脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

遺伝子組み換え作物使用でも農薬は増える

2014年02月08日 | 農薬

日刊ゲンダイ2014年2月7日号
「テンバーガー投資術13 杉村富生 海外で大モテ"日本の農薬"」より

ブラジル、中国、インドなど新興国を中心に、農薬の販売は年4~5%成長している。2023年には12年の1.5倍、731億ドルの見通しだという。
農薬メジャーSyngenta、Monsanto、Bayer、DuPontなどの農業関連事業は年10%前後伸びている。ブラジルは市場規模80億ドルで世界一、温暖な気候と好調な農業経済、耕作面積の拡大などで、殺虫剤の需要が増加している。13年夏には葉ダニが大量発生した。
 北米、ブラジルでは農薬メジャーの農薬に耐性をもつ雑草、青虫(チョウ目害虫)が出現した。遺伝子組み換え作物は「虫も食べない」といわれてきたが、それに青虫が発生し、しかも農薬メジャーの殺虫剤も効かない。
 そこ日本農薬のフルベンジアミドが効果を発揮した。耐性雑草には、クミアイ化学の除草剤ビピロキサスホルンが効いた。農薬メジャーの農薬に少し添加する効果があるという。