明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



神主姿の柳田國男の仕上げを始める。柳田にはヘナヘナとした烏帽子を被らせている。作中には烏帽子を取るシーンなどないが、取った場面も作りたい。人間の頭の形は重要である。額の形など、ないがしろにすると、金輪際その人物にはならない。眼鏡を外し、烏帽子を被っていても柳田には見えるが、せっかく作った禿げ頭も見せたいのである。幸い“揉み”烏帽子といって柔らくポケットに仕舞えそうな烏帽子なのでかまわないであろう。  小津安二郎生誕の地、江東区の古石場文化センターに収蔵いただいている小津安二郎像だが、予算が降りて専用ケースを用意することになった、と連絡がきた。小津コーナーのレイアウトも変えるという。ウチでただムスッとしていることを考えると、常に見ていただけるのは有難いことである。 
明日はようやく雨が降りそうな気配である。待ちに待った、といいたいが、目的の場所が、月曜が祝日の場合翌日が休みだという。まだ天候に関する運の悪さが続いているとしたら、明日は雨で、明後日は晴れ、ということになるであろう。明後日曇りか雨になったらすぐ撮影に行かなければならない。 人間の撮影が二人残っているのを忘れていた。

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