6年前の今日、2016年7月22日は私たちにとって忘れられない日です。北部訓練場でヘリパッド造成工事を強行するために、全国・県内から約1000名もの機動隊が動員され、凄まじい弾圧と暴力の中で、住民の座込みテントや車両が強制撤去されたのです。
この問題をとことん追求しようと、私たちは機動隊を派遣した6都府県の仲間たちに呼びかけたところ、沖縄を含め7県で住民監査請求が取り組まれ、沖縄・東京・愛知・福岡では住民訴訟が争われました。
東京、愛知の訴訟は現在、最高裁で係争中です。東京では高裁で敗訴したため住民側が最高裁に上告していますが、名古屋高裁では、住民側が逆転勝訴し、愛知県が上告しています。警察を相手にした訴訟で住民側が勝訴したのですから、画期的なことです。
沖縄の訴訟は、8月31日に高裁判決が出されます。
こうした状況の中で、明日(7月23日・土)、東京・愛知・沖縄の訴訟の現状と課題を検討しようということで3地区をつないだシンポジウムが開催されます。それぞれの会場をウェブでつないだハイブリッド型式のシンポジウムです。
基調講演は、足立昌勝関東学院大学名誉教授。「人民の権利を擁護するために警察権力の行き過ぎを監視し、批判を続けられている刑法学者です。足立先生の講演を軸に、東京・愛知・沖縄がそれぞれの訴訟を報告し、討議していきます。
沖縄会場は、那覇・古島の教育福祉会館3F大ホール。宮城アキノさんや、高江・ヘリパッドいらない住民の会の方も、那覇の会場に来られて報告されます。
23日は他にも集会が重なっていますが、是非、教育福祉会館においでください。