4月13日(木)。今日はKさんと「不屈」で大浦湾に出た。他には「美ら海」「平和丸」「ブルーの船」「ポセイドン」。カヌーは9艇だった。
キャンプ・シュワブのヤニバマからクバマにかけての海岸部でも、護岸工を施工するための進入道路工事が進んでいる。(この問題については、詳しく書く時間がないので、明日、まとめよう。)
「不屈」は最初、弾薬庫下でアンカーを下ろして監視をしていたのだが、無線ですぐに来てくれとの連絡が入った。慌てて航路入口に向かう。
航路入口では、進入防止のフロートの内側に汚濁防止膜のフロートを張ろうとする作業船に抗議し、6艇のカヌーが中に突入したばかりだった。強い南の風で、従来からの進入防止のフロートが大きく北側に流れ、汚濁防止膜を張ることができない。そのため、作業船が必死にフロートを南側に押しだそうとしている。5隻の抗議船は、それを阻止するためにフロートを内側に押し返した。
海保のボートがあわててやってきた。そして抗議船に乗り込み、フロートから引き離して沖合に連れていく。
(強い南の風に抗して、フロートを南に押しだそうとする作業船。こんな強い南風の日には、そもそも無理な作業だ。)
(先日、張られたフロートは、大きくてそのまま乗ることができる。)
(過酷な水中での作業を強いられる作業員)
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辺野古崎近くの作業ヤードでは、消波ブロック(テトラポッド)が造られている。まもなく始まるK9護岸のためのものだ。
また、辺野古崎の作業ヤードには、根固用袋材(栗石を入れた網袋)が大量に積まれている。辺野古崎から北の海岸に沿って予定されている工事用仮設道路②のためのものだろう。
12日からは県と名護市による海中部の文化財調査が始まった。しかし、そのすぐ向こうでは、工事が着々と進んでおり、せき立てられるような慌ただしい調査だ。広い海に、たった3人のダイバーと1隻の船だけで、十分な調査ができるのだろうか?