チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

県民会議の沖縄県交渉に参加。知事、防衛局に対して汚濁防止膜・コンクリートブロックの設置作業の中止を指示!

2017年03月28日 | 沖縄日記・辺野古

 3月28日(火)、基地の県内移設に反対する県民会議の沖縄県交渉に参加した。今日の交渉では、この間、防衛局が強行している汚濁防止膜設置とコンクリートブロック投下をただちに中止させるようにと強く申入れた。

 池田統括官に要請書を手交する。県からは、他に金城辺野古新基地問題対策課長、永山海岸防災課長、城間水産課副参事らが出席した。

      (防衛局の工事の状況等について説明する交渉団)

 知事は、3月16日、「工事差止訴訟の検討も含め、あらゆる法的手段を駆使して厳正に対応していく」と表明した。今日の交渉ではまず、その具体的な内容についての説明を求めた。そして、現在強行されている汚濁防止膜設置やコンクリートブロック投下の問題、4月1日以降の工事監視態勢、ボーリング調査の問題点、鉄棒の付いた危険なフロート等について追求していった。

 特に我々が指摘したのは、岩礁破砕許可手続を定めた県の漁業調整規則等を取り締まるために、県には特別司法警察職員である漁業監督吏員がいるということだ。漁業監督吏員は、立入検査、逮捕、送検等の権限を持っている。防衛局が、岩礁破砕許可手続を無視する違法行為を続ければ、漁業監督吏員が特別司法警察職員として毅然とした措置をとるべきだと強く要求した。

 交渉は正午前に終り、その後、辺野古に向かった。名護からの帰り道、ラジオで、知事が防衛局に対して汚濁防止膜及びコンクリートブロックの設置作業を中止するよう指示したということを知った。

 防衛局は、今年に入ってからの県の再三の指示に対して、誠実な対応をしてこなかった。このブログでも再三、指摘してきたように、2014年8月28日の岩礁破砕許可には、「知事が別途指示する場合はその指示に従うこと」、「知事が---説明を求めた場合は遅滞なく資料を提供すること」等の条件が付けられている。今回の知事の中止指示は、この条件に基づいたものだ。

 さらに、現在の許可が切れる4月1日以降は、岩礁破砕行為を行うためには知事の許可が必要であとして、「必要な指導を行っていく」と強調している。

 夕刻、知事の文書を入手したが、我々が指摘してきた問題も、随所に組み入れられていた。下に、今日の知事の防衛局長宛の文書を添付する。

 午後、辺野古に着いてすぐに、瀬嵩の灯台跡に登って作業の様子を確認した。瀬嵩のすぐ近くの海上作業ヤード付近では、フロートの外側にオイルフェンスが張り巡らされ、カヌーや船による抗議行動に備える作業が始まっている。午前中にも、クレーン船から何らかの資材が投下されたという。明日にでも、この付近でコンクリートブロックの投下が始まりそうだ。

 海底ボーリング調査のためのスパッド台船は2基に増えている。

 カヌー隊は、今日も何度もフロート内に突入し、防衛局の工事強行に抗議を続けている。

 キャンプ・シュワブのレジャービーチでも、作業が始まっている。クレーンでパネルの設置作業を行っているようだ。

  

 

 

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