コードレス・ヘッドホン

2005年06月05日 | Weblog
今まで1,000人もの人がいる中で仕事をしてきたが、昨年の3月末に退職して家で野良仕事をすることになってから、たったの一人で作業する毎日だ。黙々とやっていたが、やはりこの三十数年間も多人数を相手にしていた毎日であったのが急に一人となると、ややもするとどうかする。

家族は日頃は90歳の母と家内の3人暮らしだが、家内は平日は出勤してしまうし、もちろん母は一緒には野良仕事はできないから、一人でやっている。それで、せめてラジオでも聞きながらやってみようと思って、古いラジカセを持ち出した。しかし、すぐにこりゃあまりよくないということが分かった。それは、第一にいつも聞きたいような内容をやっているとは限らない。次に、いつも同じ箇所で作業をしているのなら良いが、あちこち移動をする。遠く離れると聞こえなくなる。遠く離れたっきりの時もある。

次に、ラジカセでCDを聞くことにした。しかし、これはすぐに挫折した。まず、電池の消耗が激しい。出費がたいへんだけど、それ以上に気がかりなのは、使い古しの電池がどんどんたまっていくことだ。これは気になる。それから、泥の付いた手でCDをいじくらなければならない。

これも駄目だと分かった。次はウォークマンだ。しかしこれは使う前から止しにした。コードが付いているものは、作業には向かない。それに耳からもイヤホンがはずれる。

さて、息詰まってしまった。しばらく考えたが、思いついたことは、コードレスのヘッドフォンだ。こんなものあるだろうか。それで、電気屋に行って探した。店員にスピーカー付のウォークマンのようものはあるかと聞くと、あることはあるが、音は悪い。おおきな音は出せない。電池の消耗はイヤホンで聞くより激しいというので、むなしく帰ってきた。

ここまで来たのなら、もう少しやってみようかということで思いついたのが、ホームページのQ&Aだ。Gooの「教えて」に質問してみると、さっそく一つ紹介してくれた人がいた。有名なメーカーの品物ではないが、耳にあてるところに、メモリーと充電可能のリチウム電池の入ったものだ。

それはパソコンから入力する。WINDOWSのメディア・プレーヤーから、CDをヘッドホンに取り込むように操作すれば出来る。CD一枚をおよそ5,6分くらいでダビングできるだろうか。MP3方式だ。私のは356Mbのメモリーだが、約5枚のCDをヘットホンに入れられる。コードはもちろん無いので、作業が楽だ。

それからずっと一月くらい使っている。いちどパソコンがヘッドホンのドライブをよみ取らなくなったことがあったが、しばらくすると治った。一つ欠点がある。それは、パソコンの電源を入れた時点でヘッドホンをつないでおくと、WINDOWSが立ち上がらない。それは注意しなくてはならない。

電池は、USBを利用で充電する。パソコンの電源を切ると、充電はストップする。これで、しばらくは孤独な気持ちをそらしてもらえる。よく充電してあれば、CD5枚は通しで聞いてもまだ余裕はあるから大丈夫だ。パソコンのUSBから充電しているが、パソコンからでなく充電する装置も別売であるそうだ。

せっかくだからサイトを書いておこう。

http://www.thanko.jp/butterfly2.html







最新の画像もっと見る

コメントを投稿