凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

TKと呼ばれた男。

2008年11月05日 | 雑記
「TM NETWORK」で音楽業界に現れ、「TRF」や鈴木亜美やhitomi、安室奈美恵、篠原涼子、浜田雅功など、数々のアーティストのプロデューサーをつとめ、浅倉大介や松本孝弘、北島健二など一流のアーティストとも関係を持ち…
「globe」というスーパーユニットを作り…

まあ、そんなことを今さら語らずとも、有名すぎるTK。

小室哲哉。

一発変換で出てきますからね。
そんぐらい有名。

その「小室哲哉」が、詐欺容疑で逮捕された、と。


正直、何も違和感を感じなくなっている自分に驚きました。

かつては良く聴いていたのですよ、TM NETWORK。
メジャーデビューの「金曜日のライオン」から、ヒットした「Get Wild」あたりまでですかね、熱心に聴いていたのは。

ある意味、「こっぱずかしいけどポップでいてスピード感のあるサウンド」にはまりまして。

しかしなぁ、どことなく「浮き世離れ」した、つうか「現実感がない」つうか…そんな所も持ち味ではありましたが…

あれはもしかしたら、TK氏の「モラル」「感性」そのものだったのかもしれません。

ある番組で、彼はこんなコメントをしていました。

「レコードがCDになり、MDになり、今やデータ配信で気軽に音楽は手に入れられるようになった。音楽業界で必要とされるものの質は明らかに変わった。
かつてはシングル単位・アルバム単位で購入するものだったが、今は何万とあるデータの中から選ばれる音楽が良い音楽で、売れる音楽。
そこには、名声も楽曲の良さも関係ない。
選ばれるのは、その時、耳に入って『キャッチーである』ということだけ」

彼はとても肯定的に語ってました、「ポップスはそうあるべき」というような感じで。

…逆に、このコメントの内容は彼の音楽を否定しているはずなのに。

ワタシは思うのですよ。
2000年に入る前に、彼は「名声だけで食いつなぐアーティストに成り下がってしまった人」だと。

マイケル・ジャクソンと一緒です、そういう意味で。
努力しない天才の末路…としか言いようがないし、それを世間のせいにしても、ね。

悲しいかな、栄華は一瞬。
音楽業界は特にそう。

その中で、どうやって自分を保ち続けるか。

誰もが悩むでしょうが、誰もが直面する問題でしょう、売れるとか売れないとかと関係無く。


今回の事件、彼が本当に自分の意思でやったことなら、…

悲しいですがね、彼にとって音楽の価値がその程度だったってことかも。

まるで古本屋に手塚治虫先生の初版を売るような、「無造作」な扱い。


何がそうさせたにしろ、ファンが泣くでしょうねぇ。

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1 コメント

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ある意味、不幸。 (でみ兄)
2008-11-09 13:24:58
最初にウケちゃったのが、不幸の始まりなんでしょうね・・・。

つ~か、こっちは売れる前に聞き始めて、売れた時点でアキた・・・。
この時点で先が見えた感じだったんだけど、そうなっちゃいましたね。

何聞いても同じなんです、彼の曲。
嫌いじゃないんだけど、さすがにアキる。
新しい試みもない・・・せいぜい、アレンジをイジる程度。

そのときに曲調がウケただけで、別に天才ってわけでもないんだよね・・・オマケに秀才でもない。

おそらく、本人が一番わかってて、一番不安に感じてたんだろうけど・・・プライドが先に立っちゃったのかなぁ・・・?

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