goo blog サービス終了のお知らせ 

いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

偽医師(免許もないのに応募)事件

2010年05月11日 07時31分30秒 | 時事問題(こムツカシイ話題)
誰もが「ブラック・ジャック」を連想しただろうが、BJは「私は医師免許を持たないのだが、それでもいいかね?」と患者に念を押す点が違う。

私が思い出したのは、この作品!医師になり済ました若者の話。

簡単に言えば高校卒業後、歌舞伎町で働いていた主人公が、東京から離れた島に行き、島唯一の診療所で、医師の下働きをする。
はじめはレントゲン撮影の手伝いだったのが、次第に医師のまねごと、例えば盲腸の手術などを覚えていく。
島民たちは、無免許だってことを知っているが、医師が足りないので仕方がない。

たまたま島に遊びに来た、開業医の令嬢を治療したことで「医師のふり」を始める。
そして「娘と結婚して、医院を継いでもらいたい」と父親から言われ、どんどん引っ込みがつかなくなっていく。

雲の階段 (上) (講談社文庫)
渡辺 淳一
講談社

このアイテムの詳細を見る

小説でも今回の事件のように「先生、医師免許を見せて頂きたいのですが」と勤務先で言われる。
その都度「実家に忘れてきた」「なくした」と言い逃れをするが、
「紛失したのなら、再発行してください。それまでは番号だけでいいですから」と事務長に言われてしまう。

困った彼は、先輩医師に「医師免許の番号は何番ですか?」と聞く。
そしてその番号に、「毎年、国家試験に受かる人数」を何年分か足す。
病院には番号だけ伝えて、一時的に事なきを得る。

しかし彼を医師と信じている院長に、医学博士号や、麻酔免許を取れと、次々と命じられる。
「麻酔免許は医師免許と一緒に出せば簡単に取れる」と言われて、窮地に陥る・・・。

この小説には、医師免許の話が出てくるので、予備知識があったワタシ。
今回のニセ医師事件「お粗末だなあ」と感じました。
本当に医者足りないんだなあ・・・。

*******
もう使うことはないけれど、私の教員免許証、どっかに行っちゃった。
これも再発行できるんですよ(やったことあります)。
発行してくれた人が、何と中1の時の担任(偉くなってお役人になっていた)!で久しぶりに怒られました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする