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フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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まずは一人で独立・起業!うまくいく人、行かない人 鏡味義房著

2009年11月11日 00時20分06秒 | 書評  ビジネス系
サラリーマンから独立・起業を考えたとき、
一番不安に思うのが、
「一体自分は、独立して成功するだろうか否か」
ということです。

独立・開業に向けて様々な資料を読み漁っていくと
当たり前のことですが、全員が全員成功しているわけではありません。

成功と失敗。

その差は一体どこにあるのでしょうか?
ぜひとも知りたいところです。
その一部を教えてくれるのが本書です。
まずは1人で独立・起業!うまくいく人、いかない人
鏡味 義房
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

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著者は、2001年にかがみ事務所を設立して
ネットを利用した新規事業立ち上げ、
営業開拓、IT活用・上場対応を含めた事業革新など、
多くの企業の経営支援をしてきた経営コンサルタントです。

第1章 人生を会社に捧げるのはやめよう
からはじまり、
一人で独立・起業する際に問題になる点を
懇切丁寧に解説していきます。

退職時の健康保険の任意継続のすすめや
個人事業主がいいのか会社組織がいいのか、
税務署への個人事業の開業等届や青色申告届の提出の勧めなど
些細なことですが、
気がつかなければ大損するようなことが
満載です。


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フランチャイズ・ビジネスの実際 内川昭比古著

2009年11月08日 00時54分53秒 | 書評  ビジネス系
フランチャイズ・ビジネスについて
コンパクトながらきちんと書かれてあるものとして
定評があるのが本書です。

フランチャイズ・ビジネスの実際 (日経文庫)
内川 昭比古
日本経済新聞社

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本書に書かれてある「本部選定のポイント」が有益です。

①経営理念・ビジョンが確立しているか

②加盟店の高い収益性が確立されているか

③チェーン拡大の可能性が確立されているか

④ノウハウの差別化が確保されているか

→ノウハウの差別化を判断するポイント
(1)チェーン名が商標登録されているか
(2)ビジネスに名声と信用を得ているか
(3)チェーン名がユニークで覚えやすいか
(4)特色ある商品やサービスが開発されているか
(5)システム・ノウハウが確立されており、常に改善しているか

⑤ノウハウの短期取得のシステム化が確立されているか

⑥ビジネスにたえざるイノベーションが行われているか

⑦フランチャイズ・ビジネスを展開するための人材がいるか


数あるFC本部のなかで、
これはと思うFC本部と出あっても、
冷静にポイントをチェックしていく姿勢が大切です。


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独立・起業テクニック 山本鐘博著

2009年11月07日 00時49分20秒 | 書評  ビジネス系
独立・起業の陰に潜む落とし穴、
できることなら避けたいもの。

タイトルはややえげつないですが
独立・起業の際に問題を起こしそうな事例について
率直に語ってくれています。

ワルが教える独立・起業テクニック
―建前抜き。本音で語るゼニ儲け学

山本 鐘博
ぱる出版

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独立・起業が成功するかどうかは
やってみなければわからないというところがあります。

