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月は晴れても

2015年02月02日 | Weblog


寒いですね。空は晴れても風が冷たい。気温が低い。空は晴れても心は闇だと、間違いやすい「 月が晴れても心は闇だ 」 は、泉 鏡花の『婦系図』の名文句です。読んだことのない人も、昔はみんな知っていました。子供の私も知っていました。いえ、私は明治生まれではありませんよ。それより、ず~~~~~っと後ですから。

 お蔦 いい、月だわね。
 早瀬 そうかい。
 お蔦 御覧なさいな、この景色を。
 早瀬 ああ、成程。
 お蔦 可厭(いや)だ、はじめて気が付いたように、貴方、どうかしているんだわ。
 早瀬 どうかもしていようよ。月は晴れても心は暗闇(やみ)だ。
 お蔦 ええ、そりゃ、世間も暗闇でも構いませんわ。どうせ日蔭の身体(からだ)ですもの。

                
と、これはその一部を取ったものです(「青空文庫」より)。

  

で、月は晴れてこの夕方はこの通りです。今日は旧暦で十二月十四日です。満月のちょっと前ですね。

夕方にもなれば、さらに空気が冷たくなって、ゆっくり月を鑑賞する気にもなりません。撮ったらすぐに部屋に引き返しました。気の毒なお月さん。

 

ブログ友達の ぎゅうちゃんさん が甘酒を作ったというので、私も刺激されてしばらくぶりに作りました。

 

お粥を炊いて、麹を入れてから60℃に保ち、つまり蓋を開けて布巾を被せたまま、およそ10時間。できました。お粥の色がやや黄色っぽくなります。

 

さっそく味わいました。あ~、うまい。甘すぎず、かと言って薄すぎずちょうど良い塩梅です。体があたたまります。

ちょっと長い時間かかりますから、ご飯を炊かない頃合のタイミングを見計らって作るわけです。もっとも、その時にはご飯でなくて、パンにすれば関係ないですが。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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甘酒 (hibochan)
2015-02-03 07:43:30
おばあちゃんの得意技でした
昔は 楽しみでした
昨年湯島天神訪れ思い出しました
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hibohanさん (spa)
2015-02-03 17:18:23
婦系図の文言がですか?それとも甘酒造りですか?
たぶん文言のほうでしょうね。

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