cosmotiger発信!!

日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧東海道編(12)

2012-06-18 | 旧東海道run!!

「もうこの辺で終わりにしよう」と何度も思いつつ、やっぱり時間がたつと好奇心が勝ってしまい、困った性格だね俺も。

というわけで、晴れ渡る空、若干の暑さを感じつつ、コスモタイガーは再びJR高塚駅に降り立ったのであった。
今日は政令指定都市になったばかりの浜松市の中心部を通り抜けるルートのため、鄙びた感はまったく期待してないけれど、街の賑やかな「顔」が見られることは別の楽しみではある。

で、高塚駅からすぐ、国道257号(旧東海道)に出て、東に進む。
とりたてて特徴の無い住宅街が続く中、二ツ御堂や若林一里塚跡など、それなりの史跡もあって気分転換にはなる。

新幹線の高架をくぐり、「西浅田北」の交差点へ。
走りやすいからついそのまま国道257号を突っ走ってしまいそうで、ネット等では多くの方が間違えているようだ。
実際コスモタイガーも事前にリサーチしていたはずなのに、間違えてしまい、あわてて逆走して戻ってきた地点だ。

「西浅田北」から国道257号を進むのは良いが、すぐの道を左折し、東海道本線の高架をくぐるのが正規の東海道。
そのまま進むと「菅原町」の交差点に出る。
で、一番広い道(県道62号雄踏街道)を東に進み、「成子」の交差点で再び国257に巡り合う。
左折してそのまま国257を進むわけだね。

百貨店のような大きな建物が右に見えると「伝馬町」。
どっかで聞いたような名前だけど、全国各地の城下町によく見られる町名だ。
簡単に云えば、城主が手紙を出したり物を運んだりするための馬を置いておく町を指している。

ここからが浜松宿の中心になる。
浜松は若かりし徳川家康が過ごした由緒ある城下町であると同時に、宿場町としても大きく発展した。
本陣6軒は、東海道最多を誇る。
目の前の旧東海道は、現在は大手通と呼ばれているらしく、まさに浜松市のメインストリートと思われるが、その左右の歩道には「川口本陣跡」「杉浦本陣跡」「佐藤本陣跡」などの案内板もあり、歴史に興味ある人にとっては楽しいストリートランとなる。

今日はお祭り?あるいは祭りの予行演習?でもあったのか、あちこちに山車が出ている。
普段見られない山車を街中で見られるのはラッキーだけど、それを見に来ている観客もいて、かなりの人手だ。

「連尺」という交差点に出る。
そのまま直進すると市役所や浜松城に出るわけで、特に浜松城は見たい気持ちが強いけど、そこだけで終わってしまいそうな気配なので、やむなくパスする。
右折して、国道152号を行くのが旧東海道。

しばらくはこの道をずーっと走るだけ。
途中、遠州鉄道の高架をくぐり、右側には「アクトタワー」と云うらしい高層ビルが見える。
(あとで調べたら45階建てらしい)
この辺り、いわゆる再開発というやつで、道路も広く、旧街道らしさは皆無に近い。

旧東海道が街のど真ん中を突っ切っている上、太平洋戦争時の空襲で、中心部が壊滅的な被害を受けた浜松市。
街道らしさを望むのは酷な話だ。

そうは言っても、この道が東海道であることは間違いなく、とにかく進むと、「子安」の交差点。
国152は、左斜めに行くけれど、そのまま直進する。(県道312号)
この辺りからちょっとだけ静かな雰囲気も出てきた。

「天龍川駅入口」という交差点に出る。
ここを右折して、天竜川駅をゴールすることも考えていたけれど、まだ全然余裕あるし、この道は遠鉄バスが多く走っていることは走りながらチェックしており、予定変更。
遠鉄バスにも乗ってみたい。

やがて国1浜松バイパスをくぐり、そのまま進むと、「薬新町」というバス停があり、すぐに道が二手に分岐する。
左の道がメインらしく、バスもこちら側を通るようだが、東海道は右の静かな道の方だ。(県道344号)

で、分岐点からホントにすぐの地点、左のフェンス際に小さく「安間一里塚跡」の碑(というより柱?)が建っていた。

時間的にも体力的にもこのまま先へ行く余裕はまだまだあるけれど、ここならバス停も近いし、天竜川の手前と云う事で1つの区切りとしたい、と思い、ここでゴールとした。

実走距離13~14kmぐらいかな?
「薬新町」バス停まで歩いて戻る。
浜松駅行のバスは、休日昼間にも関わらず、概ね15分間隔で運行されており、かなりの利用があるようだ。

遠鉄バス、いつ以来かなぁ~。
遠鉄でも鉄道線なら何度か利用しているけれど、路線バスとなるとねぇ。
中学生の頃?父に連れられ、国鉄二俣線(現天竜浜名湖鉄道)を旅した際に、沿線の観光に利用したかも?

今走ってきた道を戻るだけなんだけどね、それでも日頃乗らないバス路線には何だかワクワクしちゃうね。
鉄チャンと言えど、鉄道に乗る機会は多くても、下車してその街の路線バスをじっくり味わう機会なんてそんなにないからね。
でもその街の素の姿が見えて、結構楽しかったりする。
地元の方しか乗らない(多分)路線バスの中で、ひそかに楽しみながら帰途につくコスモタイガーであった。


(2014.5.16追記)地図、作成しました。(ここをクリック)
コメント
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