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10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧伊勢街道編(3)

2014-08-05 | 旧伊勢街道run!!


空を見上げると、泣き出しそうな天気。
でもせっかくの休日で、特にスケジュールも埋まってないから、家にいるのはもったいない!

というわけで、今朝もそそくさと身支度を整え、前回終了地点の近鉄「江戸橋」駅に向かうコスモタイガー。

名古屋駅から約1時間、「江戸橋」に到着したのはお昼時。
コンビニで軽く腹ごしらえして、さぁ、本日のトレーニング開始!

と思ったら…。

携帯忘れた~~~!!
写メ取れないじゃん!

かと言って、ここまで来て引き返すのも馬鹿だしなぁ。
いいんだよ、別に自己満足でやってるだから。
今日に限っては記録すら残せないけど、将来、公開するつもりもないし、自分の中で「走った」事実さえあれば、それでいいんだよ。
(※この時点でホントにそう思ってました、はい)

と言い訳しつつ、今日は写真を撮ることのない、街道ランとなった。
まさに初期の身軽だった旧東海道が思い出される。(旧東海道編1、2参照)

そうはいっても写メ取れないのはテンション下がるよね。
スターとしていきなり、街道らしい雰囲気なんだけどね。

右側、阿部家住宅。
かつての醬油屋さんね。

この辺り、上浜町といって、江戸初期より人家が立ち並んでいたらしい。
いい感じの雰囲気。
写メ取れないけど(泣)

道なりにどんどん進むと、ビルや事務所が増え、都会の雰囲気になってきた。
右手奥には「津」駅。

1文字の最短駅名としても有名だけど。
言わずと知れた、三重県の県庁所在地、津市の中心駅。
その中心街に埋もれた感じで残る、伊勢街道。
歴史を感じるお寺も存在し、微妙に街道の雰囲気は残している。

藤堂高虎が津城主となり、城下町として整備した、津市。
その際、伊勢街道の宿場も整備し、この津の街を大きく発展させたということらしい。

女子レスリングの吉田沙保里選手の出身地のため、あちこちに彼女を応援する旨の看板や横断幕が目に入る。

しばらく走ると、今度は右手奥に三重県庁を望む。
で、川の堤防に突き当り、この道はここで終了。

「安濃川」ね。
左の国道23号で、「塔世橋」、渡りましょ。

で、伊勢街道はしばし消失しているらしく、23号をそのまま約300m、歩道橋が目印で、ここを左折。
すぐの道を右折したところから、旧街道が復活。

300mほど先の信号のない十字路を左折すると、急に歩行者が増える。
そこにあるのが「観音寺」で、ここに道標がある。

この観音寺も、津市では有名な参拝スポットらしい。

道標はここで右折を示している。
ここからはアーケード付の「大門商店街」。
走ってるとちょっと目立って恥ずかしいけどさ。

商店街は脇目も振らず、駆け抜ける。
すぐにまた道標が残り、示す通り、右折し、商店街を抜ける。

1本目を左へ。
百貨店の裏を通り、川沿いの県道にぶつかる。
右折して、国道に出る。

川の名前は岩田川。
そして渡るのは岩田橋。
そのまんまやね。

この岩田橋の手前から、右へ、国道163号が分岐しており、約700m、歩けば10分ほどで、近鉄「津新町」駅に出るんやね。
この周辺だけ、妙に土地勘あったりする。
感慨深いなぁ。

何がって?
まぁね、20数年前の、純情青年?時代の話だからね。
津新町駅近くの某所に住む女性と縁あって、足繁く通ったもんだ。
よくあんなに熱くなれたもんだなぁ。

今、彼女はどうしてるんだろう?
もちろんそんなこと、知る由もないけれど。

まさか、20数年後、旧街道runで、その至近距離を走ることになろうとは!
せっかく近くに来たんだから…って、こんな汗ダクダクの状態で、もちろんそんなことする訳ないけれど(ってか、汗かいてなくてもしないけど)。
遠い青春の思い出やね。

