フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目

2010年01月04日 00時04分03秒 | 書評  ビジネス系
新 将命氏が説く経営の教科書。
経営者が押さえておくべき基礎・基本の30項目について
新氏の見識が述べられています。

世の中には経営コンサルタントと称して
様々な方が様々なことをのべられています。

経営には正解はないとはいえ、
時として全く正反対のことを言う人たちが存在することには
多少戸惑いも感じたりします。

結局は、自分の世界観・価値観・性格・好みにあう意見を参考に
判断していかざるをえないのでしょうね。

数ある経営指南書の中で、やはり選ぶのが限られてくるのは
自分の志向と合う考え方をされるからなんだろうと思っています。

ベストセラー書でも全く合わない本もあり、
そういう意味で、新氏の意見にはすんなり納得できることが多いです。

経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目
新 将命
ダイヤモンド社

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数ある貴重なアドバイスの中で一つ、
顧客満足の項目で、次のようなくだりがあり、
ご紹介しておきます。

『冷えたビール』のエピソードを紹介したのち、
真の顧客満足とはお客様の期待にきちんと応えることか?
という問いに対し、新氏はノーと答えます。

『問われているのは「顧客満足」ではなく
顧客満足の一枚上をいくという付加価値を加えた「顧客感動」だ。
したがって、「真の顧客満足とはお客様の期待を上回ることである」
が正しい。」

新氏の素晴らしい点は、これに「顧客感動」を維持できるかを
指摘しているところです。
顧客感動を与えた時点が次回から最低限の要求になり、
さらなる顧客感動を追及していかねばならない困難さの
認識を求めている点です。

「顧客感動」を与えることは簡単であっても、
『感動を与え続けること」はとても難しい。

ここに差別化の原点があるように思います。

新氏の著書は、
人間としての基礎・基本を押さえたうえで
なおかつ実践的な気づきを与え、
読者にインスピレーションをもたらせる点が
素晴らしいと思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感動が生まれる (本のソムリエ)
2010-03-27 20:25:03
確かに経営に正解はありませんね。

努力していくこと。

そこに感動が生まれるのでしょうか。
返信する
コメントありがとうございます! (なおぞう)
2010-03-28 19:15:44
手を抜く人は論外として、
みなさん、かなり努力されているというのが実感です。
それでも差がつくのは、
努力の方向性、ベクトルなのかもしれません。
若いころはやみくもに努力していましたが、
努力の方向性って大事なんじゃないか
と思っています。
そんなときに、新氏など先達の書かれた著書が
とても参考になると考えています。

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