だから、勇気をもってとにかく一歩踏み出すことが大事なのでしょう。

しかし、
家族がいる以上、独立・起業をしたら成功しなければなりません。
少なくとも失敗はできません。

どうやったら失敗せずに、それなりの成果を得ることができるのか
そのノウハウをこの本からつかむ必要があります。

この本には様々なことが書かれてありますが、
そのうちの一つに、
『起業家タイプの条件』がありました。

『起業しながら、いかに自信があっても、
非現実的な点や矛盾点があるときには
どんどんと修正や変更を行って、
ビジネスモデルを変え、進化させなければならない。

理論よりも現実や結果を直視できることが
「起業家タイプの条件」だと言える』と
書かれてありました。

そして、
すべてを自分の責任として受け入れなければならない
ところがサラリーマンとは根本的に異なるのでしょうね。


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起業のワナ 渡辺仁著

2009年11月05日 00時47分09秒 | 書評  ビジネス系
脱サラ社長がはまる『7つの落とし穴』

①自分の実力や能力を過信する
→仕事ができる人ほど自信過剰。
 会社の実力と自分の実力を混同しないこと

②世間の評判や他人の影響を受ける
→人の意見や新聞・雑誌の情報を鵜呑みにして判断を誤る

③「起業」と「事業」を混同する
→開業してはじめて給料をもらう側と払う側の落差に気づく

④事業計画や市場調査にこだわる
→自分の目と足で情報を集めること

⑤思い入れが強く、市場を読み誤る
→使命感や正義感で事業分野を決めない。

⑥過去の成功体験にしがみつく
→会社での成功は会社あってのもの。
 起業とはゼロから成功モデルを作りだす作業。

⑦会社の常識が社会の常識と思いこむ
→会社時代の甘えや慢心が命取りになる。



起業のワナ
渡辺 仁
日本実業出版社

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起業ブームに踊らされているわけではありませんが
脱サラ三大誤算と著者が呼んでいる
「自己過信」「世間体・見栄」「勝手な思い込み」には
気をつけようと思います。

気をつけようと思ったって
この三つは人間の持つ業だから
ワナに嵌まるときは嵌まりますが・・・。


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天下人の失敗学  伊東潤著

2009年11月04日 00時03分03秒 | 書評  ビジネス系
歴史上の人物の行動と、自分の行動とを照らし合わせて
一定の局面でどのように動くのが適切なのか、
考えるサラリーマンは多いかもしれません。

自分はよく徳川家康の忍耐を思い浮かべるのですが、
信長のリーダーシップを思い浮かべたり、
秀吉の人たらし術を参考にしたりする人も多いでしょう。

本書はそういうサラリーマンのニーズ?をズバリついた内容です。


天下人の失敗学──すべての人間は4つの性格に分類できる (講談社プラスアルファ新書)
伊東 潤
講談社

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リーダーの性格を4類型に分けて
それぞれの天下人を割当て
リーダーとしての行動分析をしています。

4人の天下人とは
織田信長・明智光秀・豊臣秀吉・徳川家康の
4人です。

このうち、明智光秀は何となく無理やりな感じがして
違和感を感じますが、理論型の代表だそうです。

性格分類のエクササイズシートも付いていて
取り組んでみると、ものの見事に
家康(協調)型の類型でした。

このタイプの欠点は
①保守・消極性で組織にブレーキ
②固定観念にとらわれがち
③慎重にすぎ、身動きできなくなる
④派閥を好み、付和雷同する
⑤過度の内省で職場の活力を奪う
⑥疑心暗鬼から人間不信に陥る
⑦仲間とそれ以外を分けたがる
点にあるそうです。

家康の歴史上の行動も分析してあって
家康がその局面局面でどのように考え行動したのかが
よくわかります。

小説とはまた一味違う楽しみ方ができました。

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会社が嫌いになったら読む本

2009年10月27日 00時17分15秒 | 書評  ビジネス系
会社人生にどっぷり浸かったわけではありませんが、
『会社』に対するスタンスを考え始めたときに
手にした本がこの本です。



ありがちな過剰にハイテンションな書き方ではなく
抑えた筆致で、組織で働く者の心の動きを分析し
自ら考える機会を与える内容になっています。

著者は、組織で働く意味を問いかけたときに、
単純に『会社に残るか、独立するか』二者択一で
答えられるものではないといいます。

組織で働く意味に悩む「こころの定年」は
誰にでも訪れ、「満たされない思い」を抱くようになります。

その原因の一つが『他律性』

そして、
「誰の役に立っているのか」
「成長している実感が得られない」
「このまま時間が流れていっていいのだろうか?」
という三つのカテゴリーで組織で働く意味に悩むといいます。

これらの悩みに対する打開策は
「生活に根差した感動や感受性を取り戻す」ことではないかと
提案されています。

そこから、
転身についての叙述がはじまるのですが、
著者は単に転身を進めるわけではなく
組織で働くことの有用性についても
きちんと踏まえているだけに
その内容に重みがありました。

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35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画

2009年10月24日 00時18分44秒 | 書評  ビジネス系
著者は、リクルート社から杉並区の教育委員を経て、
杉並区立和田中学校校長になった藤原和博氏。
校長に就任してからは民間人の視点で活動を行い、
様々な社会人の講義を聞いたりして
世の中について学習する体験型授業『よのなか科』の創設や、
学習塾と連携した有料の課外授業「夜スペ」で知られています。



