寒いですね。空は晴れても風が冷たい。気温が低い。空は晴れても心は闇だと、間違いやすい「 月が晴れても心は闇だ 」 は、泉 鏡花の『婦系図』の名文句です。読んだことのない人も、昔はみんな知っていました。子供の私も知っていました。いえ、私は明治生まれではありませんよ。それより、ず~~~~~っと後ですから。
お蔦 いい、月だわね。
早瀬 そうかい。
お蔦 御覧なさいな、この景色を。
早瀬 ああ、成程。
お蔦 可厭(いや)だ、はじめて気が付いたように、貴方、どうかしているんだわ。
早瀬 どうかもしていようよ。月は晴れても心は暗闇(やみ)だ。
お蔦 ええ、そりゃ、世間も暗闇でも構いませんわ。どうせ日蔭の身体(からだ)ですもの。
と、これはその一部を取ったものです(「青空文庫」より)。
で、月は晴れてこの夕方はこの通りです。今日は旧暦で十二月十四日です。満月のちょっと前ですね。
夕方にもなれば、さらに空気が冷たくなって、ゆっくり月を鑑賞する気にもなりません。撮ったらすぐに部屋に引き返しました。気の毒なお月さん。
ブログ友達の ぎゅうちゃんさん が甘酒を作ったというので、私も刺激されてしばらくぶりに作りました。
お粥を炊いて、麹を入れてから60℃に保ち、つまり蓋を開けて布巾を被せたまま、およそ10時間。できました。お粥の色がやや黄色っぽくなります。
さっそく味わいました。あ~、うまい。甘すぎず、かと言って薄すぎずちょうど良い塩梅です。体があたたまります。
ちょっと長い時間かかりますから、ご飯を炊かない頃合のタイミングを見計らって作るわけです。もっとも、その時にはご飯でなくて、パンにすれば関係ないですが。
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昔は 楽しみでした
昨年湯島天神訪れ思い出しました
たぶん文言のほうでしょうね。