Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

40年

2017年12月19日 | 千住真理子さん

日曜日にお休みをもらってコンサートに行ってきました。

久々のコンサート、しかも・・・

大好きな千住真理子さんのリサイタル。

私が真理子さんのヴァイオリンを初めて聴いたのは「火の鳥」

手塚治虫さんのアニメの映画化で、BGMに真理子さんのヴァイオリンが流れた。

本当に火の鳥が舞い降りてくるような音色・・・

10年ほど前にも名古屋でのリサイタルに行った。

初めて真理子さんの生演奏を聴いて大感激だったっけ。

その後サイン会もあったけれど、一度に願い事が叶ったら死んでしまいそうなので

あえて横目に帰って行ったっけ。

そして昨年一月はプラハ響との共演。

今回はサインをしていただこうと、ほしかったCDはリサイタルまでお預け。

今とっても気に入っているブラームス。

「火の鳥の時からのファンです」って言って握手してもらったら、

ちょっとびっくりしたご様子・・・

あれから40年近くが経とうとしています。

 

毎回コンサートでは感動のあまり泣きながら聴いてしまう私。

ちょっと周りの人には気持ち悪いおばさん、と見えてしまうかも。

もちろん演奏自体が感涙ものなのですが、

ずっとずっと好きな音色なので、聴いている間にいろんな想いがあふれる。

今回私の故郷の大垣市で初めて握手してサインまでいただいたのも

なにか感慨深い・・・

会場も、40年前中学生だった私がよく通った図書館の敷地内。

 

今回はクリスマス前なので、それらしい雰囲気の曲を選んだとのことで

バッハ、ヘンデル、シューベルト、モーツァルト・・・

1曲1曲、1音1音、宝石のような美しい音色・・・

後半は月や星、空に因んだ曲、

千住明さん編曲の「荒城の月」は鳥肌ものでした・・・

 

リサイタルは2回目ですが、前回も曲の合間のおしゃべりが興味深い。

曲の説明や技術的なお話、そして演奏する曲への思いなど・・・

ブラームスのハンガリー舞曲1番はとて好きな曲で、

自分のすべてがさらけ出されるような曲だとおっしゃいました。

ハンガリー舞曲は私も大好きな曲ばかりですが、

(ハンガリーとスラブ舞曲集を毎日のように聴いたことも)

21曲の中で突然〇番と言われて、すぐにはメロディが浮かばない・・・

でも曲を聴き始めて・・・、ああ私も一番好きな曲だわ・・・とまた涙。

 

自分の感動を書き綴って、支離滅裂になってしまった・・・

昨年1月のコンサートの日記も読み返したけれど

やはり感動で鼻水をすすっていたとの記録が。

あの時のプログラムも子供のころから親しんだ曲だったからね・・・

たくさんの色んな曲、1曲1曲に色んな思い出や想いがつまっています。

 

今回買ったブラームスのソナタ集。

なぜかヨーヨーマのチェロで何度も聴いた曲です。

ブラームスってホント深い。

真理子さんは、ブラームスの世界そのものが深い森のようだ、

と書いておられますが、私にはまだよくわかりません。

ブラ1、ハンガリー舞曲集、ドイツレクイエム、たくさんの歌曲、

知れば知るほど深い・・・

でもその深さが森なのか海なのかもっとほかの深さなのか、

私にはまだわからない・・・

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の私 | トップ | Merry christmas »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

千住真理子さん」カテゴリの最新記事