狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

イランタンカーを「スペイン領海」で拿捕した英国の「海賊行為」は「日章丸事件敗訴」の再来、欧米による「全く悪くない」シリアへの制裁自体が間違い/To UK Lost Case by “Piracy”

2019-07-17 05:27:40 | イラン2012~2019
 ※ 本記事において幾つかの引用文献を借用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません
 ※ I have made composition by borrowing some references in this article, but I don't receive the income at all by this article.


 Red Alert !!, Iran-US Moreover "False Flag"


 
 
 
 

 出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」 
 


 
 



 新約聖書・ペテロの手紙 第一4章15~19節
  あなたがたのうちのだれも、人殺し、盗人、悪を行なう者、みだりに他人に干渉する者として苦しみを受けるようなことがあってはなりません。
  しかし、キリスト者として苦しみを受けるのなら、恥じることはありません。かえって、この名のゆえに神をあがめなさい。
  なぜなら、さばきが神の家から始まる時が来ているからです。さばきが、まず私たちから始まるのだとしたら、神の福音に従わない人たちの終わりは、どうなることでしょう。
  義人がかろうじて救われるのだとしたら、神を敬わない者や罪人たちは、いったいどうなるのでしょう。
  ですから、神のみこころに従ってなお苦しみに会っている人々は、善を行なうにあたって、真実であられる創造者に自分のたましいをお任せしなさい。

 The New Testament・The First Epistle of Peter 4:15~19
  For let none of you suffer as a murderer, or a thief, or an evil doer, or a meddler in other men’s matters.
  But if one of you suffers for being a Christian, let him not be ashamed; but let him glorify God in this matter.
  For the time has come for judgment to begin with the household of God. If it begins first with us, what will happen to those who don’t obey the Good News of God?
  “If it is hard for the righteous to be saved, what will happen to the ungodly and the sinner?”
  Therefore let them also who suffer according to the will of God in doing good entrust their souls to him, as to a faithful Creator.

 
 


 新約聖書・ヤコブの手紙1章12節
   試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。
  
 The New Testament・The Epistle of James 1:12
   Blessed is a person who endures temptation, for when he has been approved, he will receive the crown of life, which the Lord promised to those who love him.

 
 



 新約聖書・ローマ人への手紙16章17~20節
   兄弟たち。私はあなたがたに願います。あなたがたの学んだ教えにそむいて、分裂とつまずきを引き起こす人たちを警戒してください。彼らから遠ざかりなさい。
  そういう人たちは、私たちの主キリストに仕えないで、自分の欲に仕えているのです。彼らは、なめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましているのです。
  あなたがたの従順はすべての人に知られているので、私はあなたがたのことを喜んでいます。しかし、私は、あなたがたが善にはさとく、悪にはうとくあってほしい、と望んでいます。
  平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。
   どうか、私たちの主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。

     ※(自分の)「欲」= 直訳:(自分の)「腹」

 The New Testament・The Epistle to the Romans 16:17~20
    Now I beg you, brothers, look out for those who are causing the divisions and occasions of stumbling, contrary to the doctrine which you learned, and turn away from them.
  For those who are such don’t serve our Lord, Jesus Christ, but their own belly; and by their smooth and flattering speech, they deceive the hearts of the innocent.
  For your obedience has become known to all. I rejoice therefore over you. But I desire to have you wise in that which is good, but innocent in that which is evil.
  And the God of peace will quickly crush Satan under your feet.
   The grace of our Lord Jesus Christ be with you.


 



 新約聖書・ヤコブの手紙1章2~4節
   私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。
  信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。
  その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。

 The New Testament・The Epistle of James 1:2~4
   Count it all joy, my brothers, when you fall into various temptations,
  knowing that the testing of your faith produces endurance.
  Let endurance have its perfect work, that you may be perfect and complete, lacking in nothing.
 

