コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

和田 寿老神の湯 和田の大湯 伊東最古の源泉湯 漂泊の俳人 山頭火も入浴した

2012-12-18 | 紀 行&散策
 寒くなり温泉が懐かしくなりUPしてみましたー。 夏の終わり長月中旬、最後の日光浴しに伊豆に行きました。そこでここ伊東で最古の源泉の湯が楽しめる「和田寿老神の湯」(伊東 和田湯会館)に浸かって来ました。本当は下記にあります昭和初期の建築様式をそのまま残す木造3階建の温泉旅館『東海館』の湯に浸かる予定でしたが定休日でダメで、ーではと思い伊東温泉 湯めぐり七福神「和田寿老神の湯」の銭湯に行った次第です・・・。
 「和田寿老神の湯」は江戸時代、将軍に献上されたという伊東最古の源泉を引き、そのやわらかいお湯は、長寿の湯とも言われその名称の元になっているようです。

     
 さて名称の「和田寿老神の湯」は「和田寿老の湯」とも書かれています。銭湯玄関には「和田寿老の湯」、伊東観光マップ等では「和田寿老の湯」となっています。どっちでもいいのですがなんとなく「和田寿老の湯」の方が神通効用がありそうでこっちのほうが好きですがー。
 しかしその神通効用効果即現れました。なんと予定を変更し即入った銭湯、この6月紀伊國屋サザンシアターで観た劇団民藝の「うしろ姿のしぐれてゆくか」漂泊の俳人 種田山頭火 の主人公 自由、酒、湯と放浪を愛した俳人山頭火も入った温泉でした。なんと偶然な奇縁かなと不思議に思いました。


    湯の町通りぬける春風
 山頭火は和田湯から数軒先の「伊東屋」に1936年(昭和11年)年4月17日から三泊この伊東に滞在し和田湯に入浴していそうです。今では山頭火が滞在し入浴した事を記念し、4月中旬に「山頭火まつり」が開催されているそうです。
 でも暖かな伊豆地方の4月17日、旧暦でもないのにこの時期に桜が咲いていたというもも不思議でありますが・・・。その当時は今と違って暖冬でないので普通なのでしょうがー?

         
 無色透明無味無臭の湯が湯船の底からコンコンと湧き出てそのまま溢れ出ています。もちろん正真正銘の源泉掛け流しの銭湯温泉です。実はこの建物は新しく建てたもので、以前はこの写真の前の道路を渡った奥(写真の手前)にあったそうです。山頭火もここではなく古い方の湯船ですが、お湯は同じなので良しとしましょう。
 なお、この建物の左側の道路銀座あんじん通りではなお更に神通力パワーが炸裂!! この商店街では家の最寄り駅 丸ノ内線新中野が舞台小説の浅田次郎原作の映画「地下鉄に乗って」の撮影が行われ、昭和30年代の新中野駅商店街シーンが再現されたそうです・・・。後から知り驚きの一言でしたー。ですのでこのあんじん通りは散策し忘れてしまっています。又伊東にお魚を食べに行った時にもゆっくり散策したいと思います。

            
 「江戸幕府将軍献上の湯 大名方入湯 伊東最古の歴史を誇る和田の大湯」と書かれた銀座あんじん通りに面する共同浴場。「地下鉄に乗って」の撮影この通りです。
下記の鍋横大通り商店青年部長さんの記事参考にして下さい。

       
 今年最後の日焼けの後、この「東海館」の銭湯と予定していましたが残念ながらお休みでー。
 この「東海館」は伊東温泉を流れる松川河畔にある大正末期から昭和初期の温泉情緒をいまに残し、そして昭和初期の建築様式の温泉旅館当時のそのまま残す木造3階建の温泉旅館群の一つだそうです。旅館は昭和3年(1928)に創業、昭和13年頃(1938)、昭和24年頃(1949)に望楼の増築など、幾度かの増改築を行いながら旅館業を営んでいましたが、平成9年(1997)、70年近く続いた旅館の長い歴史に幕を下ろし、今では平成13年(2001)伊東市指定文化財に指定され、尚且つ伊東温泉観光・文化施設『東海館』として開館されたそうです。宿泊出来ます!! 次回はこの「東海館」に宿泊し温泉に入ろうと思います・・・。 否、自分には、伊東といえば ハ・ト・ヤ かな・・・?
 なおこの「東海館」今年公開された映画「テルマエ・ロマエ」で表玄関が撮影に使われたそうです。
                         伊東温泉観光・文化施設『東海館』

和田寿老人の湯(伊東 和田湯会館) 伊豆・箱根の日帰り温泉

種田山頭火 Wikipedia

山頭火句碑建立除幕式

種田山頭火まつり

「旅日記」種田山頭火 青空文庫 中段に4月17、18,19日の日記がー

うたのすけの日常 山頭火の日記を読む その219 4月17、18,19日の日記

「うしろ姿のしぐれてゆくか」漂泊の俳人 種田山頭火 劇団民藝公演

「うしろ姿のしぐれてゆくか」漂泊の俳人 種田山頭火 紀伊國屋サザンシアター

昭和39年新中野鍋屋横丁浅田次郎の「メトロに乗って」 鍋横大通り商店青年部長 体験談







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