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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2022-06-09 09:50:48 | コンサート情報



<コンサート情報>



~田部京子と藤岡幸夫指揮関西フィルによるシューベルト@ピアノ協奏曲(吉松 隆編)~

シューベルト(吉松 隆編):シューベルト@ピアノ協奏曲<関西初演>
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 op.98

ピアノ:田部京子

指揮&お話:藤岡幸夫

管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

会場:住友生命いずみホール

日時:2022年8月11日(木/祝) 午後3時

 今回、関西初演となる「シューベルト(吉松 隆編):シューベルト@ピアノ協奏曲」は、シューベルトのピアノ・ソナタ第21番を基に吉松隆がピアノ協奏曲に編曲した作品。この編曲については次のような秘話がある。作曲家の吉松隆は、ピアニストの田部京子が弾くシューベルト最後のピアノ・ソナタ「第21番 変ロ長調D.960」に深い感銘を受けた。それがきっかけで吉松の自作のピアノ独奏のための小品集「プレイアデス舞曲集」が田部の演奏により録音された。同じころ、指揮者の藤岡幸夫は吉松のオーケストラ作品を指揮してCD録音をしていた。そこで吉松は「シューベルトのピアノ・ソナタ第21番をピアノ協奏曲にしたらどうだろう」と考えた。そして、それを「田部京子と藤岡幸夫の二人に演奏してもらったらどうだろう」と思いつく。この作品は2000年の春に完成したが、そのまま日の目をみることなく放置されていた。ところがコロナ禍という特殊な今の環境が、原作に手を加えるという作業を可能とした結果、2022年、完成から二十数年の時を経てようやく初演を迎えることになったのである。当然、演奏するのはピアノの田部京子と指揮の藤岡幸夫の二人と関西フィルハーモニー管弦楽団。
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