欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『幸せを呼ぶ…床の間の話←物置代わりは貧乏になるのは本当!』

2015年12月23日 09時05分47秒 | 建築のうんちく





『日本の家には神聖な場所がある!』




古来より、日本の床の間は神聖な場所と考えられています。

…なんと、縄文時代の竪穴式住居にも、現代の床の間にあたる場所があったのです!



縄文時代は、竪穴式住居の中の奥まった場所に、子孫繁栄を願って、石を男根の形に彫刻し、直立して立てたのです!

『この男性のシンボルを石棒と呼びます!』



昔の日本人も、家の中の特定の場所を、『神聖な場所』として奉ったわけです。



…そして、時代は流れ、日本家屋に床の間が出現します!



よく、外国人に、『床の間とは何か?』『殿様が座る場所か?』等と聞かれます。

『そんな時、私は、ギャラリースペースであると、答える様にしています。』

『客人をもてなす為に、季節の花等を飾り、家の中にも自然を持ち込む為の空間であると…』



…ですから、その様な『神聖な場所』に、タンスを置いたり、段ボール箱を積み重ねないで欲しいのです。


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