ヒマワリの葉の上にいるカマキリの赤ちゃん
むかし病弱で学校を休みがちだった妹は、布団の中で折り紙のカマキリを折ってはふすまを隔てた隣部屋の私にくれてたっけ。
鎌を振り上げた姿は複雑な折り方でむずかしいのに
大きいのやら小さいのやらをたくさん折っていた。
あれから数十年、いまでもカマキリは折れるよと妹は言った。
酸っぱくなった私のぬか床なので玉子の殻を入れてみたが全然効き目なし。
で、「ぬかみそからし」を入れたら即効でした。かき混ぜる時は辛子が目にしみますがね。
赤いのは地元のパプリカです。
ふすまごしの妹とのやりとりってのに、ちょっと反応しちゃいました。
実はこう見えて「私は病弱だった」という経歴があります。
信じる信じないはあなた次第。
で、若草物語でも有名な「猩紅熱」ってのにもなりまして、自宅の一室で臥せっておったことがあります。
そのときに妹が
「おねーちゃん。これ。見て。」
ってふすまの間からスルスルと宝物のシールを見せてくれたんですよ。
そしたら、母親があとで、
「おねえちゃんの病気がついてるから」
と言って、破って捨てたという気の毒な話が・・・。
それから、ふすまごしには何も送られてこなくなりました・・・。シクシク。
まさに同じ風景です。細く開けた襖の間から「姉ちゃん、これ」と言ってカマキリを渡してたのね。
意識不明で救急車で運ばれた時は本当に悲しかったわ
それが結婚出産がきっかけに元気になったからね。金さんの病弱だったことも信じますって。市民マラソン大会の話楽しみにしてます