狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

英領ジブラルタルが米の差押要求拒否しイランタンカー解放:英「日章丸事件」同様敗北、米面子丸潰れ/UK defeat, US lost face completely, Desperate Bolton

2019-08-20 20:54:32 | イラン2012~2019
 ※ 本記事において幾つかの引用文献と画像を借用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.


 Red Alert !!, Iran-US Moreover "False Flag"


 
 
 
 

 出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」 
 


 
 



 旧約聖書・出エジプト記23章1~2節
  偽りのうわさを言いふらしてはならない。悪者と組んで、悪意ある証人となってはならない。
  悪を行なう権力者の側に立ってはならない。訴訟にあたっては、権力者にかたよって、不当な証言をしてはならない。

 The Old Testament・The Book of Exodus 23:1~2
  “You shall not spread a false report. Don’t join your hand with the wicked to be a malicious witness.
  “You shall not follow a crowd to do evil. You shall not testify in court to side with a multitude to pervert justice.

 
 



 新約聖書・ペテロの手紙 第一4章15~19節
  あなたがたのうちのだれも、人殺し、盗人、悪を行なう者、みだりに他人に干渉する者として苦しみを受けるようなことがあってはなりません。
  しかし、キリスト者として苦しみを受けるのなら、恥じることはありません。かえって、この名のゆえに神をあがめなさい。
  なぜなら、さばきが神の家から始まる時が来ているからです。さばきが、まず私たちから始まるのだとしたら、神の福音に従わない人たちの終わりは、どうなることでしょう。
  義人がかろうじて救われるのだとしたら、神を敬わない者や罪人たちは、いったいどうなるのでしょう。
  ですから、神のみこころに従ってなお苦しみに会っている人々は、善を行なうにあたって、真実であられる創造者に自分のたましいをお任せしなさい。

 The New Testament・The First Epistle of Peter 4:15~19
  For let none of you suffer as a murderer, or a thief, or an evil doer, or a meddler in other men’s matters.
  But if one of you suffers for being a Christian, let him not be ashamed; but let him glorify God in this matter.
  For the time has come for judgment to begin with the household of God. If it begins first with us, what will happen to those who don’t obey the Good News of God?
  “If it is hard for the righteous to be saved, what will happen to the ungodly and the sinner?”
  Therefore let them also who suffer according to the will of God in doing good entrust their souls to him, as to a faithful Creator.

 
 



 新約聖書・ローマ人への手紙16章17~20節
   兄弟たち。私はあなたがたに願います。あなたがたの学んだ教えにそむいて、分裂とつまずきを引き起こす人たちを警戒してください。彼らから遠ざかりなさい。
  そういう人たちは、私たちの主キリストに仕えないで、自分の欲に仕えているのです。彼らは、なめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましているのです。
  あなたがたの従順はすべての人に知られているので、私はあなたがたのことを喜んでいます。しかし、私は、あなたがたが善にはさとく、悪にはうとくあってほしい、と望んでいます。
  平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。
   どうか、私たちの主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。

     ※(自分の)「欲」= 直訳:(自分の)「腹」

 The New Testament・The Epistle to the Romans 16:17~20
    Now I beg you, brothers, look out for those who are causing the divisions and occasions of stumbling, contrary to the doctrine which you learned, and turn away from them.
  For those who are such don’t serve our Lord, Jesus Christ, but their own belly; and by their smooth and flattering speech, they deceive the hearts of the innocent.
  For your obedience has become known to all. I rejoice therefore over you. But I desire to have you wise in that which is good, but innocent in that which is evil.
  And the God of peace will quickly crush Satan under your feet.
   The grace of our Lord Jesus Christ be with you.

