ドイツ兼業主婦の台所

在独12年目突入!
なんでも楽しいドイツ生活♪

増える主夫!?

2009年08月26日 | これぞドイツ
今日は日本の友人と電話でお話ししましたが、
なんだか、本当に景気が悪いんですね…
ドイツも景気は確かに下降しておりますが、
ここは高い税金を払っている分、社会保障制度は充実してます。
だから日本と比べてまだ安心かもしれません。
まあ、安心と言っても必要最低限の生活は保障されますが、
物価は上昇してますので、かなり厳しいのが現状のようです。

リストラや倒産の波はドイツにも押し寄せております。
私の知人も倒産の憂き目にあった一人。
2台のベンツも大きな家も今は他人の手に渡りました。
それでも、もともとお金持ちだったので、
我が家と比較すると持ち物が全然違ったりして…

それはさておき、
そんな不況のドイツで主夫が増えつつあるという話題。
この雑誌の記事でございます。



『今や妻がお金を家へ持ってくる』というタイトル。
ここにはご主人がリストラされ、主夫となったお話が書かれてました。
自動車会社で仕事をしていたご主人ですが、
再就職先を探しても自動車産業自体が不況で求職はなし。
そこで、教師の奥様と立場逆転。
子供の面倒と家事はご主人がするようになったということ。
それでもこのご夫婦の関係は良好。
お互いに理解しあってこの状態を続けているというお話し。
なるほど…

ドイツでは今や、家庭の主収入を妻が稼ぎ出す割合は5世帯に1世帯。
それに、主夫は今年の統計で全体の20%になるそう。
社会での女性の地位が確立されていることも原因でしょうが、
不況下での再就職率は男性より女性が優位だとか。
女性は仕事を選ばず、どんどん順応していくようです。
まあ、新しい時代なんですかね。
でも、女性に経済力があるせいでしょうか…ドイツは離婚が多い。
私の周辺のドイツ人女性も離婚してる人がほとんど。
そしてみんなバリバリ働いて家も持ってる。
実にパワフルであります。
しかしながら、主夫家庭の離婚率はどうなのかなぁ。
以外に少ないかもしれませんね。

さてさて、不景気なお話しはここまで。
経済が下降気味でも楽しく生活しましょう!
毎日が楽しければ幸運も寄って来ます。

ここで、本日のおまけ。
今朝はちょっと遅く起きてしまって朝食手抜き。
その代わり、お昼はちょいと手の込んだAuflauf(アウフラウフ)。


今日はポテトを使って作ってみました。

ストックしていたブロッコリーと挽肉がこの下にあります。

挽肉はハンバーグを作る要領で塩、胡椒で味付け。
それに玉ねぎと人参のみじん切りを混ぜ合わせました。
そこへブロッコリーをからめて器に敷き詰めます。
チーズをその上に適量ふりかけ、
マッシュしたポテトにハーブ塩、粉チーズで味付け。
それを更に上にのせ、オーブンで焼くこと25分。



かなり適当オリジナル・レシピですが、
本日もウマウマでした。
材料費はたっぷり4人前 3.20ユーロ
野菜もたっぷり摂れてこのお値段。
あっぱれ、一つ鍋シリーズでございます。

満足そうに料理を頬張る主人を見て、
『この人が主夫になったら…』と考えてみた。
掃除、洗濯は完璧。
もしも子供がいたら育児も大丈夫だろう。
でも、確実に外食が増えるか栄養が偏ると思う。

その昔、新婚時代に私が体調を崩したときの出来事。
主人は私のために料理を作ってくれた。
心から嬉しかったが、それもつかの間。
フレンチトースト?それとも…
食パンのホラー映画のようなものが目の前に。

旦那に主夫の座を決して渡してはいけない。

《今日の一句》
手料理に 悲鳴を上げる? 意味二つ