そんな藤原さんが書いた35歳の教科書。

目次は、
1 なぜ、人生に戦略が必要なのか?
 01 「みんな一緒」の時代から「それぞれ一人一人」の時代へ
 02 宗教的なものを道具として使え
 03 会社に依存するな
 04 杉並区・和田中で「よのなか」科を始めた意味
 05 自ら劇場を作り、自ら演じよ
 06 「働き方」ではなく「生き方」が問われる
2 戦略的ライフプランニングのすすめ
 07 10代集中、20代夢中、30代五里霧中
 08 正解主義を捨てて修正主義の人生戦略を
 09 サバイバルするための武器と仲間を持て
 10 戦略的人生計画の作り方
3 戦略作成の基礎は、クリティカル・シンキング
 11 演じる力、公共的リテラシー、クリティカル・シンキング
 12 公共性を身につけよ
 13 クリティカル・シンキング(複眼思考)で物事を捉えよ
 14 「ロールプレイ」と「ディベート」で地頭を鍛えよ
 15 35歳に必要な三つのリテラシー
4 自分だけのキャリアが身を助ける
 16 サラリーマンには虚飾が多い
 17 自分自身のリストラをせよ
 18 リストラ後のあなたの武器はなにか?
 19 組織内個人を目指せ
 20 会社と個人の新しい関係を築け
 21 結婚で「ベクトル合わせ」の技を磨け
 22 家族と仕事以外の「第三の場所」を持て
 23 ポイントは「動機づける技術」と「戦略的行動」

内容は多岐にわたるので、
目次を見て惹きつけられるところから読むのがいいかもしれません。

30代は現実的に自分のライフプランを考えるとき。
40代をどのように生きたらよいかを真剣に考えるとき
だと思います。その際の参考になれば・・・。

ただ、多少コンセプトには反論したい気持ちがあります。

藤原さんは、人生を支配するルールが変わったといいます。
正解主義から修正主義に変わったと。

ほんとにそうかなあ・・・。

『社会に出たら「正解」はない』とは
僕の子供のころからずっと言われてきたことなので
表現の仕方には特徴があるものの、
内容は従来から言われているような気がします。
『状況に合わせて臨機応変に対応する』のは大人ならあたりまえで、
世の中の流れが正解主義から修正主義に変わったからではないと
思うのですが。


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転職哲学 山崎元著

2009年10月22日 00時59分22秒 | 書評  ビジネス系
転職を12回行った山崎氏の
転職に対する考え方を綴った本です。
本書執筆時はまだ11回でした。



職場では、1日の3分の1以上を費やすのだから
気分良く働きたいもの。

気分良く働くためにはどうすればよいか?
転職した者だけが知る
会社と自分とを客観的に見る方法を山崎さんが教えてくれます。

僕の興味を惹いたのは、
『会社を辞めるときに肝心なこと』

著者の山崎さんは、転職において会社の辞め方は非常に重要だ
と考えておられます。
辞め方次第で今後の運勢にも影響するとまで断言しておられます。


ポイント① 一個人として、堂々と自然に振る舞う
ポイント② 転職先は言わなくてもいい
ポイント③ 仕事は短期間できれいに引き継ぐ
ポイント④ 次の職場にいいコンディションで移ることが一番大切。


初めての転職者は、
自分が退職することで、
会社にとって大きな影響があるのではないかと
考えがちだが、たぶんそんなことはないとも
おっしゃっています。

転職することへの罪悪感を持つことなく
また、会社へのうらみつらみも残すことなく、
むしろ、大きな仕事を任せてもらえたことを
感謝して、後を濁さず次に職場に移ればいい
ということなんだろうと思います。

そうすれば、今後に及ぼす運勢も良くなるでしょう!