 
 



 新約聖書・ペテロの手紙 第一5章6~10節
   ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。
  あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。
  身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。
  堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。
  あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。

 The New Testament・The First Epistle of Peter 5:6~10
   Humble yourselves therefore under the mighty hand of God, that he may exalt you in due time,
  casting all your worries on him, because he cares for you.
  Be sober and self-controlled. Be watchful. Your adversary, the devil, walks around like a roaring lion, seeking whom he may devour.
  Withstand him steadfast in your faith, knowing that your brothers who are in the world are undergoing the same sufferings.
  But may the God of all grace, who called you to his eternal glory by Christ Jesus, after you have suffered a little while, perfect, establish, strengthen, and settle you.

 
 



 新約聖書・エペソ人への手紙6章10~17節
   終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。
  悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。
  私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。
  ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。
  では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、
  足には平和の福音の備えをはきなさい。
  これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。
  救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。

 The New Testament・The Epistle to the Ephesians 6:10~17
   Finally, be strong in the Lord, and in the strength of his might.
  Put on the whole armor of God, that you may be able to stand against the wiles of the devil.
  For our wrestling is not against flesh and blood, but against the principalities, against the powers, against the world’s rulers of the darkness of this age, and against the spiritual forces of wickedness in the heavenly places.
  Therefore put on the whole armor of God, that you may be able to withstand in the evil day, and having done all, to stand.
  Stand therefore, having the utility belt of truth buckled around your waist, and having put on the breastplate of righteousness,
  and having fitted your feet with the preparation of the Good News of peace,
  above all, taking up the shield of faith, with which you will be able to quench all the fiery darts of the evil one.
  And take the helmet of salvation, and the sword of the Spirit, which is the word of God;

 

 

 

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  1947年に「フェイク・ユダヤ」によって建てられた“Fake Chimney”と国連パレスチナ分割決議   
    そして翌年の1948年5月14日、「フェイク・イスラエル」の独立宣言が行われた。

 


 イランは全く悪く無い。イランにとっては、完全なる理不尽な試練に置かれている。アメリカは、現フェイク・イスラエルの奴隷であるが故に、現イスラエルの存在を認めていないイランに対して圧力を掛けているのである。根本は、正にこれであり、単純明快である。
 唯一神がバックボーンとなり、旧約聖書とコーランを規範に持つ正義のイランが、悪事を働き続ける現イスラエルを認めないのは当然である。現イスラエルが占領・入植してパレスチナ人を虐待している事を赦す訳がないし、アブラハムの子のイサクの子であるヤコブの別名「イスラエル」の名を借りてはいるものの、現在のイスラエルは、唯一の神様である創造主(アッラー、ヤハウェ)との契約を持たない「フェイク・イスラエル」であるからである。旧約聖書に書かれている「契約の民」は飽くまでも「血統的ユダヤ人」の事であり、その本当のユダヤ人は決して白人では無く有色人種であり、中東地域を含めたアジア人の事である。そして、その「血統的ユダヤ人」は、パレスチナ人の中に大変多く含まれているのであり、パレスチナ人こそが「契約の民」と言って良い。パレスチナは国名、或いは地域名であり、民族名では無い。現フェイク・イスラエルの中の「宗教的ユダヤ人」達は、「フェイク・ユダヤ人」である。
 また、現イスラエルでは、ユダヤ教に改宗した者、そして母親がユダヤ人、つまり「女系」の子息の者をユダヤ人と定義している。正に「フェイク」である。「血統的」ユダヤ人である為には、「男系男子」、つまり男性だけが持つY染色体を引き継ぐ必要が有る。そして、例え本当のユダヤ人であっても、非人道的で傲慢、不道徳の「バビロニア・タルムード」の信仰者であるならば、唯一神との契約は保証されない。その「バビロニア・タルムード」の下に存在する「ユダヤ教」は、名前の通り、ユダヤ人自身を拝んでいる、つまり自分の欲望を拝んでいるに過ぎないのであり、正に傲慢の極地である。

