goo blog サービス終了のお知らせ 

西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

「長唄清和会」

2012-02-27 | 長唄を作った人たち (c) y.saionji
「長唄清和会」


今藤長十郎(3世)には娘が3人おり、姉の綾子、その娘文子と、
身内には女性が多い。

綾子は父(2世長十郎)に手ほどきを受け、
14歳から父の代稽古をするほどの才女。
5歳上の稀音家幸と相通じる境遇だ。

幸が一門の「稀音会」を主催し、演奏家としても活躍するのとは裏腹に、
綾子は古来の常として、弟子の稽古を専らとする。

長十郎は伊十郎と相談し、超党派の女流長唄演奏会を発案。
今藤からは綾子の娘文子が、芳村からは門弟の伊四邦が参加。

昭和29年(1954)、6名の会員による「長唄清和会」が発足した。
各派混合の女流演奏会などというのは、前代未聞だ。

 〓 〓 〓
tea break
photo by 和尚


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。