Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

小説 フランス革命 全18巻

2019年09月12日 | 読書、詩など

朝夕とっても涼しくなりましたね。

こんなに涼しくて、でも昼間は熱中症要注意ですって。

 

ここ半年以上、私が日夜欠かさず続けていたのが読書。

やっと読了しました。

初めに全巻揃えてから読み始めようと、箱買いしたのが1月の終わり。

箱で買うのはチューハイとお茶くらいだったけれど、

1巻ずつ読み終わってから次を買いに行くのも億劫だし・・・

近所の本屋さんで全巻揃って並んでるのを見たことなかったので。

最近はその本の内容も大事ですが、活字の大きさや書体が読みやすいか、

それも大事なポイントなので、一応本屋さんの店頭で確かめてから・・・。

それもひとえに老眼のせい・・・

なので岩波文庫とかはとっても読みにくい・・・

でも最近、岩波ジュニア新書というのを見つけて、

これが本によっては「ホントにジュニア向け!?」なんてのもありますが。

 

フランス革命、私くらいの年齢のおばさんには馴染み深いカテゴリーですよね。

そう、「ベルサイユのばら」読みました、小学校のトイレで。

なぜトイレ!? というと、マンガ持ち込み禁止だったので。

隠れてみんなで読んでたけど、先生は気付いていたかも。

優しく厳しくおおらかな大好きな先生だった・・・。

宝塚ヴァージョンで観たのは30歳過ぎてから。

なので私のアントワネットは花総まりちゃん。

フェルゼンは和央ようかさんか、湖月わたるさん。

オスカル様は朝海ひかるちゃんかな・・・

 

そんなさらっとした知識しかないフランス革命に俄然興味を持ったのは

ダヴィッド作のたった1枚のこの絵、というかスケッチ。

中野京子さんの「怖い絵」で読んだのだけれど、

ギロチンに向かう元王妃の背筋を伸ばした高貴な姿に感動。

そしてそのアントワネットやルイ16世を処刑したサンソン、

彼は一体どんなに恐ろし気な人間だったのだろうか・・・

興味は尽きず、サンソンに関する数冊の本を読んだ後、全18巻にたどり着いた・・・

というわけなのです。

 

色々と小難しい本を読む前に初めに読めばよかった、

と思えるほど読みやすく、最後まで興味は尽きることなく、

次々とページをめくり、次々と箱から続巻を取り出すのが楽しみで。

もちろん史実に沿って書かれてはいますが、

史実だけを延々と並べていては、読み続けるのは私には困難。

それぞれの人物の細かい言葉などは著者の「技」なんでしょう。

女の私にはわからない「男」の心理などは、

佐藤賢一さんの「人となり」などが含まれているような気がしました。

ルイ16世の夫として父親としての考えなどは、

もちろん資料として残っているものを参考にされているのでしょが、

細やかなセリフなどには、著者の男性としての責任感などが垣間見られるような。

 

歴史の授業や参考書などで数行で終わらせている歴史の一幕、

でももちろん人間の一生は数行では語れない。

ロベスピエールなども今までのイメージとはすっかり変わってしまった。

「フランス革命期の政治家で、やがて恐怖政治を敷いて断頭台に送られる」

というイメージが。

やはり一行では語れないなぁ。

 

ところでそのロベスピエールさん、

同年代のベルばら愛読者はみんな知っているのですが、

ナント身近な若い男子たちは知らないって\(◎o◎)/!

国立大学卒の子も知らないって!

わが息子も「何ピエールさん?クスリで捕まった人?」

それはちょっと、というかかなり違うぞ、息子よ。

 

楽しい8か月間でしたが、先を急ぐあまり走り読みした部分もあるので、

またじっくりと読み返そうと思うけれど、

その前に色々と買いあさった関連の本も読まなくては。

件の岩波ジュニア新書「フランス革命 歴史における劇薬」

先に読んで理解半不能だったけれど、もう一度チャレンジ。

(でもホントにジュニア向け?)

同じ岩波ジュニア新書でも「お菓子でたどるフランス史」は

きれいでおいしそうなイラストが楽しい本。

その他に死刑執行人サンソンの本を書かれた安達正勝さんの本は読みやすく

「物語 フランス革命」も控えています。

でも最近の読書でずっと気になる本が「社会契約論」、

学校の授業でしか出てこなかったルソー著、読んでみたいが恐怖の岩波文庫。

試し読みしたいけど、と長男と話したら「ぼくの部屋の押し入れにあるよ」 

さすがわが息子

 

毎日毎日こんなに楽しくて、ますますおひとりさま生活にどっぷりです。

本とネコがいたら、何もいらな~い。

あっ、それから音楽もね♪

 

 

 

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