チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

「安部・おばあ達の会」で「土砂投入の現状とこれからの課題」について講演。 // 規則・条例に違反して搬送された土砂を陸揚することは許されない!

2018年12月16日 | 沖縄日記・辺野古

 12月16日(日)朝、沖縄市の小学校で孫娘の学芸会を見た後、大急ぎで辺野古へ。

 午後、瀬嵩の市役所久志支所で「オスプレイNo・大浦湾の自然を守るおばあ達の会」主催の「安部オスプレイ墜落2周年『忌年』講演会」が開かれた。最初の「貝と言葉のミュージアム」の名和純さんの「沖縄島・真砂の渚のゆりあげ貝」という講演が、瀬嵩の前浜のゆりあげ貝(打上げ貝)の不思議を詩的な物語風に説明したもので、実に興味深いものだった。その後、吉川秀樹さんの「ジュゴン訴訟と今後の見通し」の講演に続いて、私が「辺野古新基地建設事業の現状と今後の課題」について話しをさせてもらった。

 

 

 今日の私の話は、「土砂が投入されたからといって諦めることはない、今後、軟弱地盤の問題や土砂条例等により、知事が毅然と対応すれば、新基地建設はいずれ頓挫する」というもの。そのためにも、県民が決して屈せず、辺野古に結集しようと訴えた。

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 集会の始まる前、大浦湾を見下ろす灯台跡の丘に登った。雲一つない好天で、海は真っ青に輝やいている。日曜日で工事はないが、埋立用の土砂を積んだ台船が待機している。明日以降、また土砂を陸揚げし、埋立が再開されるのだろう。また、熾烈な日々が続く。

 

  下のガット船は、第136伊勢丸。目取真俊さんのブログ「海鳴りの島」によれば、昨日、このガット船の土砂が陸揚げのための台船に移されたようだ。

 しかし、目取真さんも書いているように、これは2重の意味で違法行為である。12月3日に琉球セメントの桟橋から第136伊勢丸に土砂が積み込まれた。しかし、公共用財産管理規則に基づく桟橋設置の工事完了届がないまま積込み作業が行なわれたことから、県は作業中止を指示した。琉球セメントが大慌て工事完了届を提出したのは5日である。したがって、3日の第136伊勢丸への土砂積込作業は違法であり、いったん元に戻すべきである。土砂をシュワブまで搬送し、陸揚げすることは許されない。

 また、12月3日に第136伊勢丸積み込まれた土砂は、桟橋基部の敷地内に大量に堆積されたものだった。沖縄県では赤土等流出防止条例で1000㎡以上の土地の形質変更は45日以前に知事に届出をしなければならないが、琉球セメントはその届出を出さないまま土砂を堆積した。これは罰則規定まであるとんでもない違反行為であり、当然、いったん元に戻す必要がある。その土砂を陸揚げするなど論外である。

 

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