徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

2015/16シーズンに流行したインフルエンザ型は?

2016年03月20日 08時52分49秒 | 小児科診療
 インフルエンザも終盤にさしかかりました。
 例年、12月~1月にA型が流行し、2~3月にB型が流行するのが一般的です。
 ところが今年は1月末からというスロースタートで、かつA型とB型の混合流行というパターン。
 迅速検査にて、A型とB型の両方が陽性のこどもが3人いました(だからといって重症感なし)。
 私の素朴な疑問は、A型はA(H3N2)とA(H1N1)のどっち? というもの。
 A(H3N2)は香港型、A(H1N1)はパンデミック型と呼ばれる型です(ソ連型は消滅しました)。
 答は国立感染症のHPにありました。

 下記サイトを見ると、今シーズンはA(H1N1)が中心で、B型がそれに続き、A(H3N2)は少ない、という状況です。

週別インフルエンザウイルス分離・検出報告数、2011/12~2015/16シーズン

 過去5シーズンを見比べてみると、A型は(H3N2)と(H1N1)が交互に流行したことがわかります。
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