M様に、無理を言って制作をお願いしたロフティン・ホワイト真空管アンプHC-2SEが組みあがりました。
お手数をおかけしました、ありがとうございましたm(__)m
さっそくM様のお宅のタンノイ・オートグラフで鳴らしてもらいました、豊潤な音質で完璧な仕上がりです、そして持ち帰りまして自作のバックロードホーンと繋ぎました。
音色は2A3ロフティンホワイトのソプラノの透明で澄んだ音とアルトの柔らかさは繊細で、ボーカルの瑞々しさは出色でしょう。
管球シングルならではの暖かく優しい響きで鳴っています、何と言っても低域の豊かさがすばらしいです、これほど低域が豊かとは思ってもみませんでした。
これほどの心地好さは想像以上です、そしてなんとノイズが一切出ないのです。
これには正直驚きました!
ホーンに耳を近づけても何の音も聞こえないのだ!
もちろんハム音も全く聞こえないから、本当にアンプを繋いでいるのか、電源が入っているのかも分からないほどです。
トランジスターアンプでもこれほどまでにノイズのない製品にはお目にかからない。
真空管でそれを実現したパフォーマンスはさすが凄いですね、出力は少ないですが、音のみならずパワー感も十分です、そういう意味でもすばらしいアンプだと思います。
まだエージングの途中ですが、ボリューム控えめで聴く落ち着いた雰囲気を求める時には2A3シングルアンプは最適です。
真空管アンプの音には独特の艶があります、この艶が真空管の魅力のすべてであるといっても過言ではないはずです。
バックロードホーンともベストマッチングです。
私的には真空管の暖かみと、まったりとした低音と澄んだ音色には何事にも変えがたく、うっとりと癒されるのです(笑)。
直熱3極管の2A3に使用している真空管ですがロシア製Sovtekです。
ドライバー管の6N1P(6DJ8に差し替え可)はスベトラーナ社を使用。
トップの12AT7はエレクトロハーモニクス。
トランス類はすべてアドバンスのオリジナルです、プリメインだけあって、入力は3系統、トーンコントロールもあります。
出力管を守るためにB電源にはタイマーを利用した遅延回路が組み込まれていますので、ヒーターが十分温まるまで高圧は真空管に負担はかからない設計となっております。
その時にあの余った穴2個を使います。3mmなら良いのですが
おそらく3.2mm位あるでしょう。お手数ですが、穴径を計って連絡してください。ご返事はメールでも私の方のコメント欄でも結構です。よろしく願います。