最近は沸々とレスポール熱が再燃しているのだ
勿論、ジミヘン熱の現在進行形なのだ
ギター意外に関しては呆れるくらいに欲がない
しかしながら、ギターに関しては探究心が眠ることはない
新しいギターが欲しいというような物欲はあまりない
とにかく、ギターという楽器をより深く知りたい
読者の皆さんはどの年代のレスポールがお好きだろうか?
レスポールも年代で微妙に仕様がことなるようだ
当然ながらコピーモデルもそれらの特徴を忠実に再現している
とくにカスタムショップなどはかなりの拘りを持っているようだ

高価なレスポールになるほどに中古の購入には注意が必要になる
一見するとお得に思えるが・・
その実は微妙なのだ
年代が新しくなればなるほどに再現性の精度が向上しているようだ
ギブソンが自社のヴィンテージをコピーし始めた年に生産された
レスポールはかなり酷かったようだ
私もレスポール辞典で実際の写真をみた
かなりテキトーなのだ
近年ではネックなどの接着方法も当時の工法を再現しているという
塗装や接着剤なども当時を再現しているという
かなりマニア指数がアップしているのだ
価格が高騰しているのも納得の懲りようなのだ
一口にレスポールといってもかなり雰囲気がことなる

細部を挙げればキリが無いが・・・
大別すれば、ボディのトップ仕様とネックの太さ
58製年はプレーントップに極太ネック
59年製はトラ杢トップに太いネック
60年製はトラ杢トップに薄いネック
というのが一般的な認知の流れになる
この三年は生産数と現存している数から貴重なのだ
価格の高騰は留まることはない
欲しい人がいる限り、値段はつくという原理
59年製には7000万円という値を付けている個体もあるそうだ
欲しいという人は引く手数多ということなのだ
あるところにはあるものなのだ
レスポールといえばジミーペイジ
私の年代ではスラッシュよりも馴染み深い
私がチェリー色を選んだ理由でもある
ペイジ氏が若かった頃はチェリーだった
褪色で茶色に変色したのだ
当時のレスポールのもっとも大きな特徴でもある
ペイジ氏のレスポールは59年製とされているが・・
実は親友から中古で譲りうけた個体なのだ
買った時点ですでにネックが薄くリシェイプされていた
それと同時にヘッド裏の刻印なども削り取られてしまった
実はこの三年間のモデルは上記の特徴以外は非常に酷似している
材料などもほぼ一緒なのだ
コンピューターも無かったような時代の管理なのだ
トラ杢も特に狙いはなかったようだ
たまたま仕入れた材にそんな模様が浮き出ていただけの話
レスポール好きはトラ杢好きでもある
派手なトップはカッコいいが・・・
リアリティを求めるならば、少し抑えた個体が良い気がする
当時の個体には現代のようなバリバリの杢は少なかったように感じる
写真などを見てもそう感じる
60年製のレスポールは明らかに演奏性の向上を狙った仕様変更なのだ
現場で活躍するプロはこれ以降のレスポールを使っていることが多い
ネックは最も多く触れる部分だけに最重要なのだ
ギブソンのコピータイプの廉価ギターの多くはネックが薄い
個人的にはありな仕様だと思う
初心者向けだというベテランさんも多いが・・・
正直な話、極太のネックはかなり癖がある
私は比較的手が大きい
それでも無理なフィンガリングやフォームがある
ストラトで弾けるフレーズもレスポールでは無理ということも多い
ネックが太いレスポールはダメなのか?
演奏性という意味ではデメリットが多いことも事実
しかしながら、太いネック特有の音や弾き心地があることも事実
ソリッドのボディと極太ネックが私の中では基準になっている
youtubeなどの動画でも確認できるほどにレスポールの音は個性的
ボディが薄い同社のギターには魅力を感じない
言葉はあれだが・・・
その辺の廉価なハムギターとそう変わらない
しかしながら、レスポールは弾いても音を聴いても別格なのだ
歪ませた音で弾くリフのコリコリ感?は他のギターでは出せない
私の中でレスポールの音作りにブレはない
好きな音(理想の音)は明確なのだ
ネックを薄くリシェイプした知人のギターを弾いたことがある
廉価なレスポールタイプよりも薄いのだ
かなり小柄なタイプの人なのだ
手も小さい
本人には言えないが・・・
そもそもレスポールに向いていないのだ
そういう人の場合には観賞用として購入した方が良い気がする
売却するにしても改造ギターはかなり買い叩かれる
ネックを削って値段が上がったギターを聞いたことがない
改造が許されるのは実績を残した一流のプロだけなのだ
ギターは改造しない方が良いと思う
「俺は売るつもりはないから改造するわ」
そもそも、その音や弾き心地が気に入らないならば、他を選んだ方が良い
ストラトはコンデンサーのみを交換した

そもそも、元の音も良く覚えていない
まだ鳴りが若かった時代の話なのだ
コンデンサーが影響していたかは定かではないが・・
レスポールに関しては塗装剥がれやノイズ処理など
所謂、不具合としての修理や修正は何カ所かあるが・・
積極的に改造を加えたパーツはない
特にピックアップに関してはむしろ無改造でいきたい
ギブソンもフェンダーもピックアップへのセレクトと意気込みを知れば
改造に意味はないことが理解できる

目指す年代に近づけるべく、ピックアップをセレクトしているのだ
ちなみに私のレスポールは非力な57クラシックとプラス
当初は物足りなさを感じていたが・・
今ではこれで良かったと思っているのだ
総じて、ヴィンテージは経年劣化で非力になっているそうだ
その辺りを再現しているという
非力が狙いという辺りに惹かれるのだ
人間も好みや趣向が変化する
イケイケなロック時代を卒業したという実感はある
以前にも少しお話したが・・・
何でもかんでもドンシャリに歪ませるならば廉価のギターも変わりない
その辺りに気づいたのは最近になってからなのだ
遅ればせながらだが・・・
気づいたことは良かったと思う
読者の皆さんも良く研究してからギターを購入されることをお勧めしたい
何でもかんでも59モデルではない
実はプレーンなトップも再注目されているのだ
ペイジ氏のレスポールも一見するとプレーンだが角度を変えるとバリトラ
そんな特徴的な個体だと書籍に書いてあった
実物を見たわけではないが・・
何となくそんな気持ちになって当時の映像などを観ているのだ
ギターは深い、そして楽し😉