チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

魂魄の塔前にあふれるダンプトラック --- さらに熊野鉱山の開発が始まればいったいどうなるのか! /// 今日は熊野鉱山で屋良朝博さんたちの案内 /// 東京、京都、ニューヨークでもハンスト連帯集会

2021年02月27日 | 沖縄日記・辺野古

 2月27日(土)は具志堅隆松さんと一緒に、屋良朝博衆議院議員、金城徹オール沖縄会議共同代表、喜友名智子県議らを、「魂魄の塔」横の熊野鉱山に案内した。

 集合場所の「魂魄の塔」に来て驚いた。すぐ前の広場に5台のダンプトラックが停まっているのだ。荒崎海岸の束里鉱山に行くダンプがここで待機しているようだ。この場所は米須霊園の中心地で、広場も県の所有地だ。魂魄の塔だけではなく、島根の塔、讃岐の塔、ひろしまの塔など、多くの慰霊塔に囲まれている。県は、米須霊域の県所有地の広場や道路での、ダンプトラックの通行・駐車を禁止すべきだ。

 熊野鉱山の開発業者は、土砂の搬出ルートに苦慮しており、この広場がダンプの通行路になることも検討している。今でもこんな状態だから、熊野鉱山の開発が始まれば米須霊域の雰囲気はもう台無しになってしまうだろう。

 

 シーガーアブの奥の壕にも入ってみた。開発業者の森林伐採届にはこの奥の壕も含まれていることから、業者は当初、この奥の壕は取り壊す予定だったのだ。最近の報道では、奥の壕は残すと言っているようだが、壕は開発予定地の下まで延びている可能性もある。鉱山の開発が始まれば、この壕は破壊されてしまうおそれがある。

 壕の中には、兵士たちの軍靴、手りゅう弾の破片、地下足袋のハゼ、陶器などが残されていた。具志堅さんは、「これも遺骨ですね」と言って、すぐに小片を示した。遺骨は驚くほど簡単に見つかるのだ。

 手前の壕は、「有川中将以下将兵自決の壕」と言われているが、シーガーアブには住民たちも避難していた。「シーガーアブには7家族ぐらい入っていた。そこに避難していた家族は米軍の再三の呼びかけにも出てこないため、石油を流し込んで燃やしていた」という住民の証言もある(『米須字誌』)。きちんと調査すれば、多くの遺骨が見つかるにちがいない。

 今日も具志堅さんは、3月1日からのハンストに向けた思いを説明された。具志堅さんのハンストに連帯して、東京、京都、そしてニューヨークでも取組が予定されている。具志堅さんの決意は、大きな反響を呼んでいるのだ。

 

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