凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

信じるしかないが・・・

2011年03月15日 | 雑記
ガソリン難民から解放されまして、先ほど夜勤仕事から帰ったところ。
政府広報つうか、東電さんの発表つうかの「輪番停電」に惑わされるわ、
コンビニに食料はないわ、水なんか全くないわ。

震度4~5の関東・神奈川県がこんな状態。
直撃ではなかったのに、まるっきり「災害指定都市」の様相。

…都市ってこんなに弱いんだな、とつくづく思う今日この頃。

目の前で災害が起こった、というレベルではないのに、自分の生活で手一杯であります。
それなのに、仕事は休めない。
むしろ、「仕事が非常事態発令状態」であります。

…自分の身内の心配をする間ももてない。

なんだろうか、この状態。


そんな中でも、合間に観るテレビ報道で、嫌というほど嫌な話ばかりが流れます。

直撃した宮城・岩手の惨状。

原発災害が起きた福島。

そして思うわけです。


「ああ、アイツとアイツの嫁さんは大丈夫だろうか」


岩手には、かなり昔、行きました。

大学に入学し、ガイダンスに出席した際、隣に座って、いきなり「ペン貸してくれませんか?」と言った
アイツ。
なぜかそんな些細なことから、大学生活の4年間の殆ど、「バカ3兄弟の長男と次男」という扱いで
過ごした次男。
思えば、一番マトモで気が良くて、モテて、それでいて常にボケまくっていたヤツ。
「大学でバンドやりたいなぁ」なんて言う割に、楽器が全く出来ないヤツ。
服と漫画(特に少女漫画)が好きで、テレビ買う金が服に化けてしまったヤツ。
飲み会で「何か歌え」と言われたら、いきなり吉幾三の「雪国」を朗読し始めたヤツ。

そんなヤツが、大学卒業して、故郷の岩手で高校教師になり、その一年後に、
大学の同級生と結婚して。

…その式場が、「岩手県」って…

おい、呼ばれた俺達はみんな東京近県だぞ、と。
なんつうやつだ。
そう思いながらも、残った「バカ三兄弟の長男と三男」、そしてその悪友五人は、
まるで珍道中を愉しむように、片道八時間、車で岩手へ。

披露宴で「矢切りの渡し」を模して、渡し船に乗って入場した二人を見て爆笑したり。

体育館のような会場で、壇上に上がってカラオケ歌った二次会で盛り上がったり。

そして、また八時間かけてクルマで東京に帰り、まっすぐうちに帰らず行きつけの飲み屋で
バカ騒ぎして、…
何故か運転してなかったワタシが、飲み過ぎなのかなんなのか、ひっくり返って介抱される
という事態になり…


そんな、「ヤツとの思い出の一連」が、
被災地の映像にダブってしまうのです。


あれから、相当の年月が過ぎ、全く音信不通になっているのは、
多分、ワタシがいつまでも落ち着いた生活が出来ない為だと…
まぁ、「お互い生きていれば、いつかはもう一度バカをやることもあるだろう」なんて、
とてつもなく楽観的に考えていたんですが…


こうなると、とてつもなく不安になる。

無事だろうか?
無事だとしても、大変な思いをしているんじゃないだろうか?
ヤツとヤツの家族が無事だとしても、やはりキツイ思いをしているんじゃないだろうか?

そんなコトは、想像でしかなく、確信は何もない。

「生きていれば大丈夫」

なんて、簡単に言えない。

疎遠にしていた自分を悔いるしかない。

それでも、

いままで楽観的に考えていたスタンスを変えてしまっては、
ますます「不安」はつのるばかり。


何をすべきか?
どうすべきか?

今は信じるしかない、と。

お前、俺たちの中で、一番運が良かったもんなぁ。


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2 コメント

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ともかく、 (でみぞ。)
2011-03-16 22:56:56
無事であることを信じましょう。

みんな笑って会えるように。
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大丈夫だったか (KIO)
2011-03-15 19:31:41
ああ、“A”のことか・・・?
そういや俺なんか全然会ってないし、多分忘れられてると思うけど。

前、君が言ったよな、「さよなら」はつかわないって。
また会うことがあるからって。
そうだよ、また会えるさ。
“S”や“I”にだってまた会えるよ。


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