薄まる文化-12
長之氏自身は当時一世を風靡していた芳村伊十郎(7世)を
指向し、3世(長十郎)の感性が加味されて独自の長之カラーとなった。
伊十郎+長十郎+長之をミックスして生まれた長唄は
次第に一世を風靡するようになり、
その下にいる若者が流行りのトレンド、長之風に靡く。
そしてある期間全盛時代が続き、
肉体の変化(病気・死)、あるいは次なる名人の出現とともに色あせ終焉する。
これの繰り返しで今日来ているわけだから、原液が薄まるのは道理だ。
〓 〓 〓
tea break
photo by 和尚

長之氏自身は当時一世を風靡していた芳村伊十郎(7世)を
指向し、3世(長十郎)の感性が加味されて独自の長之カラーとなった。
伊十郎+長十郎+長之をミックスして生まれた長唄は
次第に一世を風靡するようになり、
その下にいる若者が流行りのトレンド、長之風に靡く。
そしてある期間全盛時代が続き、
肉体の変化(病気・死)、あるいは次なる名人の出現とともに色あせ終焉する。
これの繰り返しで今日来ているわけだから、原液が薄まるのは道理だ。
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photo by 和尚
