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Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

仏映画「アメリ Amelie」 撮影前配役テスト Teste de Elenco - O Fabuloso Destino de Amelie Poulain

2015-05-07 | 映 画
 Teste de Elenco - O Fabuloso Destino de Amelie Poulain (Legendado)

 邦題「アメリ」(仏 O Fabuloso Destino de Amelie Poulain)  キャスト (配役) テスト

 急に映画「アメリ」の音楽が聴きたくなりPCで聴き始めましたら更に映画の映像も観たくなりYouTubeで検索・・・。そしてこのTeste de Elencoをー  多分ポルトガル語で ャスト (配役)テスト のタイトルなので、撮影前の日本での「キャスト本読み」の事だと思います。
 さすがに主役アメリ役のオドレイ・トトゥすでに不器用なパリのマドモアゼルになっています・・・

 二番目の男優は食品店店主で、ちょっととろいが野菜を愛でている繊細な従業員移民系のルシアンのような弱者をいじめる人種差別主義馬鹿のコリニョン役のウルバン・カンセリエさん。後にアメリからルシアンの仇を取るために悪戯されます。
 三番目の女優は、アメリが住んでいるアパルトマンの管理人で南米で事故で亡くなった夫に嘆き悲しむマドレーヌ役のベルギー出身の女優ヨランド・モローさんです。
なお名前のマドレーヌ Madeleineは仏語でマグダラのマリア (Marie-Madeleine)のことで、嘆き悲しみ悔い改めた娼婦であの焼き菓子のマドレーヌの名の由来となっている名前です。仏語慣用句には pleurer comme une Madeleine 「さめざめと泣く」という意味があるそうです。
またこの作品でアメリの母親が自殺した人物の下敷きになり亡くなった処がノートルダム寺院です。 「ノートルダム」というのは仏語で「Notre-Dame = 我らが貴婦人」聖母マリアを意味し、フランスの守護聖人は聖母マリアなのだそうでアメリはこの寺院で完全に見放され心に傷をおい嘆き悲しみ思春期を過ごし成長していったパリジェンヌとしての意味深でフランス国らしい設定でもした。
 なおヨランド・モローさんはその後に「愛」をテーマにし世界中の新鋭監督18人による5分間の短編オムニバス映画『パリ、ジュテーム』(Paris, je t'aime 2006年)の中の一話「フランス エッフェル塔(7区) Tour Eiffel編」でも出演しています。またアメリのジャン=ピエール・ジュネ監督とも「ミックマック」(2009 仏)で料理番タンブイユ役でまた作品の中枢的な役で出演しています。
 なお蛇足ですが、
『パリ、ジュテーム』(Paris, je t'aime)では日本から「ヴィクトワール広場(2区) Place des Victoires」編で、以前山本政志監督映画「ロビンソンの庭」で一緒で尚かつ前造形大学総長で現東京芸大大学院教授の諏訪敦彦監督が、最近紹介したジュリエット・ビノシュ主演で撮っています。













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