BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

WBC世界フェザー級暫定王座決定戦 オスカー・ラリオスVSフェイデル・ビロリア

2008-06-02 22:03:53 | Boxing
ラリオス 5ラウンドTKO勝利

ラリオスは急遽決まったピンチヒッターかと思ったが、
実際は調整ばっちりだったようだ。
それでもリナレス戦のように最初からぐいぐい前に出るわけではなく、
立ち上がりを慎重に行ったのか、スピードについていけなかったのか、
そこはよく分からなかったが、勝負所をを見誤らなかったのはさすが。
けど、ラリオスとリマッチするぐらいならリナレスには王座返上して
Sフェザーに上がってほしい。

ビロリアは速い。
ラリオスよりギア3つは速かった。
リズムやテンポ、軌道の異なるジャブを5種類ほど使い分け、
ボディワークもシャープ、フットワークも軽やか。
コロンビア人というとどうしてもリカルド・トーレスが思い浮かぶが、
トーレスとは正反対のボクサーだ。
乱打戦に強引に巻き込まれたように見えたが、
4ラウンド終盤のラリオスの左フックの残像に呑まれたのか?
粟生あたりと戦わせてみたい。

WBC世界フェザー級挑戦者決定戦 松田直樹VSグティ・エスパダスJr

2008-06-02 21:22:05 | Boxing
エスパダスJr 2ラウンドTKO勝利

初っ端から距離が遠かった。
グローブにして2つ分。
右ボディから入ろうとしたが、距離を測っている最中に左をもらってしまった。
2ラウンドにもらった右も予想以上の伸び。
両方ともフラッシュ気味のダウンだったが、あれでストップするか?
呂律も回ってたし、脚がふらついていたわけでもないのだが。
観ている側は「ま、しゃーない」で済ませられるが、
松田にしてみればそうはいかない。
リベンジを期待したいが・・・

エスパダスはEspadasの名前の通り、両腕が2本の剣だ。
松田のフックは鎌さながらの軌道と威力だが、
純粋に持っている武器の優劣で決着してしまったという印象。

アンダーカード

2008-06-02 20:55:17 | Boxing
バンタム級4回戦 カルロス・クアドラスVSマルコ・アントニオ・トゥリサ

クアドラス 1ラウンドKO勝利

北京五輪を目指していただけあって良い選手。
ただし相手が弱過ぎ。
ジャブ、ワン・ツー、スウェーバックでかわすだけで決着がついてしまった。
Sバンタムかフェザーで3年後に世界ランク入りか。

S・フェザー級8回戦 モイセス・ペレスVSアルマンド・グスマン

グスマン ユナニマスディシジョンで勝利

何年か前にGAORA(だったっけ?)で後楽園の試合を定期的にやってたけど
その時の6回戦や8回戦を彷彿させる両者だった。
ペレスはビッグマッチの前座の暖気運転役に最適。
グスマンは国内タイトルか地域タイトル止まりか。