 現在のアメリカのトランプ大統領は、露骨に現フェイク・イスラエルに肩入れしている。娘婿がアシュケナジー・ユダヤ人(カザール人)であるからなのか、福音派等のキリスト教宗教組織やAIPAC等のユダヤ・シオニズム団体に迎合している為なのか、自分の信仰心からの勘違いからなのか、露骨な大間違いな事をして恥をかいている。そして勿論、対イラン制裁も大間違いである。
 一方で、米国の以前の政権を遡って、オバマ政権、ブッシュ政権……と、特に中東地域の米国の間違った政策と干渉行為、撹乱、煽動、侵略戦争等と、それらの後始末、尻拭いもさせられている。「アメリカ第一」を掲げる(といっても、その実「イスラエル第一」となっているのであるが)トランプ大統領は、出来るだけ海外から手を引きたい本音も有るとは思う。
 米国の保守とは何だろうか?。米国はイラン(ペルシャ)や日本と比べて歴史は非常に浅い。世界一の軍事力で武装して誤魔化してはいるものの、その実、今や世界一の「借金大国」である「裸の大様」であり、浅い歴史故に国の礎が脆い。元々、有色人種のインディアンが先住民であり、そこへWASP等の白人達が侵略してその先住民を虐殺して乗っ取ったものである。そして現在に至っては、金融、エネルギー、メディア等、アメリカの全てをユダヤが支配するに至っている。
 結局、アメリカの保守とは、ユダヤ支配下のレジームから、漸進的に脱却していく事であろう。ユダヤからの脱却によって、金融をはじめ、それらがアメリカ自身のものになってゆき、イスラエルへの莫大な無償支援からも解放され、自分で自分の首を締める事がなくなってゆく。そして、それだけではなく、その無償支援している現「偽」イスラエルを通したパレスチナ人の首を締める事もなくなってゆく。

 イランは非常に賢明である。西側欧米の偽善や欺瞞、二枚舌・三枚舌を見抜いており、自然権としての自衛権、抑止力をしっかりと高めている。そして、自立して防衛力の国産化を高めている。日本はどうだろうか?。戦後、航空機を作る事が抑えられていた事もあるが、防衛の為の武器や機器を米国からの購入ばかりしているのではないだろうか?。世界は決して理想郷では無く、国内の治安の為に警察が必要である事と同じく、海外に対しての防衛力、軍隊は必要である。諸外国は、決して良い国ばかりでは無いのである。今からたった七十数年前まで、白人列強の欧米諸国は、多くの国々を植民地としていた。それは長い歴史の中で、つい最近の出来事である。故に、当時と然程、頭の中は変わっていないと捉えるべきである。現在までのアメリカやNATO(北大西洋条約機構)の執って来た行いを見れば解るであろう。

