初心者のクラシック

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歌曲「リュートに寄せて」 

2009年08月11日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:歌曲「リュートに寄せて」です。

タイトルにある「リュート」は楽器の事で、例によってgoo辞書によると「アラビアのウードに由来し、中世から16、7世紀にかけてヨーロッパで広く用いられた撥弦(はつげん)楽器。洋梨形の共鳴胴とフレットをもつ棹(さお)からなり、二本一組みに張られた多数の弦をもつ。 」だそうですが・・・、

「Google検索」をしてみると、写真もあって、ギターみたいな、琵琶(びわ)みたいな、そんな感じのいわゆる「古楽器」ですね。

そしてこの曲、実際にリュートが演奏されることはないのですが、ピアノ伴奏に歌がつくシンプルなつくりですが、歌詞の内容も曲調もかわいらしい感じに出来ている曲だと思います。



 ポロン♪ポロン♪と、かわいらしい小刻みなピアノのリズムにつづいて、
 やさしく弾むような歌声が「小さなリュートよ、僕が教えた言葉をこっそりとささやけ」と歌います。
 そして、「やわらかい月の光のようにその言葉をぼくの女あるじにつたえよ!」
 と、はにかむように歌います。
 
 最初のリズムに戻ると、今度は「美しい人の窓には、さびしそうなあかりがともっている」と続け、
 最後は、ひっそりと小声で、「小さなリュートよ、声をひそめて、あの人だけに聞こえるように、他の奴には聞かれないように!」
 と、かわいらしくしめくくります。


 可愛らしいピアノのリズムにひっそりと、そしてふわっとした感じで流れる曲がなんとも、チャーミングな一曲です。
歌の中の「ボク」はリュートに一体何を言わせたんでしょうか?
男の子が大人の女性にあこがれて、ひそかな思いをこっそりリュートに託したような、ほっこりした感じのやさしい曲です。

ちなみに歌詞の内容は下の≪オススメCD≫の歌詞の内容を引用しています。

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シューベルトの歌曲集です
シューベルト:歌曲集
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★


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「ボク」は誰の事が好きなのかな~?


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