎると、上り坂である。ほどなく、往路では立ち寄らなかった展望台(Mirador、地図では Vista Panorámica と表示)に登る。登るとはいっても、ほんの5段である。
【Parque Nacional Volcán Tenorio の画像より】
【上の2枚は筆者撮影】
ここは1年中雨が降る熱帯雨林ではない。立派に乾季がある。カリブ海側は1年中木が青々と茂っている熱帯雨林であるが、こちらは乾季に入ると、いくらか茶色っぽくなる。
帰りには滝つぼが待っているので、展望台には5分もいれば十分である。このあたりからまた、だんだん坂が急になってくる。それでも、滝つぼからの帰り道に比べれば、まだまだ天国なのであった。
滝つぼへ降りる道のところまで来ると、“I'm done”といって休んでいたアメリカ人の爺さんがまだ休憩中であった。Teñideros や Laguna Azul のすばらしさを聞かせて、行く価値はあると伝えたが、もはや滝つぼへの往復でエネルギーを使い果たしたようだった。
滝つぼへの道はコンクリートで舗装された階段であるが、かなり急である。降りるときは膝に来て、膝が笑う。100段以上あっただろうか。いちいち数えていないので、よくわからない。降りるのに5分ではすまなかったような気がする。
初めのうちは滝つぼが見えなかったが、だいぶ降りたところでそろそろ見えてきた。こうなると、少し元気になる。
元気を出して、降りきった。あまり広くはないが、人で混雑しているわけではない。
【筆者撮影】
【Río Celeste Hideaway Hotel のホームページより】
滝つぼのすぐそばまで下りると、滝つぼの水の青が薄く見える。やはり、少し上のほうから撮ったほうが青がきれいである。
マイナス・イオンを浴びて、リフレッシュする。気持ちがいいので、帰りたくないが、そういうわけにも行かない。10分ぐらい、いやもう少しいただろうか。帰り道を思うと気が重い。
途中で何回も休み、やっと登りきった。降りるときの何倍時間がかかっただろうか。アメリカ人の爺さんの気持ちがよくわかる。やはり、先に奥まで行って、正解であった。
滝つぼへ降りる道の辺りで、中国人の観光客がいた。3人のグループである。他には中国人らしき観光客はいなかったので、中国語で大声で話したりはしていない。スペイン語はできないようだったが、英語はできた。上海出身だと言っていたが、どうも、中国本土から直接来たのではなく、アメリカから来たような感じである。
昔は中国人観光客はほとんどいなかったものだが、これからだんだん増えていくのだろう。
入り口まで戻った時には午後1時ごろだった。ぐったりであるが、これから次の目的地、Tilarán を目指す。ここには女房殿のいとこやおばが住んでいる。
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