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[文系・大卒・30歳以上」がクビになる

2009年10月18日 11時14分02秒 | 書評  ビジネス系
刺激的なタイトルですね~。

『文系・大卒・30歳以上』の要素を
僕自身はすべて満たしています(笑)

クビになりますかね~。

確かに直属の上長(事業部長)には嫌われていますが(笑)。
ズケズケものを言うので煙たいんでしょうね。
もう少し素直に従っていればよかったのでしょうか。
いずれにせよ業績不振の責任を押し付けられることには
かわりはありませんが。
ただ、今の事業部長が来てから
業績が下降していってるんですけどね。



本書では、『自分だけは大丈夫』という危機感のなさが
危ないという指摘がなされています。
根拠のない思い込みとして挙げられているのは
①欧米市場が復活すれば業績は回復する
②経済は成長するものだから業績は回復する
③大企業だから経営は安定している
④ホワイトカラーの仕事は重要である
⑤自分は他社でも通用する

楽観的な思い込みの共通の要因は
『ホワイトカラーが、
自らを会社において必要な人材である
と決めつけていること』という指摘がなされています。

自分が会社にとって必要な人間であると思わなければ
仕事なんてやってられないと思いますが、
確かに「必要な人間である」と思う根拠には乏しいかもしれません。

著者の云いたいことは、
「危機感を持て!」
ということなのだと思います。

そして、その対処法として
二つが挙げられています。
①自分から会社を退職する
②何としても会社にとどまろうとする

①を選択するなら、日ごろから準備をしておいて
リストラが行われそうなときは、
周囲より早めに動くということがポイントになります。

②を選択するなら、「仕事をすること」ではなく
「経営陣や上司に対して従順であること」を行動の規範とするべき
と指摘しています。



②の選択はないですね~(笑)。


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それでも会社をやめますか? 多田文明著

2009年10月16日 01時45分12秒 | 書評  ビジネス系
不況の最中、雇用崩壊が進む日本。
自分だけが大丈夫、と思うのは幻想で、
いつ何時、会社を辞める時がくるかわかりません。

それでも会社にしがみつくか、
「辞めてやる!」と蛮勇を振るうか。

開業を目指していますが、
もう少し資金を貯めたいと考えている私は、
まだ会社を辞められずにいます。

でも、会社を辞めたらどうなるだろうと
漠然としたイメージを持つことがあります。

本書は実際に会社を辞めた
アラフォー世代の
40歳からの仕事選びなおしの実録を記載したものです。



転職が厳しくなる40代の転職状況に絞って
書かれてある点が類書にない特色です。

あげられている実例は若干偏っているかもしれませんが、
40代は独立するか、会社に依存するかの別れ道。
その点の分析もされています。

アマゾンの評では酷評されていますが、
それほど悪くもないと思います。

会社を辞めたいと思っている人に
もう一度冷静になって考えさせる一冊。

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僕はこうやって11回転職に成功した 山崎元著

2009年10月13日 00時25分12秒 | 書評  ビジネス系


著書の山崎さんのブログ『王様の耳はロバの耳!』
面白くて、いつも読んでいます。

その山崎さんは、転職の達人。
本書出版の時点では、UFJ総研等にお勤めでしたが、
現在は楽天証券経済研究所にお勤めなので、
12回目の転職をされたようです。

本書は、単なる転職の顛末を記しただけではなく、
山崎さんが勤務した企業の内情を、
山崎さんが知る範囲で教えてくれるものでもあり、
山崎さんが歯に衣着せぬ物言いをされるので
企業本来の姿が垣間見れます。

取り上げられている企業は、
三菱商事、野村投信、住友生命、住友信託銀行、
シュローダー投信、バーラ、メリルリンチ証券、
バリバ証券、山一証券などなど、金融界の錚々たる企業です。

山一証券では、自主廃業の局面に遭遇されているので、
内部からどのように感じたか、
建て前ではない本音の様子がうかがえます。

『12月の末頃になると、
自主廃業発表直後の1,2週間の社内の妙に元気な雰囲気は
見事に消え失せて、目的を失って、
いわば死んだ組織の腐臭が漂い始めていた』
という表現がなんだか生々しく感じます。

山崎さんの表現は結構アイロニーを含んでいて、
企業名が実名だけにここまで踏み込んで書いてもいいのかな
と思うぐらい当該企業の恥部が書かれています。
それだけに読者にとっては面白く読めるでしょう。





