チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<3月16日の辺野古>9時間に及ぶカヌー隊の大浦湾での奮闘---コンクリートブロック投下に抗議し、繰り返しフロート内に突入

2017年03月16日 | 沖縄日記・辺野古

 3月16日(木)、早朝から辺野古へ。ミーティングの後、午前8時前にSさんと「平和丸」で海に出た。他には「美ら海」「ブルーの船」 、カヌーは15艇だった。

 結局、今日の海上行動は、カヌー隊が作業に抗議して再三、フロート内に突入したので、そのサポートのため、汀間漁港に戻ったのは午後5時を過ぎていた。9時間ほども船に揺られ続け、さすがに疲れた。以下、今日の海上行動の報告。

 朝、「平和丸」は先ず弾薬庫下に行き、台船やクレーン船の動きを監視した。手前の台船にはコンクリートブロックが積まれている。「JK」と書かれているものは海上作業ヤードの西側に設置するものだ。しばらくすると汚濁防止膜の積み替えが始まった。

 

 汚濁防止膜に空気が入れられ、海に吊り降ろされていく。白い部分は海中に垂れ下げるカーテンをまるめたものだろう。

 その後、航路入口へ向かった。フロートの開閉口では、カヌーメンバーが作業船に抗議して頑張っている。海保のボートが規制に入るが、Yさんたちは作業船にしがみついて離れない。

 カヌー隊は、午前中、2回にわたって作業に抗議してフロート内に突入した。海保にすぐに拘束され、平島まで連れて行かれる。「平和丸」はその都度、彼らのカヌーを海保から受け取り、平島まで運んだ。

 弾薬庫まで戻り、船の上で昼食をとる。その時、無線で「翁長知事が埋立承認を撤回した」という知らせが入った。「おお、やった!」と喜んだが、すぐに同乗していたマスコミ関係者が、「誤報とのことです」と教えてくれた。防衛局が昨日、岩礁破砕許可の更新をしないと通知してきたことに対し、翁長知事が今朝の記者会見で「工事の差し止め訴訟を含む法的措置を検討する」と言ったらしいが、この問題についてはまた明日のブログで意見を書こう。

 午後3時半頃、今日の海上行動の終了を決める。ところが、汀間漁港に引き返している途中、クレーン台船が航路入口に向かってきた。船上では、作業員たちがクレーンのフックにコンクリートブロックを取付けている。慌てて無線で皆に連絡し、Uターンする。

 クレーン船は航路入口のフロートのすぐ近くまで来た。態勢を立て直したカヌー隊がフロートを超えて中に突入する。数艇のカヌーはかなりクレーン船まで近づいたが、やはり全員が海保に拘束されてしまった。海保の海猿たちは、ボートからそのままカヌーの上に飛び降りるなど、相変わらず乱暴な規制だ。それでもカヌー隊の奮闘で作業は大幅に遅れている。

 右側の海猿は、この後、そのままカヌーの上に飛び降りた。

 海猿の暴力を受けるカヌーメンバー

 拘束したカヌー隊メンバーらを乗せた海保のボートが沖合に出ていく。まだ潮が大きく引いているので、うねりの大きい外洋をまわって辺野古に向かうのだ。

 カヌー隊が全員拘束された後、コンクリートブロックが投下された。

 カヌーを海保から回収。向こうではコンクリートブロックが投下されている。

 防衛局のタグボートが白煙や黒煙を吐き出している。エンジンの整備不良だが、海保は注意しようともしない。

 

 汀間漁港に戻ったのは午後5時頃。陸揚げして船を片付け、辺野古のテントに戻るともう午後6時前。長い一日だった。

 

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