過渡期(辰巳芸者や江戸芸者の確立する前)の踊子気質を書いたものがある。
「今の踊子とよぶ者は、古への白拍子の風俗の損ねたるものなり、
妾者に似て妾者にあらず、遊女の意気ありて遊女にあらず、
其の業とする所は陰間に似たり、
風俗を伊達に作り、多くの人にもまるゝゆえ、心砕けて人の挨拶よく、
早く是に馴れ安し、まゝ遊女に超えたる者ありといえども、
皆其心おそろしき事多きなり、
己が色に泥(なずみ)たる客を誑(たら)して金銀を貰い、
我が思い入れなる陰間(男娼)を買い、終にそれと転合(ころびあい)て
小茶屋となるもあり…」
宝暦6(1756)『風俗七遊談』
これによれば、まだまだ野放しの個人営業という印象を受ける。
見かけに騙される男もあまたいたに違いない。
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photo by 和尚
「今の踊子とよぶ者は、古への白拍子の風俗の損ねたるものなり、
妾者に似て妾者にあらず、遊女の意気ありて遊女にあらず、
其の業とする所は陰間に似たり、
風俗を伊達に作り、多くの人にもまるゝゆえ、心砕けて人の挨拶よく、
早く是に馴れ安し、まゝ遊女に超えたる者ありといえども、
皆其心おそろしき事多きなり、
己が色に泥(なずみ)たる客を誑(たら)して金銀を貰い、
我が思い入れなる陰間(男娼)を買い、終にそれと転合(ころびあい)て
小茶屋となるもあり…」
宝暦6(1756)『風俗七遊談』
これによれば、まだまだ野放しの個人営業という印象を受ける。
見かけに騙される男もあまたいたに違いない。
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