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年々歳々花同じからず

2005年05月09日 | Weblog

作物の育つのは早い。油断すると時期を失する。収穫など種から芽がでて
しまうこともある。また、蒔き時にも油断したらたいへん。作物はものを
言わないので、飢えているのか、あるいは食べ過ぎているのか、作ってい
る者にはさっぱり分からない。分からないから勉強するしかない。

あたりまえのことだが、野菜はそれぞれ形も育ち方も取り入れ方も違う。
その体に合ったように追肥をし、手を立て、棚をつくらなければならない。
棚と言えば、昨年と同じようにゴーヤの種の棚を作った。昨年は竹だけで
作ったら、工夫しても互いの棒が縛ったところから滑ってしまって、ずれ
てしまう。結局は台風にやられて、斜めにゆがんでしまった。それで、今
年は竹は天井の部分だけに使用し、あとは木を使った。これでもだめなら
もうしかたない。これ以上のものは作りたくない。台風でやられたら、も
う食わないこととする。






始まりだ

2005年05月09日 | Weblog


「五風十雨」という言葉がある。何でも中国の言葉らしいのだが、五日に一
度風が吹き、十日に一度雨が降るということで、 天気が順調で、農業に都合
がよいことから発して、 世の中が安泰であることを意味すると言う。どれだ
けやれるか不安だが、とにかくこのblogというものを始めてみることにした。
五風十雨になれば良いと思う。

さて、退職してから再就職せずに家にいることにしてから、もう少しで1年に
なる。再就職をしなかった理由はいくつかある。自分でもはっきり自覚してい
ない理由もあると思うが、それは除いて整理してみた。

 1 年老いた母の面倒をみる。いったん就職してしまうと、母をひとり家
   においておかなければならないので、不安である。
 2 少しばかりある家の周りの土地の管理をしなければならない。
 3 自分で気に入った職場を選べなかったら、人生の残された時間を犠牲
   にしなければならないということになる。就職してからでなければ仕
   事の中身あるいは自分に合った環境であるか分からない
 4 同じ種類の仕事は、もうしたくない。
 5 現役の最後がよかったので、その思いをいつまでも持ち続けていたい
   し、人間相手の仕事は、へたをするととんでもない失態を生じさせる
   ことにもなりかねない。そういうことにしたくない。
 6 時間に縛られる生活から解放されてみたい。天気の時には日向ぼっこ
   が出来るような日々を送りたい。

こういったことなどが、思いついた。これは、再就職しないという条件の理
由であるが、それとは別に負の気持ちとなる要因もある。それは

 1 同僚が周りにいなくなり、何となく寂しい。現役時代は、仕事の合間
   に自分の机の周りにいる同僚たちと雑談するのは楽しかった。
 2 こんなに仕事(現役時代と同様の仕事の意味)をしなくてよいのだろ
   うかという不安に襲われることがある。
 3 家内は、大丈夫と言うが、生活費は大丈夫なのだろうか。年金ももら
   っていないのに。
 4 これからの仕事は肉体労働だが、体力は大丈夫だろうか。もっとも、
   ダメなら止めればよいのだが。
 5 トラクターの購入、その他こまごまと出費があったが、これらはすべ
   て金銭的にはペイしない。つまり、それによっての収入があるわけで
   はなく、ただの出しっぱなしである。投資のみで、金銭の利益は得ら
   れないが、かまわないのか。
    言い訳①:ギャンブルのような道楽があるわけでもないのだから
         まあ、少しはいいじゃないか。かえって、健康的な道楽
         と考えれば良いではないか。
    言い訳②:何か新しいことを始めるのだから、出費ゼロというこ
         とは無いだろう。しかたないのではないか。
    言い訳③:あの世にお金を持って行けるわけではないのだから、
         そうケチケチすることもないじゃないか。戦中生まれ
         戦後育ちの悲しい癖だね。
 6 今までは、勉強したことは発表の場があり、勉強のし甲斐があったが、
   それが無くなったので、空(から)勉強のような感じがして、何とな
   く空気を殴るような感じがする。

    
のような自覚症状が感じられる。が、まあこれが私の生きている状態の一部
だ。そんなこんなの毎日を送っている。それで、百姓ごとを始めたわけだか
ら、遊びとしてブログを作りそこに記録(と言っても私のやることだから、
かなりいいかげんなものになるだろうけど)して行こうと思う。