 そして、イランは決して、イラン・イスラム革命直後のイラン・イラク戦争の事を忘れてはいない。当時のイラクのサダム・フセイン大統領はアメリカの協力者で、アメリカに対しての「悪役」を演じていた。それはあのアルカーイダのウサマ・ビン・ラディン司令官と同じくしてのアメリカの同志としての「役割」を演じていたのであった。ウサマ・ビン・ラディンはあの「911」、2001年のアメリカ同時多発テロ事件に関与したとされているが、実際はイスラエルとアメリカによる「自作自演」、“False Flag”(偽旗工作)であった。その事も、イランは勿論、知っている。ウサマ・ビン・ラディンは病気によって亡くなったが、最期はアメリカ資本の病院で丁重に扱われていた。サダム・フセインは、処刑されたのでは無く、実際は処刑されたのは「影武者」であって、その後もアメリカによって匿われながら、生き続けている(或いは、生き続けていた)。
 現在のシリアでのIS(DAESH)掃討という名目で介入し続けてきたアメリカ自身が、そのISを創設した事も同様の“False Flag”である。そしてそこへ、アメリカだけでは無く、イスラエル、ヨーロッパ諸国(EU)、サウジアラビア等が、「人道団体」とされながらその実、子供達の拉致や臓器売買、化学攻撃、またはその見せかけの演出を行って来た「ホワイト・ヘルメット」をも含めた反政府テロリストを支援して来た事も、同様である。
 また、ユダヤ人「ホロコースト」を行ったとされる、旧ナチス・ドイツのユダヤ人、アドルフ・ヒトラー総統もアメリカの協力者であり、イルミナティ・フリーメーソンのパペットであった。よって、ヒトラーは終戦直後に自害したのでは無く、サダム・フセインと同じく「影武者」が死んだのであり、その後も「逃れの地」アルゼンチンでアメリカによって匿われながら、生き続けていた。アメリカは、実は、旧ナチス・ドイツを支援していたのであった。旧ナチス・ドイツは、アシュケナジー・ユダヤ人(実際はカザール人)を強制収容所に入れたが、「ホロコースト」(大虐殺)は全く無かった。強制収容所は、ドイツから国外に移住させる為のステップであった。
 更に、先の日米戦争に突入する真珠湾攻撃を行った旧日本海軍の山本五十六・連合艦隊司令長官(当時)もアメリカの協力者であったので、実際は先の戦争で亡くなったのでは無く、その後も生き続けていた。戦後、日本では山本五十六の映画やドラマが多く作られて「美化」されて来たと同時に、「海軍善玉論」、「陸軍悪玉論」が横行して来た。しかし実際は、アメリカの協力者であった海軍こそが「悪玉」であった。
 1945年のポツダム宣言への調印・即時発効(降伏文書)後の「停戦」中で日本がアメリカの被占領国となっている間に、ある学者がノーベル物理学賞を受賞したが、その学者は、日本の原子力技術、核兵器技術をアメリカに渡していたスパイであったので、「恩賞」としての授与であった。日本は第二次大戦中、既に核兵器を開発して所有していたのであった。しかし、日本は「良心」から、それを使用する事に至らなかった。

 ロシアが西側欧米諸国から制裁を受け続けて来たが、現在、ロシアは非常に安定している。制裁を受けて来た中で、ロシアはその試練を自己変革と成長・発展の機会に捉え、豊富な国内資源と人材、及び広大な領土等を活かして、却って自給自足化が進み、そして東側との強い絆を築いき、国民の精神も精進して向上する等して、国内は様々な面で成熟し、ロシアにとっては「好結果」となった。ロシアと同じく、イラン国内にも豊富な資源が埋蔵しており、その他、人材、領土、自然環境等も同様である。よって、ロシアの先例と同じく、イランに対する制裁もアメリカにとっては「失敗」、「逆効果」となる事は、間違いない。
 そして何より、ロシアに「ロシア正教」というバックボーンがある事と同じく、イランも「クルアーン」(コーラン)をバックボーンとする。そして共に共通するのが、旧約聖書を規範としている事である。また両国とも、他の伝統的な宗教に関しては寛容であり、例としてユダヤ教徒は両国で平和に暮らしている。

 それにしてもロシアのパトリオティズム(祖国愛)に対する西側欧米グローバリストからの制裁が失敗に終わったのであるが、同じ様にイランに対して制裁を掛ける米トランプ政権は、「アメリカ・ファースト」と言いながら「イスラエル・ファースト」となっている様に、自国の為では無く他国の為に行っており、それは結局は、そういう意味に於いては、グローバリズムと同じではないだろうか?。またそういう意味で、「反グローバリズム」を掲げながら、米トランプ政権は「イスラエル・ゲート」の泥沼にハマっている様に、僕には見える。

