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蜜月、今は昔 裁判所と検察

2010年10月17日 02時36分19秒 | 社会ニュース
蜜月、今は昔 裁判所と検察 「裁判員制度」「村木事件」が契機(産経新聞) - goo ニュース
以下記事引用
大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)・犯人隠避事件で、裁判所と検察庁との関係が微妙に変化している。大阪地裁は最高検に対し、随所で「異例」ともいえる対応を見せ、犯人隠避容疑で逮捕された前特捜部長、大坪弘道容疑者(57)らの接見禁止請求を退けたほか、逮捕状も請求から約5時間の“熟考”の末、発布した。検察庁の「筋書き」を裁判所が追認する関係が続いた日本の刑事裁判。専門家は「裁判員制度導入と『村木事件』を契機に蜜月関係が変化した」と指摘する。

 ▼弁護士以外も面会 

 「証拠隠滅の恐れがあるとは認められない」。大坪容疑者と元特捜部副部長、佐賀元明容疑者(49)について、最高検は勾留(こうりゅう)請求の際に接見禁止を求めたが、大阪地裁は却下。最高検は準抗告したが、地裁は棄却した。

 否認している容疑者への接見が認められるのは異例。棄却の理由について樋口裕晃裁判長は、すでに取り調べがある程度進んでいると指摘した上で、「(同僚の)検察官らに(証拠隠滅の)働きかけがされる可能性は高くない」とした。

 接見が認められたことで弁護士以外にも1日1回、10分間の面会が可能になる。大坪容疑者は記者の接見に応じ、「最高検と全力で戦っている」と改めて容疑を否定した。

 検察幹部は棄却について、郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省元局長、村木厚子さん(54)が160日余りも勾留されたことが背景にあると指摘。「裁判所にも(勾留を)許可した反省がある。(接見禁止に)慎重になったのでは」と話す。

以上記事引用終り



村木さんの無罪判決後、改竄事件の発覚で検察組織は大揺れに揺れており、
その動揺が日々のニュースで報道されています。

同時に、裁判所と検察の関係も微妙に変化しているようです。

接見や公判について刑事訴訟法の教科書には理想的なことが書かれ、
それを学問として学んでも、現実は訴追側に有利な運用がなされていた実態。

今回の事件で、本来の理想に近づいたとは全く思いませんが、
裁判所、検察双方に自らの行いについての反省を迫る契機には
なったようです。それでも頑なに自らを正しいと思いこむ体質は
たぶん変わらないだろうなぁとは思いますが・・・。

それにしても、検事総長はよく持ちこたえていますね。
前特捜部長や副部長は懲戒免職、大阪地検検事正や次席検事は
監督責任を問われているというのに、検察トップは何の責任も負わないのでしょうか?

一部には、事件発生当時の決裁ラインにはいなかったというのが
免責の理由にもなっているかのような報道がされているようです。
しかし、組織のトップがトップたるゆえんは
自己の過失についてのみの責任を負うことではない
と思うのですが。

トップの決断が遅くなればなるほど
組織の疲弊度は増すことになると思います。
今後ますます検察の迷走は続くことになりそうです。


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