これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵だ。
タイトルは「御利生結ぶの縁日」薬研掘金比羅。
制作年月日は文政7(1824)年だ。
薬研掘金比羅社で神頼みをした町娘。
撥袋を小脇に抱え、傘をさして読んでいるのは稽古本のように見える。
足もとにじゃれあう2匹の犬がいるから、
祈ったのは芸の上達ではなく、恋の成就か。

タイトルは「御利生結ぶの縁日」薬研掘金比羅。
制作年月日は文政7(1824)年だ。
薬研掘金比羅社で神頼みをした町娘。
撥袋を小脇に抱え、傘をさして読んでいるのは稽古本のように見える。
足もとにじゃれあう2匹の犬がいるから、
祈ったのは芸の上達ではなく、恋の成就か。