 

 

 

                             Expansion by click  ↑クリックして拡大
  1947年に「フェイク・ユダヤ」によって建てられた“Fake Chimney”と国連パレスチナ分割決議   
    そして翌年の1948年5月14日、「フェイク・イスラエル」の独立宣言が行われた。

 


 イランは全く悪く無い。イランにとっては、完全なる理不尽な試練に置かれている。アメリカは、現フェイク・イスラエルの奴隷であるが故に、現イスラエルの存在を認めていないイランに対して圧力を掛けているのである。根本は、正にこれであり、単純明快である。
 唯一神がバックボーンとなり、旧約聖書とコーランを規範に持つ正義のイランが、悪事を働き続ける現イスラエルを認めないのは当然である。現イスラエルが占領・入植してパレスチナ人を虐待している事を赦す訳がないし、アブラハムの子のイサクの子であるヤコブの別名「イスラエル」の名を借りてはいるものの、現在のイスラエルは、唯一の神様である創造主(アッラー、ヤハウェ)との契約を持たない「フェイク・イスラエル」であるからである。……

 ……(中略)……


 <以下、7月10日追記>
  日本が主権回復を一応果たした頃、イランでは1951年に民主的選挙により就任した「国民戦線」の党首モハンマド・モサッデク首相の政権であった。
  モハンマド・モサッデク氏率いる「国民戦線」は「反植民地主義」を掲げてイラン(ペルシャ)民族主義に立った。イギリスが第二次世界大戦中の占領とその後のイラン独立後に於いてもイラン産石油の利潤を奪い続ける等の搾取を行い続けていた事から、モサッデク氏は「主権回復」の意味も込めてイラン産石油を「完全国有化」にし、その利権を取り戻すと同時に、英国によるイラン支配を終結させた。
  イランのモサッデク政権時の1953年、日本の出光興産は国益の為であると同時にイランが英国からの圧力(制裁)を受けていた事にも同情し、英国軍が海上封鎖を敷く中でタンカー「日章丸」をイランに派遣し、軍艦や機雷を避けながらイラン産石油の輸入に成功した。その後に英国の石油メジャーが訴訟を起こすも、出光側がその正当性を認められて勝利したこの一連の流れは「日章丸事件」と呼ばれる。
  その後、同じ年にモサッデク政権と対立していたモハンマド・レザー・パフラヴィー皇帝(パフラヴィー2世、パーレビ国王)を支持するファズロラ・ザヘディ将軍率いる軍による「クーデター」が行われ、モサッデク首相をはじめ国民戦線党員は逮捕されて失脚した。このクーデターを工作し、煽動し、支援したのは、米国のCIAと英国のMI6であった。CIAとMI6はイランの体制転換を行って、その後に西側欧米の傀儡として「白色革命」を行う事となるパーレビ独裁政権を立てた。
  その欧米化を進める「白色革命」に抵抗し反発して、ホメイニー師が精神的指導者となって「イラン革命」を行い、1979年2月11日に達成された。
  またその年の11月、スパイの巣窟となっていた「駐イラン・アメリカ大使館人質事件」が有りその後1年余り続く事となるが、その間の1980年9月から始まり以降約8年も続く事となった「イラン・イラク戦争」へと繋がる事となった。
 <以上、7月10日追記>

 英領ジブラルタルが米の差し押さえ要求を拒否しイランのタンカーを解放
  英国の「日章丸事件」と同様の敗北、米国の面子丸潰れ
 Iranian tanker released
  “Piracy”UK defeat, & US lost face completely.
   Desperate Bolton



YouTube: Debate: Release of Grace 1
2019/08/15公開
 
YouTube: Live: Grace 1 oil tanker is moving, after Gibraltar decides to free seized Iranian Tanker
 2019/08/16ライブ配信
 
YouTube: UN should act responsibly against US violation of international law: Analyst
 2019/08/17公開
 
YouTube: Irán: Liberación de Grace 1 marca otro fracaso para EEUU
 イラン:グレース1のリリースは、米国にとって別の失敗を示しています
 2019/08/16公開
 
YouTube: الإفراج عن "غرايس 1" نجاح إيراني وخيبة أميركية!
 「グレース1」イランの成功とアメリカの失望のリリース!
 2019/08/16公開
 
YouTube: Ballesteros: La liberación de Grace 1 ha sido un éxito para Irán
Ballesteros:Grace 1のリリースはイランで成功しました
 2019/08/16公開
 
YouTube: Amature: Liberación de Grace 1, fiasco total para EEUU y Reino Unido
Amature:解放の恵み1、米国と英国の総失態
2019/08/15公開
 
YouTube: Zaccara: Liberación de Grace 1 es un fracaso para Gobierno de EEUU
 ザッカラ:グレース・オブ・グレイス1は米国政府にとって失敗です
2019/08/15公開
 
