これは歌川国貞(3代目豊国・天明6~元治元・1786~1865年)
の浮世絵、「江戸名所百人美女・妻恋稲荷」だ。
制作年は安政4(1857)年とある。
妻恋稲荷は文京区湯島にある妻恋神社のことで、
板橋の王子稲荷とともに江戸の庶民に人気があったようだ。
この絵の女は浄瑠璃の師匠だろう。
この時代は、女師匠の弟子取が禁止されたりして、
結構大変だったようだ。
戯れ唄に
「廃りもの 歌や浄瑠璃 義太夫節 流行歌さへ 絶えて音なし」
とある。
この師匠も、かんざしで髪をかきながら
「暇だねえ」といっているような気がする。
の浮世絵、「江戸名所百人美女・妻恋稲荷」だ。
制作年は安政4(1857)年とある。
妻恋稲荷は文京区湯島にある妻恋神社のことで、
板橋の王子稲荷とともに江戸の庶民に人気があったようだ。
この絵の女は浄瑠璃の師匠だろう。
この時代は、女師匠の弟子取が禁止されたりして、
結構大変だったようだ。
戯れ唄に
「廃りもの 歌や浄瑠璃 義太夫節 流行歌さへ 絶えて音なし」
とある。
この師匠も、かんざしで髪をかきながら
「暇だねえ」といっているような気がする。