リーダーのための中国古典

2009年10月12日 00時04分14秒 | 書評  ビジネス系


いま抱えている職場の問題に
直球で答えてくれるだけに
とても面白く読んでいます。

第三章 決断を誤らない
の章で、トップとしての見識について述べている個所がありました。
『周りの意見に引きずられて態度を変えるトップは信用できない』

なぜ、人の意見に振り回されて、決断まで人任せにしてしまうのか?
その原因を本書では次のように指摘しています。

第一に、自分の判断に自信が持てないから

なぜ、自信がもてないかというと
リーダーとしてのしっかりした見識がないことと、
判断を下す際の十分な情報が上がってこないことが
考えられるそうです。

第二に、責任追及を恐れる心理が働いているから。

自分が判断して成果を出せなかったどうしよう・・・。
上からの責任追及はもちろん、
下からも「たいしたことない」とみられてしまうのが
かっこつけの上司に取ったら耐えられないのでしょう。
だから決断までも人に任せて『あいつが判断したんだから・・・』
というようなセリフが上司自身の口から出てくるのでしょう。

責任は回避できるかもしれませんが、
信頼は失うと思いますよ。

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「伝わる」のルール

2009年10月10日 11時24分37秒 | 書評  ビジネス系


伝わる広告コミュニケーションのつくり方について
伊藤氏の3回にわたる講義を収録したものです。

講義形式の「語り」なので
慣れてないと読みにくいかもしれません。

ネットの登場で広告のあり様が劇的に変わっていますが、
効果のある「広告」とは?
これからの「広告」とは?
を考えさせる一冊です。

これからの広告の
最大のキーワードのひとつは「体験」
だそうです。

著者はメッセージは「表現」で伝えるものだと主張されているので、
本質的に芸術家・クリエイターなのだなあと思います。

ビジネスマンは「仕組み」で考えたりしますから。

発想が根本的にことなる人の
考えを読むのも面白いかもしれません。



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組織で使える論理思考力 飯久保廣嗣著

2009年09月30日 00時08分47秒 | 書評  ビジネス系
本書でキーポイントになる思考方法が
「ラショナル思考」

ラショナル思考とは、
ある問題・課題を分析し結論を出す場合に
論理的で体系的な考え方のプロセスをいいます
本書で特に強調しているのが、
シンプルで汎用性の高い論理体系です。

組織で使えるためには
わかりやすいものでなければ
ならないと著者はいいます。



切り口は4つ。

①全般的な現象・・・どうやって「現状把握」するのか
 分析課題の限定
 関心事の列挙
 課題の設定
 優先順位の設定

②過去の現象・・・原因はどこにあるのか
 分析課題の設定
 情報収集
 原因の想定
 想定原因の検証
 諸対策の策定

③現在の現象・・・どうやって決めるのか
 決定事項の明確化
 目的・目標の設定
 選択肢の立案
 選択肢の副作用

④将来の現象・・・リスクについての正しい論考
 重大領域の明確化
 将来問題の想定
 予防対策の想定
 コンティンジェンシー(発生時対策)


ある意味普通ですね。
「できる人」は、これらの論理段階が明確かどうかは別にして
このような段階を瞬時に経て「結論」を
出しているんじゃないでしょうか。
「できない人」は、これらの段階のいずれかで
モタモタしているのでしょうが
それは人それぞれでしょうね。

ただこの本の最後の方、
第4章「組織で活かせる思考力」は
必読だと思います。
なるほどと思うことがあります。
とくに若い人で「ホウレンソウ」の意味を
深く理解していない人にはお勧めです。


蛇足ですが・・・。

この本の187頁に
役員が決裁においてタブーとされる質問を
しないことが書かれてあり、
その一つに「これは本当に大丈夫だね」があります。

が、
ぼくはしょっちゅうその言葉を
上司から吐かれています(笑)
禁句だったんですね~。
知ってましたか、部長!(笑)

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「誠実」なくして伝説は生まれない

2009年09月27日 00時13分46秒 | 書評  ビジネス系
サービスが伝説になる時
という本の第6章の標題です。



一体何に対して「誠実」であるべきかは
議論の余地がありますが、
会社の幹部は、利益を上げたい、売上を上げたい
そのためには顧客に対するサービスの向上が欠かせないと
わかっているはずなのに、
顧客に対する「誠実さ」を従業員にのみ求めています。

自らが「誠実」であるべきなのに
「誠実」であるようには到底思えません。

それでは「伝説的なサービス」は生まれないでしょう。

『質の高いサービスは、
誠実であることを評価する企業文化のもとでのみ
実現される』

と本書は断言しています。

その場しのぎの姑息な手段で対応している
会社幹部こそが、諸悪の根源になっていませんか?

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