YouTube: Santa Cruz: Liberación del Grace 1 es una desesperanza para EEUU
サンタ・クルーズ:解放の恵み1は米国にとって絶望的です
 2019/08/15公開

 7月4日にアメリカがイギリス海軍を使って「海賊行為」を働かせて拿捕させたイランの石油タンカーが、8月15日に英領ジブラルタル自治政府により解放が決定された。
 その決定直前にも解放を妨害しようとした米国は、16日には難癖、屁理屈を付けて米司法省からの公的な差し押さえ礼状まで出してジブラルタル当局に拘束の継続を要請して妨害すると共に、今度は米国が「自ら直接」拿捕しようと試みた。
 しかし、米国のその圧力にも関わらず、ジブラルタル当局は米国の要請には応じず、18日(日本時間19日)までにイランのタンカーは解放された。
 ジブラルタル当局が米国の要請に応じなかった理由として、米国と欧州連合(EU)との制裁の不一致を挙げた。
 但し、EUが行っている制裁というものは、「全く悪くない」シリアへの制裁であり、それ自体も間違っている。EUがシリアに制裁を掛けている理由として、シリア政府が化学兵器を使って攻撃している為としているが、これが全くの「出鱈目」である。化学攻撃や、或いはその芝居は、反政府テロ組織や偽善団体「ホワイト・ヘルメット」が行って来たのであり、それら反体制派によりシリア政府の仕業と見せかけた「False Flag」(偽旗工作)を支援して来たのが、他でも無いEU自身であるからである。
 英国やフランスをはじめとしたEUは、イランとの核合意でも合意している義務や責任を履行せず、「二枚舌」「三枚舌」でのらりくらりと騙し続けている。一方、イランの方は、国際海上法規上も含めて常に合法的な行いである。
 米国が「失敗」を重ねて増々メンツが潰れていく中で、イルミナティと偽イスラエルのパペットでありグローバリストで悪魔のボルトンは、何とか戦争を起こそうとして必死である。

 7月4日
  イギリス海兵隊が「海賊行為」により、ジブラルタル海峡でイランのタンカー「グレース1」を拿捕した。
  スペイン政府は、英国のこの拿捕がアメリカの要請により行われたものであるという声明を出した。

 7月18日
  7月16日付で西側欧米メディアが7月13日深夜(14日)に不明と報じた、パナマ船籍でアラブ首長国連邦(UAE)の石油タンカー「リア」号(「MTリア」)は、イランが同船からの支援要請を受けてイラン領海内に曳航し修理作業を行った。
  しかしその後、その作業が施される事に併せて同船から100万リットルの密輸燃料が発見される事となり、イラン・イスラム革命防衛隊は18日付で同船を燃料密輸の容疑で拿捕した。

  同日、アメリカのトランプ大統領が、「ホルモズ海峡で米海軍の揚陸艦USSボクサーが、接近してきたイランの無人機を撃墜した」という「嘘」をついた。

 7月19日
  イラン・イスラム革命防衛隊が、同防衛隊が収録した米軍揚陸船の動画を公開し、イラン南部ホルモズ海峡で同国の無人機を撃墜したとするトランプ米大統領の主張が「虚偽」であったことを裏付ける「証拠」を公開した。

  同日、イラン・イスラム革命防衛隊海軍が同国南部ホルモズガーン州港湾海事局の要請により、イギリス船籍のタンカー「ステナ・インペロ」を、漁船との衝突、自動船舶識別装置の電源(GPSナビゲーション・システムの電源)が入っていなかったこと、石油系廃棄物の処理による海洋汚染などの理由で拿捕した。尚、その衝突事故で被害に遭ったイラン人漁業関係者や乗組員の一部が重体となった。
  問題のタンカーは、この衝突事故の後にイラン側の警告を無視し、ナビゲーションシステムの電源を切り、航路変更という危険な行動に出て、本来のルートとは逆の方向に航行してその場から逃げようとしていたところを、イラン側に拿捕された。

