cuminseed

ちょっとだけスパイシー

DPI世界会議韓国大会参加記(5)

2007-09-20 | DPI世界会議韓国大会参加記
夕食は、ホテルから南大門に行く途中にある
飲食店の集まっている場所で食べることにした。
夜の南大門もとても綺麗だ。



その一角は急な坂になっていて、3分の2が焼肉屋。
残りはバーや喫茶店などでさすが韓国である。

どの店に入ろうか悩んで何度も同じ道を歩き回った。
日本語の解る人がいないと注文できないのと、
余り値段が高すぎても困るからだ。

足が疲れてきた。
思い切って日本語でカルビ・焼肉と看板に書いている店に入り、
「キャン ユー スピーク ジャパニーズ」
と言ってみた。
「ノー・・・」

やはり看板だけだった。

すぐ近くの店の前で、60歳ぐらいのおじさんが、
ドラム缶で作られた石炭ストーブのようなもので、
焼肉に使う炭を鋳こしていた。
妻が
「日本語の解る店を知りませんか?」
まったく解らないといった表情で手を横に振った。
「〇■▲□▽▽▽」
「■▽◆◎★○」
何か妻と話している。
どうやら中国語のようだ。
「このおじさん。中国から来たんだって。
訳してあげるからこのお店に入れって」
ガラス製自動扉の中に入ると、
どのテーブルも満席で肉を焼いている。
2階へ案内された。
階段を上ると、廊下に靴が一面に敷きつめられている。
座卓になっていて靴箱がいっぱいになり、
廊下にまで並べられているようだ。
階段に近い席が少しだけ空いていて、
その席に案内された。
「良く流行ってるなぁ~~~
 この店は美味しいんだろう!」
おじさんが、50歳ぐらいのおばさんふたりに何か言っている。
「コンバンハ!
ナニ、タベマスカ?
 ワタシ、ニホンゴ、スコシ、デキル」
おじさんが、私たちが日本人で、
少しだが日本語の解る人に注文を聞きに行くよう、
お願いしてくれたようだ。

「これとこれ」
メニューに写真が載っていたので指で注文した。
ミノと、同じく牛の腸だと思う。

テーブルにキムチ、味噌、生のニンニク、
海草やカボチャ、コンニャクの煮物など
10品ほどの前菜が並べられた。

おじさんが1階から真っ赤になった炭をバケツに入れて持ってきて、
テーブル中央に作られたコンロの中に放り込んだ。

リトルスピーク ジャパニーズのおばさんが、
鉄製の四角い網をおじさんが放り込んだ炭の上に乗せ、
肉を焼きだした。
日本では食べやすいように、
最初から小さくカットして焼くが、
韓国では肉の塊り(腸は細長いまま)で焼く。



横のテーブルでは会社帰りのグループだろうか。
スーツを着た男性4人と、若い女性4人が、
相当量のお酒を呑み楽しそうに騒いでいる。

それを見てたまらず、
空港で買った韓国語ガイドブックを取り出し、
「メッチュ ツー(ビール2つのつもり)」
発音が悪いのか、意味が分からないようだ
「ビール 2本」
「ハイ。ビール2ホンネ」
本当は、生ビールを2つ欲しかったのだが、
瓶ビールを2本持ってきた。

しばらくして、おばさんが、
ハサミで肉を小さく切り出した。

「コノニク。モウタベレマスカ?」
妻の日本語が、少し韓国なまり(?)になってきた。

「モウ スコシデ ダイジョーブ」
小さく切られたミノを、
どちらかというと、味噌に近いタレにつけて食べた。

軟らかく美味しい。
韓国に到着した日に食べた焼肉と全然違う。

さらにビール2本と
30,000ウォンの牛カルビ肉、冷麺を注文し、
本場韓国の、美味しい焼肉とビールを堪能した



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2 コメント

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肉は・・・ (ももママ)
2007-09-21 08:29:57
肉屋の友達が、韓国は日本の肉を輸入しているといってました。まぁ、今の世の中はそんなもので、食べ方、食べさせ方が重要なのでしょうね。この雰囲気、いいですね。
返信する
ももママさんへ (た~や♪)
2007-09-22 09:39:50
世界一の日本の牛肉(?)に、
韓国のタレと雰囲気。
美味しかったです(^^♪
返信する

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