 <以下、7月10日追記>
  日本が主権回復を一応果たした頃、イランでは1951年に民主的選挙により就任した「国民戦線」の党首モハンマド・モサッデク首相の政権であった。
  モハンマド・モサッデク氏率いる「国民戦線」は「反植民地主義」を掲げてイラン(ペルシャ)民族主義に立った。イギリスが第二次世界大戦中の占領とその後のイラン独立後に於いてもイラン産石油の利潤を奪い続ける等の搾取を行い続けていた事から、モサッデク氏は「主権回復」の意味も込めてイラン産石油を「完全国有化」にし、その利権を取り戻すと同時に、英国によるイラン支配を終結させた。
  イランのモサッデク政権時の1953年、日本の出光興産は国益の為であると同時にイランが英国からの圧力(制裁)を受けていた事にも同情し、英国軍が海上封鎖を敷く中でタンカー「日章丸」をイランに派遣し、軍艦や機雷を避けながらイラン産石油の輸入に成功した。その後に英国の石油メジャーが訴訟を起こすも、出光側がその正当性を認められて勝利したこの一連の流れは「日章丸事件」と呼ばれる。
  その後、同じ年にモサッデク政権と対立していたモハンマド・レザー・パフラヴィー皇帝(パフラヴィー2世、パーレビ国王)を支持するファズロラ・ザヘディ将軍率いる軍による「クーデター」が行われ、モサッデク首相をはじめ国民戦線党員は逮捕されて失脚した。このクーデターを工作し、煽動し、支援したのは、米国のCIAと英国のMI6であった。CIAとMI6はイランの体制転換を行って、その後に西側欧米の傀儡として「白色革命」を行う事となるパーレビ独裁政権を立てた。
  その欧米化を進める「白色革命」に抵抗し反発して、ホメイニー師が精神的指導者となって「イラン革命」を行い、1979年2月11日に達成された。
  またその年の11月、スパイの巣窟となっていた「駐イラン・アメリカ大使館人質事件」が有りその後1年余り続く事となるが、その間の1980年9月から始まり以降約8年も続く事となった「イラン・イラク戦争」へと繋がる事となった。
 <以上、7月10日追記>

 イラン・タンカーを「スペイン領海」で拿捕したイギリスの「海賊行為」は再び「日章丸事件敗訴」に繋がる、欧米による「全く悪くない」シリアへの制裁自体が間違い
  To UK "lost case" by “Piracy”










 出典:2019/07/05付YouTube・Press TV「UK Royal Marines storm supertanker carrying Iranian oil」


YouTube: Iran: UK seizure of tanker amounts to 'piracy'
2019/07/05公開

YouTube: Outright Piracy! British Royal Marines “Seize” Tanker Transporting Oil From Iran to Syria!
2019/07/05公開
 
YouTube: Iran should take tanker issue to international court: Expert
2019/07/05公開

YouTube: Iran summons UK ambassador after ‘illegal’ tanker seizure
 2019/07/04公開
 
YouTube: UK Royal Marines storm supertanker carrying Iranian oil
 2019/07/05公開
 
YouTube: 'Seizure of Iran oil tanker meant to force Iran to comply with US policies'
2019/07/05公開


  
 出典:2019/07/05付・Bloomberg日本「英海兵隊、イラン原油積載タンカーを拿捕-外交的緊張高まる」

 「英海兵隊の特殊部隊は4日、イベリア半島南端にある英領ジブラルタルの沖合で、大型タンカーを拿捕した。タンカーは欧米の制裁に違反してシリアにイラン産原油を輸送していた疑いがある。
 イランは拿捕が違法だと抗議し、在テヘラン英国大使を外務省に呼び出して説明を求めた。英国やフランス、ドイツがイランに核合意を順守するよう説得に努める中で今回の事件が発生し、緊張が高まった。」
  (2019/07/05付・Bloomberg日本「英海兵隊、イラン原油積載タンカーを拿捕-外交的緊張高まる」より)

 スペインのボレル外相
  「イランのタンカーがスペイン領海で拿捕された」
  「これはアメリカによって作られたイギリスへの要請であり、それ(タンカー)がスペインの主権の下に有ると我々が理解する海域(=スペインの領海)で拿捕された事に於いて、この事が我々の主権を侵害する方法であるものと我々は捉えている」


 サウジアラビアとイギリスによりイランの2隻のタンカーが拿捕されたジブラルタル海峡は、スペイン南部に在る。英国が1704年に占領した海外領土ジブラルタルの沖合に在り、スペインはその領土と共に領海についても英国と争う。