 7月31日
  イラン・イスラム革命防衛隊が、同国南部ペルシャ湾で70万リットルの燃料を密輸していた外国籍船舶を拿捕した。

 8月8日までに
  
YouTube: US insists Iran ‘hampering navigation’ in Persian Gulf
2019/08/08公開

 8月15日
  ロイター通信
   「(米政府筋は、)米司法省は、ジブラルタル当局に書簡を送付し、イランのタンカー・グレース1の拿捕の期間延長を要請した」


YouTube: US moves to take Iranian oil tanker from UK: Gibraltar
 2019/08/15公開

YouTube: US behind detention of Iranian oil tanker: Analyst
 2019/08/15公開

  「グレース1は15日朝の時点でジブラルタル沖に停泊していたが、ロイター通信が取材した目撃者によると、船首の向きが少なくとも180度変わっていたという。
  これが潮の流れのせいか、出航の準備のためかは定かではない。」

  ジブラルタルのアントニー・ダドリー首席判事
   「この件に関してアメリカの訴状を受理していない」

  ジブラルタル政府のフェイビアン・ピカード首席閣僚
   「(グレース1が)解放された」
   「(アメリカの司法省が)船舶の引きとめについて新しい法的手続きを開始するべきだ(と要請してきた)」
   「(その上で、)これは独立した刑事共助条約当局の管轄で、この要請に対する客観的な法的判断を行う(と回答した)」

  ジブラルタルの新聞 Gibraltar Chronicle
   「イランのタンカーは現地時間の15日木曜午前に解放される予定だった。しかし、米司法省の要請により、この決定は少なくとも数時間延期された」
   「ジブラルタルの裁判所は同時に、問題のタンカーの船長と乗組員3人の釈放命令を出している」

  「スペイン南部の英領ジブラルタルの当局は15日、拿捕(だほ)していたイランのタンカーの解放を決定しました。」

 
YouTube: Live: ‘Gibraltar releases Iranian-run tanker’ despite US pressure
 2019/08/15公開
 
YouTube: Report: Gibraltar to release Grace 1 Tanker
 2019/08/15公開




  イランのザリーフ外相 (上のツイッター)
   「がん患者から医薬品を奪うなどの経済テロで目的を達成できなかった後、アメリカは司法システムを乱用し、公海でイランの資産を盗もうとした。この海賊行為未遂は、トランプ政権が法を軽視していることの表れだ」

 8月16日
  以下、2019/08/17付・AFP BB NEWS日本「米司法省、イランのタンカー差し押さえへ令状取得」より
   『【8月17日 AFP】国際社会の制裁に違反してシリアに石油を運んでいたとして英領ジブラルタル(Gibraltar)が拿捕(だほ)した後、解放を決めたイランの大型石油タンカー「グレース1(Grace 1)」に関し、米司法省は16日、同タンカーを差し押さえるための令状を取得したと発表した。
   令状は、国際緊急事態経済権限法(IEEPA)と、銀行詐欺、マネーロンダリング(資金洗浄)、テロに関わる資産の没収を定めた法規への違反を根拠として、グレース1と積み荷の石油全量、現金99万5000ドル(約1億600万円)の没収を認めている。』
  (以上、2019/08/17付・AFP BB NEWS日本「米司法省、イランのタンカー差し押さえへ令状取得」より)

 
YouTube: US unveils warrant for seizure of Iran-operated Grace 1
 2019/08/16公開
 
YouTube: US revokes visas from seized tanker crew, ups tensions with Iran
 2019/08/16公開

YouTube: US issues warrant to seize Iranian 'Grace 1' tanker
 2019/08/17公開
 
YouTube: Gibraltar: US in 11th hour bid to seize Iran tanker despite release order
 2019/08/17公開

 8月17日
  2019/08/17付・The IRANIAN.
   “‘Bolton Is Desperate To Start A War’: US Issues Warrant To Seize Iranian Oil Tanker”
    (『「ボルトンは戦争を始めようと必死だ」:米国がイランの石油タンカーを拿捕する令状を公布』)