おっとっと、また脱線しちゃったよ。
鉄ちゃんのくせに、脱線ばかりしてるよね、俺。

別に何も悪いことしてないけど、妙な緊張感を持ったまま、岩田橋をそのまま直進。
わずかながら、そのまま国道23号が、旧街道ということらしい。

600mほど先で、「岩田」の信号に出た。
ここから斜め左に分岐する、一方通行の細い道。
これが旧伊勢街道だ。

ほぼ南東に向かう形で、道は直進している。

リサーチによれば、途中、酒屋さんの前から右折する道が、1632(寛永9)年以前の伊勢街道らしいけれど、コスモタイガーは、一般的な?江戸期の伊勢街道を選択。
そのまま直進する。

やがて変則の五叉路に出ると、そこには立派な祠が現れる。
「延命子安地蔵尊」と「閻魔堂」が並んでる、ということらしい。

その奥が小さな神社で、こちらは「市杵島姫神社」。
伊勢国司、北畠氏の守り神だったとされる。

道なりに斜め右へ行く。
ここを境に一気に街道らしい風景となった。

神明神社、薬師寺と、小さいながらも歴史を感じるポイントを通過。
あとは道なりにひたすら南下。
左手に、弘法大師作と伝わる、地蔵堂も安置されている。

道が右にカーブしてすぐ、左に分岐する道が現れる。
ここは追分で、分岐するのは「香良洲(からす)道」。
香良洲神社への参詣道のことらしいけど、当然コスモタイガーは、そのまま伊勢街道を走る。

「垂水南」の交差点で、国23を横断し、そのまま直進すると、しばらくして右からかなり雰囲気のある古道が合流する。
さっき分岐した、江戸初期の古道と、ここで再会だ。

ここからは再び、旧街道らしい雰囲気となったけど、ついに雨降ってきたよ!
この時期の雨は、冷たいからね~。
とはいえ、こんなところで止めるわけにも行かず、とにかく足を進める。

成就寺、金剛寺、南昌寺、と、如何にも由緒ありげな古刹が続き、家並みにも歴史を感じて、もっとゆっくり味わいたいけれど、雨がね~。

突然背後から大型バスが!
実はこの道、普通に三重交通の路線バスが走ってるのさ!
この狭い道に、不釣り合いなバスが来るからね、少々ビックリする。

交通量も結構あったりする。
地元の方々の抜け道にもなっているようだ。

そういえば、学生時代の無二の友人は、ここから右の高台の辺りだ。
何度か遊びに来たけどね、そのたびに、この辺りの謎の道をくねくねしていた記憶がある。
この伊勢街道も、もしかしてその際通っていたのかもしれない。

道標、常夜灯も残り、古民家も残る素敵な一角だ。
「藤方」という集落らしい。

右手奥には、こんもりとした一角。
「加良比之神社」。
立ち寄って手を合わせておく。

よく見ると、沿道沿いにいくつかの由緒ありげなお寺も並ぶけれど、いちいち寄ってるわけにもいかないし、何より雨がさらに強くなってきた。

こりゃ、ちょっと厳しいな。
ペース上げるか。
どうせ写真撮れねぇし!

小さい川を渡ったところに常夜灯があり、ここで「高茶屋」集落に変わったようだ。
名前の通り、かつては茶屋が並んでたんだろうね。

こんもりした一角は高茶屋神社。
でもごめん、雨、さらに強くなって、まじヤバい!

そのまま400mほど、あわてて駆け抜けると、左に行く直線路の50~60mほど離れたところにある、JR紀勢本線の高茶屋駅。

土砂降りだ!
もうたまらん!
もう思考停止状態。
ここをゴールとする。
ゴールというより、打ち切りと表現した方が正確かな。

全身びしょびしょ。
体を拭いて着替えただけで、やってきた電車に飛び乗った。

落ち着く間もなく、「津」で下車。
このままJRの快速「みえ」に乗り継ぐ方法もあるけどね、運賃を考えれば、ここからは近鉄利用が賢明だ。

JRだと途中、第三セクター、伊勢鉄道を通過することになってさ、運賃が割高になってしまうのさ。

体は濡れてても、脳みそは濡れてないからね。
近鉄の急行で約1時間、名古屋駅に到着。

あ~疲れた!
ってか、今日は旧街道run始めて以来の、ついてない一日だったかも。
ケータイ忘れるし、雨降られるし。

今日は記録にも残せず、記憶に残るほどの名所もなく、本当に、ただ「走った」事実だけを残しに行った、そんな感じの一日だった。
実走距離も、途中で打ち切ったぐらいだから、当然短く、11~12kmぐらいやね。
ガッカリ!

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