 米国の要請により、この度の英国の「海賊行為」が行われた。その口実となっているが、シリアへの原油輸送という米国の説明である。その米国の作った説明は、EU(ヨーロッパ連合)によるシリア制裁に触れる事となる。
 その米国の説明自体が「捏造」である事を誰もが疑って然るべきものであるが、それ以前の問題として、シリア制裁自体が間違いであるという事が出来る。
イランが「全く悪くない」事と同じく、シリアも「全く悪くない」のである。だから、「全く悪くない」シリアやイランに「制裁」をかける事自体が「間違い」なのである。

 英国は、シリアの反体制派テロ組織を支援して来た。英国が支援して来た偽善団体「ホワイト・ヘルメット」は、子どもたちの拉致・誘拐、殺害及び死体処理後の臓器売買、そして政府軍の仕業と見せかけた化学攻撃の「False Flag」(偽旗工作)、芝居、捏造ビデオ制作等を行って来た。
 シリア政府側は化学攻撃を全く行ってはおらず、化学兵器を持ってもいない。逆に、反政府側のテロリスト組織の残留物からは、多くの化学物質が見つかっている。しかし、それらの「証拠」を、西側欧米メディアは無視し続けている。
 よって、シリアは「全く悪くない」のであるから、「制裁」を受ける等とは「全くの筋違い」である。それは、現在まで「理不尽」な状況に置かれているイランと同じ事である。
 
 イランが例えシリアに原油を運ぼうとしていたとしても、何も問題は無い。シリアは「全く悪くない」のであるから。
 そして、イルミナティ・フリーメーソンの支配下EUがグローバリズムによってシリアを破壊して来た事こそ、「悪」そのものである事を認識されなければならない。

 この不当な「海賊行為」を、イランは国際裁判所に訴えるべきであるという。そしてその場合、今から66年前の「日章丸事件」に於ける英国の敗訴の再現に繋がる事となる。

 7月4日
  「イギリス海兵隊が、(イベリア半島南端にある)同国領ジブラルタル海峡において違法な行動に走り、イラン産石油を積載したタンカーを拿捕しました。」

  イギリスの情報筋
   「イランのタンカーがアメリカおよび、EUの対シリア制裁に違反した」

  スペインのボレル外相
   「イランのタンカーがスペイン領海で拿捕された」
   「これはアメリカによって作られたイギリスへの要請であり、それ(タンカー)がスペインの主権の下に有ると我々が理解する海域(=スペインの領海)で拿捕された事に於いて、この事が我々の主権を侵害する方法であるものと我々は捉えている」



YouTube: Spain says US asked UK to intercept Iran's oil tanker
2019/07/05公開
 
YouTube: UK plays ‘pirate’ for US, seizes Iran’s tanker – Galloway
2019/07/05公開

  イラン外務省のムーサヴィー報道官
   「わが国のタンカーを拿捕するなどは違法行為であり、緊張を助長する危険な異端行為だ」

  「イギリス海兵隊によるこの違法な行動を受け、テヘラン駐在のイギリス大使がイラン外務省に呼び出されて厳重な抗議を受けました。」
   イラン外務省
    「(同大使に対し、)問題のタンカーは国際海域を航行しており、イラン政府は同船舶の解放並びに自国の権利回復に向けて、あらゆる政治的、法的な可能性を駆使する所存だ」

  英外務省のスラック報道官
   「われわれはシリアに対するEU制裁を履行する断固とした行動を歓迎する」
   「これは制裁違反は認められないという明確なメッセージだ」

  イランの政府高官
   「タンカーの行き先はシリアではなく、シリアの港湾にはこの大型のタンカーが寄航できる設備が存在しない」

  ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
   「素晴らしいニュースだ」
   「米国と同盟国は、不法な取引でイランとシリアが利益を上げられないよう引き続き取り組む」