  以下、2019/08/17付・ParsToday日本「視点;イランタンカーの解放-英国の敗北と面子を失った米国」より
   『遂に、イランの外交努力とジブラルタル海峡最高裁の判決により、先月イギリスの海兵隊に拿捕されていたイランのタンカー・グレース1が、国際海域上の本来の航路に戻ることになりました。
   ジブラルタル最高裁は15日木曜、イランのタンカー・グレース1の拿捕継続および差し押さえというアメリカ政府の要請を退け、同タンカーの解放命令を出しました。
   ジブラルタル最高裁のこの判決は、イギリスの経歴に更なる失敗の1頁を加え、同時にアメリカの面目を完全につぶす結果となりました。アメリカの過度の要求がメディアに取り沙汰され、同国トランプ大統領が世論の間で事実上侮辱される形になったからです。
   英政府が出していた解放条件にイランが反発を示す中でグレース1が解放されたことは、改めて国際政治の現場や外交の舞台においてイランが勝利したことを示します。
   さらに、ジブラルタル最高裁がアメリカ側からの差し押さえ要求を振り切って、グレース1の違法な拿捕の解除という判決を出したことは、イギリスが依然としてアメリカを信用せず、常にアメリカのために行動する意向のないことをうかがわせます。

   こうした条件下において、イギリスはペルシャ湾での緊張の継続を望んでいません。それは同国が現在EU離脱問題・ブレグジットの危機に直面していることも一因です。
   英海兵隊は、グレース1を違法に拿捕したものの、自国の目的を達成することはできませんでした。しかし、イラン南部ホルモズ海峡で英タンカーを拿捕したイランの合法措置は、英米を初め西側諸国に対し、イランが違法行為に断固として対処し、こうした状況では優位な立場にあり、取引に応じないことを示したのです
   ジブラルタル海峡でのイギリスの海賊行為は、海事法内の複数の条項への違反に相当します。しかし、イランがイギリスのタンカーを拿捕したことは、海事法の施行という意味合いに基づいたものでした。
   イランは、ペルシャ湾やホルモズ海峡での航海上の安全確立に決定的な役割を果たす国として公然と法律を遵守・履行し、イギリスの政治の犠牲にすることはありません。グレース1の解放という最高裁の判決は、タンカーをめぐる事件で、イギリスがイランに敗北したことを意味するものでもあるのです
。』
  (以上、2019/08/17付・ParsToday日本「視点;イランタンカーの解放ー英国の敗北と面子を失った米国」より)


YouTube: Live: Grace 1 supertanker carrying Iranian oil sets sail into Mediterranean
 2019/08/16ライブ配信

YouTube: Iranian supertanker released by Gibraltar, despite last-minute US attempt to seize it
 2019/08/16公開
 
 8月18日までに
  「スペインの各メディアが、ジブラルタル最高裁によるイランのタンカーの解放命令は、アメリカがイランに対し敗北を喫したことを示すものだ、としています。」

   スペインの新聞エル・パイス
    「ジブラルタル最高裁がアメリカ側から拿捕期間の延長要求を受けたにも拘らず、イランのタンカー・グレース1の拿捕解除の許可を出した」

   スペインのEFE通信社
    「イランは英国の海賊行為や、グレース1の拿捕解除へのアメリカの妨害行為に対抗した」

   スペインの新聞エル・ムンド
    「アメリカによるグレース1の拿捕解除妨害に対抗するためのイランの行動は成果を挙げた」

 8月18日
  「ファールス通信によりますと、ジブラルタル自治政府は18日日曜、イランのタンカー・グレース1(最近新名称アドリアーン・ダルヤーに変更)の拘束継続・差し押さえというアメリカの要求を拒否しました。」

   英領ジブラルタル自治政府
    「イランのタンカー差し押さえというアメリカの要求は、EUの制裁とはかみ合わないため、実行不可能だ」
    「アメリカによる当該タンカーの差し押さえ要求は、本質的にアメリカの制裁に関係しているが、こうした制裁は一方的なものでEU制裁に当てはまらないため、この要求には応じられない」

  以下、2019/08/19付・中日新聞(共同通信)「解放のイランタンカー出航 英領ジブラルタル沖から」より
   『【ロンドン共同】英領ジブラルタル当局が欧州連合(EU)の対シリア制裁違反の疑いで7月に拿捕し、今月15日に解放したイランの大型タンカーが18日夜(日本時間19日朝)、停泊していたジブラルタル沖から出航した。複数の英米メディアが当局者の話や貨物データを基に報じた。
   ジブラルタル自治政府は、解放後もシリアなどEUの制裁対象国に向かわせないとの保証をイラン政府から得られたとして解放しており、タンカーの今後の行き先が注目される。地中海の港を目指すとの観測もある。
   タンカー解放を受け、イラン側がホルムズ海峡で拿捕した英タンカーが解放されるとの期待が高まっている。』
  (以上、2019/08/19付・中日新聞(共同通信)「解放のイランタンカー出航 英領ジブラルタル沖から」より)


