フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識

2010年03月25日 00時41分14秒 | 書評 教育系
『エンゼルバンク』という漫画、読んだことはないんですが、
流行っているんですか?

その登場人物のモデルとなっている方が著者です。
リクルート「Works」の編集長を経て、
現在人材コンサルティング会社の代表です。
人事・雇用の専門家だそうです。

「はじめに」でキャリア本は嫌いだという理由を
教条的な物言いになる著作物は嫌いだからと言っていますが
いやいや著者も相当『偉そう』な物言いで上から目線です。
「エンゼルバンク」の作者の三田紀房も
最近ビジネス書を相次いで出していますが
こちらも結構上から目線で、
なんでこんなに『偉そう』なのかよくわかりません。
キャラなのでしょうか?
そういえば、ドラゴン桜の主人公も
めっちゃ偉そうでしたもんね。
キャラなんでしょうね。

それはおいといて・・・。

内容は、現在の学歴事情と若者の就職事情を
データを示して克明に論じて言います。
とくに、玄田有史を批判しているところなどは舌鋒鋭いです。
学歴や就職などは意外と誤解と思いこみで成り立っている
ところがあるので、現状を詳しくリポートされれば、
昔と今の違いがよくわかります。

学歴のところでは、大学入試の現状が述べられています。
推薦入試が9月ごろから始まり11月ごろに終わるので、
1月ごろから始まる一般入試と合わせて、
かなり分散されています。
20年前の入試状況とは大きく変わっています。
偏差値については、
科目数など基準となる物差しが違えば、
偏差値の難易度も変わるのは当然だから、
科目数の違う国立大と私立大を
単純比較できないのはよくわかります。
しかも、推薦入試は偏差値と関係ないので、
その大学の入試時の難易度を学生が
維持しているかは未知数です。
イマドキの学生の学力が怪しいのは
この推薦入試制度も原因かもしれませんね。

就職事情も、大企業志向に一石を投じているので、
一読を勧めます。
例の日本航空は、1970年、1975年と
人気ランキングトップでした。1990年でも第8位。
人気ランキングがいかにアテにならないかの証左です。

でも、中小企業もそれなりの厳しさはありますが。

学歴の耐えられない軽さ
やばくないか、その大学、その会社、その常識

海老原 嗣生
朝日新聞出版

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