オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「さよなら。いつかわかること」

2008-05-07 17:51:11 | 映画・DVD【さ】
みなさま、GWはいかがお過ごしでした

dim子は四日に友人と三人で北鎌倉へ出かけたのですが、いやはやすごい人でびっくらこきました。
見渡す限り人人人(続く)。
延々続く大名行列のように、路上は人が途絶えることがないのです。
高いところから見下ろしたら、人で埋め尽くされた道路はコンクリート部分が見えないくらいなんでございますよ、ええ。
食事をしようと思っても、どの店も長蛇の列。
お店によってはお昼をちょっと過ぎたくらいで早々と「本日の分は終了しました」と札を下げていたりして、いかにすごい人が北鎌倉におしよせたかがうかがい知れます。

そして六日は友人と映画を観に銀座へでかけました。
思ったよりお店も映画館もすいていて、快適でしたね。
この日に観た映画はニコケイ主演の「NEXT」とジョン・キューザック主演の「さよなら。いつかわかること」。
まあこの際「NEXT」はおいておいて(いや~~ニコケイの髪の毛が不自然でねえ・・・)「さよなら。いつかわかること」のお話をば。




ホームセンターで働くスタンレー(ジョン・キューザック)のもとに、陸軍軍曹としてイラクに単身赴任していた妻グレイスの訃報が届きます。
スタンレーはあまりに突然のことで、妻の死を受け入れられません。

愛する二人の娘達に妻の死を告げようとするのですが、無邪気な二人の顔を見ているとどうしても言うことができないスタンレー。
彼は衝動的に二人を連れ出し「二人の行きたいところへ行こう」と、フロリダの遊園地へと車を走らせます。
それは実は彼自身が妻の死を受け止めるために必要な旅だったのでした。



妻の死に押しつぶされそうになりながらも、子供達の前では笑顔で元気な父親を演じるジョン・キューザックが実に健気(?)でありました。
また父親が自分達の願いをかなえてくれるので、大喜びする子供達にも涙を禁じえませんでした。
初めははしゃいでいた子供達ですが、子供というのは親が思うより過敏で、親の異変にそれとなく「何かあるな」と気づくものなんですね(と子供がいないワタシが言うのもなんですけど)。
旅が進むにつれ、父親をそれとなく気遣うようになる長女。
まだまだ幼さが残る長女でしたが、この旅をとおして大人の領域に一歩近づいたのでした。

まったりと時間は過ぎていきます。
旅の途中、何かとてつもなく大変なことが起きるわけではありません。
見る人によっては睡魔に襲われることもあるでしょう(ハイ、ワタクシ涙を流したまま何度か寝そうになりました・・・)。
初めはちょっとぎくしゃくしていた父と娘達でしたが、次第に心を通わせていきます。
彼らは大切な人を失ったけれど、その悲しみを乗り越えるのに不可欠な温かい絆という大切なものを得たのでありました。



そう、これはdim子がもっとも苦手とするというかもっとも涙してしまう「お父さんが頑張る」映画なのです。「娘も頑張る」映画なのです。
ジョン・キューザックは勿論ですが二人の子役が巧いですね。
特に微妙な年頃の長女役の子の表情がとってもよかったです。
やっぱりこういう映画は子役がものをいうんだなーと実感。

そうそう、初めにジョン・キューザックが出てきた時、疲れがにじみ出ているような顔のたるみと、不摂生がたたったような身体のたるみに実はびっくらこいたのでした。
それに彼はあんなに内股で歩く人でしたっけ(汗)????
あれは役の上でそうしていただけだよね・・・と思いたいdim子でありました。



本作に美しい音楽を提供してくれたクリント・イーストウッドと。
このつるっとした姿を見る限り大丈夫みたい?キューザック。
コメント (20)
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