YouTube: Iran oil supertanker Grace 1 leaves anchor gate in Gibraltar
2019/08/18公開
 
YouTube: Grace 1 tanker raises Iranian flag, changes name to 'Adrian Darya-1'
 2019/08/18公開

 8月19日までに
  イランは、英領ジブラルタル自治政府によって解放された石油スーパータンカーを米国が今度は「自ら直接」拿捕しようとしている事に対して、米国に警告している。

 
YouTube: Iran warns US against trying to seize oil supertanker
2019/08/19公開

 本ブログ過去の関連記事
  ・2019/01/06付:「JapanーIran、public justice & self-sacrifice/映画『海賊とよばれた男』:戦前から受け継ぐ『公義』の為の気骨在る自己犠牲の精神、戦後艱難を共にしたイランと日本」
  ・2019/05/21付:「サウジ船へ偽旗、悪魔ユダヤネオコンBチーム、煽動者マスコミ/False Flag to Saudi by "Satanism Cult B team" & War Agitator Jew's NYT」
  ・2019/05/22付:「Red Alert !!, Iran-US:駐イラク米国大使館付近への戦争煽動者による更なる『偽旗工作』/Moreover, "False Flag" added by War agitator」
  ・2019/06/10付:「日章丸事件:欧米に反抗しイランと協力した出光創業者の気概気骨を忘れた日本/Backbone & Mettle of Japanese Idemitsu who cooperated with Iran」
  ・2019/06/18付:「Red Alert ! 南シナ海で米国潜水艦が日本タンカーを攻撃し中国のせいにする『偽旗』の可能性、勿論偽イスラエルにも要注意/ South China Sea "False Flag" by US」
  ・2019/06/19付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米国と偽イスラエルによる「自作自演」の犯行(1/5)~両国潜水艦の存在/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/10付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(2/5)~ネタニヤフから再度の侮辱/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/12付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米国と偽イスラエルによる「自作自演」の犯行(3/5)~機雷と無人機攻撃/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(4/5)~モサドとCIAとMKO/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:「イラン反体制派国際テロ組織MKOを支援する偽善者欧米・偽イスラエル・偽ユダヤ・ネオコン・シオニスト/US, EU & Fake Israel back MKO of Iran anti-regime」
  ・2019/07/13付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(5/5)~中東が白人支配故の妨害か/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:『米無人機撃墜:イラン領空侵犯は戦争煽動者による「挑発」、戦争突入への「リメンバー・グローバルホーク」/"Remember GH" that Provocations by War Agitator』
  ・2019/07/13付:『米無人機撃墜:アメリカによるイラン領空侵犯の「証拠」/"Evidence" that US Global Hawk shot down invaded Iranian region』
  ・2019/07/17付:『イランタンカーを「スペイン領海」で拿捕した英国の「海賊行為」は「日章丸事件敗訴」の再来、欧米による「全く悪くない」シリアへの制裁自体が間違い/To UK Lost Case by “Piracy”』
  ・2019/07/17付:『米トランプも非難する「CNN」の”Fake News”、イランが英国船拿捕を試みたというのは「嘘」/Liar & War Agitator CNN』
  ・2019/08/16付:「イラン・イスラム革命防衛隊がホルモズ海峡で国際法違反の英タンカーを拿捕/IRGC seized illegal UK oil tanker at Strait of Hormuz」
  ・2019/08/16付:「イランイスラム革命防衛隊が救助した外国タンカーの燃料密輸が発覚し拿捕/IRGC found out smuggling, therefore seized rescued foreign tanker」
  ・2019/08/16付:「イラン・イスラム革命防衛隊が更に外国密輸船を拿捕/IRGC seized smuggling foreign oil tanker moreovere」
  ・2019/08/16付:『米国の虚言:イランは無人機が撃墜されていない証拠を提示し「米国自身の無人機を撃墜したのではないのか」/Iran released proof of Lie that US shot down』
  ・2019/08/16付:『ペルシャ湾の米主導海軍連合謀略への各国参加拒否は米と偽イスラエルの「False Flag」がバレている為(1/4)米グローバリズム派の挑発加担を避ける/No, US-lead naval plan』
  ・2019/08/16付:『ペルシャ湾の米主導海軍連合謀略への各国参加拒否は米と偽イスラエルの「False Flag」がバレている為(2/4):イラン包囲網である米主導連合に反対の声/No, US-lead naval plot』
  ・2019/08/20付:『ペルシャ湾の米主導海軍連合謀略への各国参加拒否は米・偽イスラエル「False Flag」暴露故(3/4):「バルフォア英国」参加と「偽イスラエル情報支援」/No, US-lead naval plot』
  ・2019/08/20付:『ペルシャ湾の米主導海軍連合謀略への各国参加拒否は米・偽イスラエル「False Flag」暴露故(4/4)日本はイランと協力して来たアデン湾隣で独自兼任検討/No, US-lead naval plot』
  ・2019/08/20付:『「ノー、干渉者」、イギリスによる西アジア地域への軍艦派遣/"No Meddler", Warship dispatch to West Asia area by UK』
  