 7月5日
  米国の政治アナリスト、イアン・ウィリアムズ氏
   「イランはタンカー問題を国際裁判所に持ち込むべきです」

  ロシア外務省
   「イギリス海兵隊が、ジブラルタル海峡でイランのタンカーを拿捕したことは、核合意維持の必要性を謳うヨーロッパの主張と矛盾する」
   「イギリス、アメリカ、およびその他西側諸国は、対イラン緊張緩和の方法を模索せず、事態の悪化を助長している」
   「ジブラルタル海峡でのイランタンカーの拿捕は、イランとシリアをめぐる情勢の複雑化を狙って行われたものだ」


 7月8日
  イランのハタミ国防軍需相
   「国際規範に違反する海賊行為であり、われわれは看過できない」


YouTube: Defense chief: Iran won’t tolerate UK’s maritime piracy
2019/07/08公開

  ザリフ外相 (ツイッター)
   「イランは欧州の石油禁輸措置に従う義務はなく、拿捕は違法だ。危険な前例となる」
   「Bチームの代理としてなされたこの行動は、海賊行為だ」
   「イギリス海兵隊のこうした行動は、今すぐ止めるべき危険な違反行為だ」



YouTube: Iran's FM: UK's seizure of Iranian tanker on behalf of "B-Team" is piracy
2019/07/08公開

  イラン外務省のムーサヴィー報道官
   「(サウジアラビアとイギリスにより拿捕されたイランの2隻のタンカーの最新状況について、)サウジアラビアで技術トラブルを起こしたタンカーは、救難信号を発し、同国の港湾に曳航されており、これに関する法的、技術的な追跡調査が続いている」
   「法的、政治的な追跡調査が続けられている。これに関してテヘラン駐在のイギリス大使を2度にわたりイラン外務省に呼び出し、またヨーロッパの外交官の一部との相談がなされている」

 7月9日(?)

YouTube: Iran's military chief: British seizure of Iranian oil tanker ‘won’t go unanswered’
2019/07/09公開

 7月10日
 
YouTube: Rouhani: UK initiated insecurity by seizing oil tanker, will witness its consequences
2019/07/10公開

  ロシアのリャブコフ外務次官
   「ホルモズ海峡におけるイギリスのタンカーの護衛は嫌悪すべきものだ」
   「このような行動は、地域情勢を複雑化し、軍事衝突の危機をあおる可能性がある」


 7月11日
  ロシア外務省
   「ジブラルタル海峡でのイギリス海兵隊によるイランのタンカーの拿捕は、イギリス政府の恥の元凶だ」
   「イギリス政府は、イランのタンカーの拿捕しておきながら、緊張煽動の責任をイランに転嫁しようとしている」


  「英領ジブラルタルの自治政府がイランの大型タンカーを拿捕した問題で、自治政府の警察は11日、タンカーの船長と一等航海士の2人を逮捕したと発表した。」


YouTube: UK arrests Iran ship captain over ship seizure attempt
2019/07/11公開

 7月12日
  「英領ジブラルタル自治政府の警察当局は12日、シリアに原油を輸送しようとした疑いで逮捕したイランのタンカーの船長ら4人を保釈した。タンカーは差し押さえたまま捜査は続ける。」

 7月13日
  イランのイギリス駐在バイーディーネジャード大使 (ツイッター)
   「イランのタンカーとその貨物が解放されなければ、このイギリスの行動は、決して無反応のまま放置されないだろう」
   「問題のタンカーは、法や慣行に違反していないが、イギリスは、海賊行為によって、また法に反する形で今回の誤りを犯している」

  イランのザリフ外相とイギリスのハント外相との電話会談
   ザリフ外相
    「米国からの制裁に関わらずイランは石油輸出を継続する」
    「米国の二次制裁に常に反対する欧州連合は、こうした行動をとることはできない」
   ハント外相
    「わが国が懸念しているのは、出発地ではなく目的地だと保証した」
    「シリアに向かわないとの保証が得られれば、ジブラルタルの裁判所での適正手続きの後、解放を働き掛けていく」

