王者 トマス・ロハス VS 挑戦者 名城信男
ロハス 判定勝利
考察 ~ロハス~
序盤、中盤、終盤と山場がなく、いや、あったかもしれないが、
自分には見えなかった。
終盤に近づくにつれて手数が少なくなったのは、スタミナの消費もさることながら、
常に相手よりも手数を多く出すことを意識していたからだ。
相手の手数が減れば、自分の手数も当然減る。
本人のイメージとしては河野戦が近かったのではなかろうか。
河野は打たせて、かつ、当てさせてくれたが、
名城は打たせるほどには当てさせなかった。
ただし、両者とも王者に決定的なパンチは当てていない。
(河野の12ラウンドをどう評価するか…… 仕留められなかったからなあ)
中間距離でのフックもアッパーもジャブも切れる王者なので、
日本の伝統的なファイターでは苦労するのが目に見える。
ただ本当に警戒すべきはアッパーのみ。
河野がしこたま喰らい、名城が無意識の内に怖がったのはこれだけ。
1ラウンド目で腰が引けてしまえば、それだけでアッパーを半分封じたことになる、
と思っていたら、スリヤンが来た見た勝った!!!
日本人選手トホホ。
だが、扉はむしろ近くなったかもしれない。
開きやすくなったかどうかまでは分からないけれど。
考察 ~名城~
今更詳細にレポートするのもアレなので簡単に所感のみ。
「自分のボクシングが世界の採点基準に合わないのか」という疑問(正確には不満)を
今頃になって表明するのははっきり言ってどうかと思う。
徳山の言をいかに聞くか。
リードを磨かなければならない。
そしてリードはジャブだけではない。
リードがあればボクシングが無限に拡がる。
途中で「もっと我武者羅に」という言葉があったが、
これについては最近面白い本を読んだ。
野球の野村克也と将棋の米長邦雄の著作。
単なるがむしゃら、やけくそ、開き直りには理がない、
そこに理外の理を求めなくてはならない、と。
それにしても格段にムニョス戦から比べて格段に打たれ弱くなったようだ。
アゴが脆くなったというよりも、被弾に対する心理的・精神的な予備力に
余裕がなくなってきたという方が正しいか。
濃すぎるマッチメークのツケが現れてきたのかもしれない。
それにしても真田幸村はイカンだろ。
確かにここ関西のみならず日本中で古くから愛されてきた武将ではあるが、
大坂夏の陣は壮絶な負け戦だったのに。
ロハス 判定勝利
考察 ~ロハス~
序盤、中盤、終盤と山場がなく、いや、あったかもしれないが、
自分には見えなかった。
終盤に近づくにつれて手数が少なくなったのは、スタミナの消費もさることながら、
常に相手よりも手数を多く出すことを意識していたからだ。
相手の手数が減れば、自分の手数も当然減る。
本人のイメージとしては河野戦が近かったのではなかろうか。
河野は打たせて、かつ、当てさせてくれたが、
名城は打たせるほどには当てさせなかった。
ただし、両者とも王者に決定的なパンチは当てていない。
(河野の12ラウンドをどう評価するか…… 仕留められなかったからなあ)
中間距離でのフックもアッパーもジャブも切れる王者なので、
日本の伝統的なファイターでは苦労するのが目に見える。
ただ本当に警戒すべきはアッパーのみ。
河野がしこたま喰らい、名城が無意識の内に怖がったのはこれだけ。
1ラウンド目で腰が引けてしまえば、それだけでアッパーを半分封じたことになる、
と思っていたら、スリヤンが来た見た勝った!!!
日本人選手トホホ。
だが、扉はむしろ近くなったかもしれない。
開きやすくなったかどうかまでは分からないけれど。
考察 ~名城~
今更詳細にレポートするのもアレなので簡単に所感のみ。
「自分のボクシングが世界の採点基準に合わないのか」という疑問(正確には不満)を
今頃になって表明するのははっきり言ってどうかと思う。
徳山の言をいかに聞くか。
リードを磨かなければならない。
そしてリードはジャブだけではない。
リードがあればボクシングが無限に拡がる。
途中で「もっと我武者羅に」という言葉があったが、
これについては最近面白い本を読んだ。
野球の野村克也と将棋の米長邦雄の著作。
単なるがむしゃら、やけくそ、開き直りには理がない、
そこに理外の理を求めなくてはならない、と。
それにしても格段にムニョス戦から比べて格段に打たれ弱くなったようだ。
アゴが脆くなったというよりも、被弾に対する心理的・精神的な予備力に
余裕がなくなってきたという方が正しいか。
濃すぎるマッチメークのツケが現れてきたのかもしれない。
それにしても真田幸村はイカンだろ。
確かにここ関西のみならず日本中で古くから愛されてきた武将ではあるが、
大坂夏の陣は壮絶な負け戦だったのに。