  ・2019/07/12付:『"Change 9" 日本の現「フリーメーソン憲法」九条改正の必要性と米トランプのタンカー自衛要求:タンカー攻撃されても未だ目が覚めない「狂信者」護憲派の九条信仰、「聖書の価値観」を基準にする憲法改正』
  ・2019/07/18付:『「日米安保条約破棄!」日本に「自立」に向けた更なるステップ・アップ「九条改正」を求めるトランプ/Trump demands "9 change" for "independence" of Japan』
  ・2019/07/19付:『米国の「自作自演トモダチ作戦」を疑い日本は「日米同盟」に胡座をかかず各国と軍事共同演習(1/3)日本自衛隊とロシア軍との共同演習/Japan doubts US, & ties with Russia』
  ・2019/07/22付:『米国の「自作自演トモダチ作戦」を疑い日本は「日米同盟」に胡座をかかず各国と軍事共同演習(2/3)/Japan doubts US, & ties with other countries』
  ・2019/07/22付:『米の「自作自演トモダチ作戦」を疑い日本は「日米同盟」に胡座をかかず各国と軍事共同演習(3/3)日本自衛隊とイラン軍は共同演習に向かう/Japan doubts US, & ties with Iran』

  ・本ブログ カテゴリー:「イラン」 ・・・本ページ右サイド

 引用文献
  ・新改訳聖書(発行:日本聖書刊行会)
  ・新改訳新約聖書(1965年版)(発行:日本聖書刊行会)
  ・World English Bible(eBible.org)

  ・2019/08/15付・ParsToday日本:「米国の妨害行為により、イランのタンカーの解放が延期」
  ・2019/08/16付・ParsToday日本:「ジブラルタル当局、イランのタンカーを解放」
  ・2019/08/16付・BBC NEWS JAPAN:「英領ジブラルタル、拿捕していたイラン船を解放」
  ・2019/08/17付・AFP BB NEWS日本:「米司法省、イランのタンカー差し押さえへ令状取得」
  ・2019/08/17付・ParsToday日本:「視点;イランタンカーの解放ー英国の敗北と面子を失った米国」
  ・2019/08/17付・The IRANIAN.:「‘Bolton Is Desperate To Start A War’: US Issues Warrant To Seize Iranian Oil Tanker」
  ・2019/08/18付・ParsToday日本:『スペインの各メディア、「イランタンカーの解放は、米国の屈辱的な敗北」』
  ・2019/08/19付・ParsToday日本:「ジブラルタルが、米によるイランのタンカー差し押さえ要求を正式に拒否」
  ・2019/08/19付・中日新聞(共同通信):「解放のイランタンカー出航 英領ジブラルタル沖から」

 参考文献
  ・2019/08/16付・ParsToday日本:『イラン外相、「米がタンカー解放を妨害」』
  ・2019/08/18付・日本経済新聞:「英領ジブラルタル、米のイランタンカー差し押さえ応じず」

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