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  ・2019/01/06付:「JapanーIran、public justice & self-sacrifice/映画『海賊とよばれた男』:戦前から受け継ぐ『公義』の為の気骨在る自己犠牲の精神、戦後艱難を共にしたイランと日本」
  ・2019/06/10付:「日章丸事件:欧米に反抗しイランと協力した出光創業者の気概気骨を忘れた日本/Backbone & Mettle of Japanese Idemitsu who cooperated with Iran」

  ・2019/05/21付:「サウジ船へ偽旗、悪魔ユダヤネオコンBチーム、煽動者マスコミ/False Flag to Saudi by "Satanism Cult B team" & War Agitator Jew's NYT」
  ・2019/05/22付:「Red Alert !!, Iran-US:駐イラク米国大使館付近への戦争煽動者による更なる『偽旗工作』/Moreover, "False Flag" added by War agitator」
  ・2019/06/18付:「Red Alert ! 南シナ海で米国潜水艦が日本タンカーを攻撃し中国のせいにする『偽旗』の可能性、勿論偽イスラエルにも要注意/ South China Sea "False Flag" by US」
  ・2019/06/19付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米国と偽イスラエルによる「自作自演」の犯行(1/5)~両国潜水艦の存在/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/10付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(2/5)~ネタニヤフから再度の侮辱/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/12付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米国と偽イスラエルによる「自作自演」の犯行(3/5)~機雷と無人機攻撃/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(4/5)~モサドとCIAとMKO/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:「イラン反体制派国際テロ組織MKOを支援する偽善者欧米・偽イスラエル・偽ユダヤ・ネオコン・シオニスト/US, EU & Fake Israel back MKO of Iran anti-regime」
  ・2019/07/13付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(5/5)~中東が白人支配故の妨害か/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:『米無人機撃墜:イラン領空侵犯は戦争煽動者による「挑発」、戦争突入への「リメンバー・グローバルホーク」/"Remember GH" that Provocations by War Agitator』
  ・2019/07/13付:『米無人機撃墜:アメリカによるイラン領空侵犯の「証拠」/"Evidence" that US Global Hawk shot down invaded Iranian region』

  ・本ブログ カテゴリー:「イラン」 ・・・本ページ右サイド

 引用文献
  ・新改訳聖書(発行:日本聖書刊行会)
  ・新改訳新約聖書(1965年版)(発行:日本聖書刊行会)
  ・World English Bible(eBible.org)

  ・2019/07/05付・産経新聞:『タンカー拿捕 米大統領補佐官「素晴らしいニュース」』
  ・2019/07/05付・Bloomberg日本:「英海兵隊、イラン原油積載タンカーを拿捕-外交的緊張高まる」
  ・2019/07/06付・ParsToday日本:「視点;英領ジブラルタル海峡でのイランのタンカー拿捕」
  ・2019/07/06付・ParsToday日本:『ロシア、「イランタンカーの拿捕は、欧州の核合意維持の主張と矛盾」』
  ・2019/07/08付・時事通信:『イラン、タンカー拿捕「看過せず」=報復も示唆』
  ・2019/07/08付・ParsToday日本:『イラン外務省、「欧州が気休め発言を続けるならイランは第3弾の措置を決行」』
  ・2019/07/09付・ParsToday日本:『イラン外相、「タンカーの拿捕は、Bチームの代理としての危険な禁断行為」』
  ・2019/07/11付・ParsToday日本:『ロシア、「ジブラルタル海峡でのイランのタンカーの拿捕は破廉恥」』
  ・2019/07/11付・ParsToday日本:『駐英イラン大使「拿捕されたタンカーが釈放されない場合、イギリスの行動に対抗」』
  ・2019/07/12付・産経新聞:「ジブラルタル警察が拿捕したタンカーの船長らを逮捕」
  ・2019/07/13付・朝日新聞:「イランタンカー船長ら保釈 英領政府、制裁違反容疑巡り」
  ・2019/07/14付・SPUTNIK日本:『イラン、「どんな状況でも」石油輸出を継続と約束』
  ・2019/07/14付・AFP BB NEWS日本:「拿捕のイランタンカー、シリア行きでないと保証すれば解放へ 英外相」

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