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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



異界の住人でない登場人物は総勢5人である。正確にいうと旅館の女中が2人いるし、通行人が少しはいても良いと思うが、全体のバランスを把握していない現段階では、そこまで考えていない。 しかし横で自分を出せ、とうるさい人物が一人いる。その人物は以前、私は一言もいっていないのに、自分も出演する、と某店で女の娘に言触らしていたらしい。私はどうせ嘘をつくなら絶対ばれない嘘か、もしくはばれても恥ずかしくない嘘をつくべきだと思うが、平気でばれる嘘をつく人がたまにいる。それはともかく。 その人物にすると、見知った人達が、なんだかワサワサやっているのが楽しそうに見えるらしく、それが我慢できないらしい。仮に何か役があったとしても、噛んで含めるようにいって通じない人に、私の意図が伝わるとは思えない。百歩譲って横でコップをつかんでいる細くて干からびた腕を見ていて、これに水掻きつけてリアルな河童の手、というのも一瞬考えなくはなかったが、それだったらあくまで私が造形すべきであろう。 しかしそういえば一つだけ役があるといえばある。その役は顔が出ないので、私が危惧する、私が作った河童より、こっちの方がよっぽど河童じゃないか、といわれる恐れがない。

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