シュトルム 7ラウンドTKO勝利
リング中央のガチャガチャの打ち合いにではなく、
すれ違いざまの一撃に対して歓声が沸くところなどさすがにドイツだ。
それにしても今日のシュトルムはやけに塩分が薄かった。
鉄壁のブロックはいつも通りだが、これはA・アブラハムとは一味違うブロック。
アブラハムの腕力と体幹の力をベースに置いた脇をしぼるブロックに対し、
シュトルムは相手のパンチの間合いとタイミングを見切って瞬間的に受け止める、
またはそこからボディワークに移行するタイプ。
ピットマンの速いワン・ツーに苦もなく対応したが、これは豊富な練習量と
積み上げてきたキャリアの証明だ。
これは攻撃においても当てはまる。
瞬時にパンチの当たるポイント、角度を見切り、インパクトの瞬間に拳を握り込んでいる。
一発の力においてはアブラハム、パブリックに劣るが、
インテリジェンスの面では3人の中では一番上と見る。
ピットマンはオリンピアンなだけあって高速のワン・ツーを基調にした良いボクサー。
だが、相手との相性が悪すぎた。
これまでは中間距離でビシビシ気持ちよく打ち込んで勝ってきたのだろうが、
それが通用しないと分かった途端に軽いパニックに陥った感がある。
3ラウンドのクリンチの際の右足の引っかけがそれ。
こういうメンタリティーでは世界タイトルは奪い取れない。
獲ったとしても防衛はできない。
使える武器を増やす必要がある。
右リードをダブル・トリプルで繰り出すとか、なにか工夫が欲しい。
中に潜り込まれた途端にナックルの返らない猫パンチを無闇に振り回すなど、
完全に若さを露呈してしまった。
一皮向ければすぐにタイトルマッチ戦線に戻ってこられるだろう。
リング中央のガチャガチャの打ち合いにではなく、
すれ違いざまの一撃に対して歓声が沸くところなどさすがにドイツだ。
それにしても今日のシュトルムはやけに塩分が薄かった。
鉄壁のブロックはいつも通りだが、これはA・アブラハムとは一味違うブロック。
アブラハムの腕力と体幹の力をベースに置いた脇をしぼるブロックに対し、
シュトルムは相手のパンチの間合いとタイミングを見切って瞬間的に受け止める、
またはそこからボディワークに移行するタイプ。
ピットマンの速いワン・ツーに苦もなく対応したが、これは豊富な練習量と
積み上げてきたキャリアの証明だ。
これは攻撃においても当てはまる。
瞬時にパンチの当たるポイント、角度を見切り、インパクトの瞬間に拳を握り込んでいる。
一発の力においてはアブラハム、パブリックに劣るが、
インテリジェンスの面では3人の中では一番上と見る。
ピットマンはオリンピアンなだけあって高速のワン・ツーを基調にした良いボクサー。
だが、相手との相性が悪すぎた。
これまでは中間距離でビシビシ気持ちよく打ち込んで勝ってきたのだろうが、
それが通用しないと分かった途端に軽いパニックに陥った感がある。
3ラウンドのクリンチの際の右足の引っかけがそれ。
こういうメンタリティーでは世界タイトルは奪い取れない。
獲ったとしても防衛はできない。
使える武器を増やす必要がある。
右リードをダブル・トリプルで繰り出すとか、なにか工夫が欲しい。
中に潜り込まれた途端にナックルの返らない猫パンチを無闇に振り回すなど、
完全に若さを露呈してしまった。
一皮向ければすぐにタイトルマッチ戦線に戻ってこられるだろう。